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バッツの冒険記  作者: 寿限無
ウベコードから王宮へ
88/142

開拓14年目 ガハトから途中帰還

14年 バッツ32

レイナ11 ライカ10 レラ5 ラフロー5

開拓14年目

王宮での歓待のあとガハト到着は長月の26日

ウベコードの使者を追い越すわけにいかないので、少し遅くなったが妻達とのデートを楽しみたいもの

妻達の予定はミクザとエリーサは教師のまま、アンジュはバッツとガハト、ゲンルールはミドルディアでコケーコッコの飼育で農民街に行く 農機具小屋に住む


無事王宮から出られて空き貴族の家に入ったのに バッツの生家と同じ農機具小屋改装かと苦い顔だ しかも一人で勝手にいく、、、ゲンルールのわが道に障害物はない

両親が何度も”本当によろしいのですか?”と来ただけはある


トリトのワスプ邸に入ってもよかったが、ガハトとの2時間往復がもったいない

南の一軒家に二人で住む 空き家ではなかったがバッツが南に住むと言ったら代わってくれた

お礼にバナナ5房あげたら急いで食べていた 高級品ですものバナナ

農機具の移設は手伝い2日後にはバッツの家完成

これで南のごく一部と銀杏の生えている地区を残し西北の住民全退去完了

ウベコードの騎士たちは残るが他の者はトリトで開拓農地の作業員になってもらう 

「500とは書いたが480家族なのでそれぐらいの受け入れはトリトではできる」


バッツたちにはトリトからケータリングが来る

ガハトでは自分たちで作って米倉庫から米を出してきて食べているが時間省略で変更

エンジン馬車を使ってコメ倉庫から各住宅への移送だ、水の配送にも使っていた

トリトから馬車で2日に一度来るように頼んだ 棍棒パンも配達だ

エンジン馬車の燃料も配達 これも2日に一回 商人達に仕事を作らないといけない


ほぼ住人不在となったガハトを作り替える

バッツが家を決め最初にしたことはガハト専用商人の場所をつくった

北からの街道と西への街道の交わる点便利な場所だ

商人の交易路に商人の街を作る 最も合理的だ

エンジン馬車は1台はバッツ 2台仕様の馬車は町中用だ

バッツの3台貨物車1台客車と4台貨物車の置き場も必要なので3家族移動

住宅地があった地区は更地、残すのは米蔵だけだ


農場はトリト方式に変えて住宅の移動するー「トリト方式とは100水田3つ、50m畑4つが

1家族分のことだ」

住宅と農機具小屋一帯のトリト住宅は200x50mの敷地に向かい合って建てるのでそれ用に盛り土をして200mごとに区切り結界魔法で土壁を作っていく

1作業30分だバッツ以外だと大変なことだが結界魔法でプロットするだけである


一日36戸分を作り南北に追加して 4列作っていく

最後に200mの仕切りを7本ほど結界魔法で仕切るここが裏街道になる

街道を挟んで北には街道→住宅→畑→水田→裏街道→水田→畑→住宅→新設街道

南も同様だが1列のみ

新設街道側には住宅は南北とも予備住宅である

西に1600mおきに街道の沿いに作っていく境界には水路をつける


神無月の終わりに無事400km、1000戸分の耕作地と住宅敷地と水路を作った

川作り替えも拡大しておいたのであとはこの盛土で水を追い出すだけだ

境界の川まであと馬車で6時間 200kmぐらいか、、もう少しは作れるが南の開拓が終わってからだ

それにずいぶん乾燥した土地だ 水田ができるかもわからない

銀杏を植えて土留めと腐葉土の補給も兼ねることにする


アンジュは距離測定の目印だ魔術で探知の限界が50m丁度いい物差しだ

 本人には”魔術の訓練で探知を研ぎ澄ます”といっている


トリト時代も農地を作るまで3年かかった 辛抱の時期だ

バッツと一緒に農地と住宅候補地を作った後、作物に適した土をトリトから運んでもらいエンジン馬車で運搬して畑候補に入れている

まだ1割ほどなので霜月は畑と田んぼの土づくりだ

アンジュに聞きながら畑に腐葉土を混ぜる

今年も来年も再来年も潰して始めに土を作る

”今より来年なんじゃ”では水田はできない、畑も収量がまとまらいし安定しないのだよ

雑草を生やしては耕して空気を入れて、土作るのが先だ


南側から流れている川は池を作って32か所池を作って流れを変えた

南側はポンプの排水池から8か所ほど池を作っておいた

南の住宅、畑で30戸の家族は戻せるが、それより両親がうずうずしていた

通信で呼ぶとすぐに来た霜月の中盤の事だ ケータリング追加だ


バッツは”トリトと同じように土を作ります

派手に家を壊してますが このやり方で一気に作りますよ”


13時間600kmほど南新設街道を飛ぶと国境に消える川が流れていた ここがウベコードとの新しい国境だ

橋の向こうにも田はあるので行ってみる 2時間走るとぼうぼうの長草だ アンジュの胸あたりまである

大草原だ

wwwwwwwwwww草刈りとか考えたくないwwwwwwwwwwwwwね


草刈るのは面倒なので 空を飛んで人の居なことを確認し、まっすぐ新街道を80km程持ち上げておいた

流石に250kmだと魔力消費がはげしいので、この程度なら魔力は5000程度で済む


道もここで行き止まり本来はここまで新領土だが、先ほどの橋まででいい

先ほどの川はギギギギ川の反対側だろう


街道には銀杏の幼木が多数並んでいた

15m間隔で3、4時間分なおも植えて続けていた

金属製の手動ポンプ300本ほど配ったので去年は赤字に”した”が今年は黒字で終えたい


”水路の確保が鉄砲水でうまくいかないのでこの先は放置していた

 一度出ると3年ぐらい育成が悪くなるし熱いぐらいのお湯が出るそうだ”

平原で鉄砲水が出るのか?とは思うが、何度も見ているといっている

お湯が出るなら外にお風呂でも作るかとは思っているが 水の多い時期限定で位置が決まって

ないそうなのでこればっかりは見てみないと分からない


書き忘れだ ここは開拓地で税金がかからない トリトから食材も格安でミドルディア会計方式だ


モンスターの発生はやはり多い 砂漠ではいきれないのだろうかまったく見なかったが見慣れた犬モンスターは殴っておしまいだ


こちらにまだウベコードの騎士は残っている

 話があれば通信すればいいので必要ないが北東オアシスもここから配送なのでウベコードから”ここで駐在”と聞いている

南側と国境に集中しているので農家はバッツが入った家で最後だった

トリトとの旧国境にある駐留所と南側で暮らしている


 500人程度の村だが農業のため家屋は多いそれを1家庭分を一か所にまとめるのではなく

1、4家庭分まとめて馬を減らす

2、農地を拡大し固定の大きさで作物だけを変える

3、ため池代わりの境界を設け水汲みを短時間で終わらせる

4、人力よりエンジン馬車を共同で使い省力化を図る

5、配送により居留民の手間を減らして、自給の分を出荷に回す

6、配送により食事の準備の雇用を増やす

トリト方式と書いてきたが、読んでる方にトリト方式って?といわれないために追記しておく


西はさっさと片付けたいが街道より2m程もってある土と2m掘ってある水路が規則的に並ぶ光景を浮いてアンジュにも見せる

始め怖がって抱き着いてきたが右回りで一周すると規則正しい光景が目に入ってくる

バッツ

【ご褒美だ アンジュ】

泥、砂、水をかぶった神無月、泥だらけの霜月、作物調査はそういうものだが、さすがに二か月は堪えるのでご褒美だ

【他の妻達と子供は残念だな 絶景だろ 一人で煮詰まった時はこうして空に浮いてるんだ】


アンジュは”これは全員呼んだほうがいい”といったが

【面倒な下積みってこうでもしないとやってられんよ 一緒にいるものだけのサービスだ】

アンジュは空中で撓垂れ掛る-(しだれかかる) 抱き着くとは少し違う微妙な感じだ

しばらくして”そろそろ”の合図で少しづつ降りていく


元の泥まみれ姿の二人

アンジュ

【今日はさぼります いい気分ですので】といってガハトの自宅にはいっていく

アンジュがいないと腐葉土の適切な混ぜ方がわからない

コンクリートと同じだー見てもわからない


バッツはこういった経験、勘というものに弱いなとこの時分かった

記憶が良いせいで積み重ねるもの、それから生み出される勘を今まで使ってこなかったせいだ

見ればわかる魔法に囲まれていたせいだ

逆に新しいもの、未知のものには結界魔法で鍛えに鍛えた思考力で人並みどころではなく能力を発揮する

弱点がわかればその対策は時間をかけて学ぶか、専門家に任せるか、、、、、、


バッツは専門家に任せる 苦手なものを克服する時間より、得意なものを最大限生かす

相変わらず泥まみれの両親のもとに行く

バッツ

【これほど大規模です、人呼びましょう】といって通信で

”畑の土を作る人手がほしい 住宅は12家族だ 南側の貯水池近くの住民を戻してくれ”と

アッシーナに連絡する


霜月の終わりまじかに7家族 39名の家族が集められた

バッツ

【急な変更で済まない、これほどの量だ 先に畑を立ち上げる 土をこのアンジュに聞いて作ってくれ】

【食事その他はこちら持ちだ いいもののプレゼントも用意してある】

【私は新規の土地の製作を急ぐ 貨車に乗車で済まないがアンジュを手伝ってくれ】


ここでバッツ依頼とバッツ労働を説明する

アンジュには【毎日要望を聞いてくれ 夜に聞いて”ごり押し”して通す】と住民の前で聞こえるように【これはバッツ依頼だ 存分に楽しんでくれ】

お昼のケータリングの商人が昼食とドリアンを運んできた

【明日からはアンジュのエンジン馬車に運んでくれ】

一緒に食事をすると全員七色のオーラで答える言葉は不要だ


食事を食べ終わるとバッツはバッツ馬車に頼んでおいたフリーズドライ食品で1月ー往復で2週間だが 

【南の森に14日行ってくる 俺の代わりに”ごり押し”の練習だ】いきなり結論

自己中男を分かっていなさそうなアンジュは唖然としていた


ギギギギへの道作りに出かけたバッツ

2両編成のバッツ密林仕様に気づかなかったんだろうかと思いつつ ギア2で向かう

手の入っている森だが用事はここではない

”熱帯雨林である”

いきなりその夜は食料なしだったバッツ 木の生えている森だけで食料がないことはわかっている


フリーズドライはジャスティスだ


木の切り出し施設もないので材木ではなく鉄砲水対策だろう

道がなくなってからが本番である 朝と夕方に木に青でマーキングしていく

これまでの密林探検レベルが上がっており抜かりはない

6日ほどギア2で走るとやっと”道がなくなった” 赤でマークしギア1で進む

快適密林仕様で草も当たらなければ、雨もかからない 12輪駆動の車体は関係なく進む

ギア2で進めるところはあるが森の中は迷いやすい

草除けで草をよけて刈りながら進む方法を思いつくとは恐れ入るよ


”君開拓行くか? 君の命は28秒ぐらいは持つんじゃないか? ”と書いたら一斉に開発が進んだ


”私とは価値観が違うのでそんな機構無理です 追加できないしお金ないですよ”といわれればそう答えるだろう

”相手の立場に立って話せよ”といったが”まず君が私と同じ立場に立てよ 

 ほら 浮いてしゃべればわかるから”当然無理だ

”無理に決まってるだろ”では”君は相手の立場に立てていないな 自爆乙”


それで今度は”相手を思いやれということだ” ”私が今考えたことを当ててくれ”とスクロールに書いて胸ポケットいれた

”さあ あててくれ 思いやってくれ おれは何を考えたんだ?”と言ったら涙目で逃走した


机の上だけの人間にはバッツは冷たいな 強欲さんの次の市長だけどね


そんなことを考えながら、モンスターを轢いて前に進んでいる

楽だ 戦わなくていいというのは、ラクダ

そういえば砂漠でラクダという、たんこぶのある動物がいると聞いたな

あれか? 誰かに殴られ過ぎてかわいそうだな

砂漠なんてモンスターすら生き残れなような場所で働かさるとか間違ってる


普段怒ってモンスターやっつけて無理難題を押し通して妻達と子供はかわいいばっかりです

けれども

。。。。。。。こんなこと考えながら移動してるんですよ


で13日でやっと密林入口だ 初回探検はやはり時間がかかる

浮いて位置を確認するとここはガガガガ?と思う

今までの木の大きさと変わらないし、遠くにウベコードに向かう山が見えるからギギギギか

とも思う


初回は様子見で仮の道を見つけること重視して、あちこち寄り道しているのですすんでいない

かもしれない

果樹が全くないし、キメラはいないし 果樹がガハトに近ければ拾ってくるだろうし

もう1日進んで引き返す

密林入ってから7日 250kmぐらいか残念ながら進めない

まっすぐ飛べば一日飛ばせば800km、早いが行っただけで終わりだ


残念ながら引き返す

くだりは道をマーカー通り降りるだけだ。ギア2で行けそうなところはギア2で行く

フリーズドライ様様だ 


帰還は開拓14年目 師走の10日

空での移動で同じ13日かかった赤マーカーまで行ってみる

時間で朝から出てお昼までかからない

5,6時間だろう

しかし雨でびしょ濡れでもう帰りたいのを我慢して半日8時間ほど進む

停止して下に降りる

400km手前だろうトリトの開拓地の様に高い山がなく、地盤も柔らかい

トリトのエリア1付近まで来たつもりだが、、、、 同じような暑さであの豪雨のトリトとガガガガのカラッとした暑さが腑に落ちない


わからないことだらけだ


バッツは反転しガハトに戻る

南側の駐留のウベコード兵士にモンスターの状況を聞く

 村のみで月に3匹程度と少ない、郊外はモンスターが多いがキリがないので放置

ガハト近くのものだけ討伐

16人程の兵士、魔術師なしで月に3匹は少ないが、ともかくキリがないそれに尽きる

それより初めて魔法行使しているところを見たが、太刀打ちするとか考えないほうがいい

と感じると話していた

バッツは”竜の借り物の力だ 俺の実力じゃないよ”といつもの調子だ


アンジュのもとに行き少し作業を手伝って夕食の時間だ

毎日ピクニック生活、両親と一緒に食事 植えた手前のほうには芽吹くものがある

街道には銀杏を植えていて落ち葉で腐葉土も自給の予定だ

ガハトから直接出荷していない

すべてウフェタ経由だ


食事が終わったところでアンジュから”水田に水入れといて”と頼まれたので100m水田12枚に水の結界魔法で追加しといた

住民はびっくりだが両親とアンジュは平然としている

何の目的かは知らないが入れといて頼まれたら入れとけばいいのだ


探索範囲の報告を書いているときにアンジュから文句だ

”いきなり出かけるな” 尤もだアンジュが正しい

でも馬車見てよ、2両編成はいつでも熱帯雨林行ける、いつでもいなくなるのでよろしくと

返しておいた

あきらめてもらうしかない

シェラーンもおとなしくなったし、ウベコードも協力的だしこのまま開拓生活が続けれると

よいのです

シェラーンのスカイブルーについてベリーズを再び譲渡する代わりに兵士を下ろす交渉

といっていた

バッツに”強欲になりますので遠慮します でいいよな”と伝言だけだ


軍による王宮騎士増加は今のところ順調、問題なのはエンジンと金属加工技術の伸び悩み、王宮に金貨がないことぐらいである


開発過多で商人には金貨があるが商人の数が嫌がらせ用の強盗団がこぞって商人に鞍替えし増えすぎて王宮に金貨がない

 建設需要で目いっぱい走っている

交易のため魔石を輸出しようかと考えているといっていた

 白魔石とバッツ魔石は順調に生産しており、それ以外の普通の魔石は余剰気味だ

元々ミドルディアはエルフの交易をずっとしており、人口増加も多くなく魔石は世代を渡り使用できる

輸出用のように交換するものでもない


近年シェラーンとの戦争のおかげで通行する騎士、街道沿いに住みだした戦士と魔術師でモンスターの討伐も早く討伐依頼の金貨をためておく必要がないぐらいである


冒険者組合は壊滅である


20日になって領土の決定をしにミドルディアとウベコードから立ち合いに来ている

バッツの馬車で両名とも案内しミドルディアからは


領土について川沿いで分ける形でよい、 紛らわしい境界は紛争の元だ

生産ついては現状トリトからの配送で賄えている

米はガハトの生産分足らないがトリトの拡大生産で十分以上賄える

パンの拡大生産でむしろ余るぐらいだ

ガハトには7家族だけ戻した

あとはトリトで研修中で米の拡大生産に従事してもらっている

南の道はまだできていない、木材は町の建設中で早くて3年後ここも同様

小麦、魔石は少し余裕がある

都市の様子を新年始めの確認に来ただけなので案内するだけだ


ウベコードからは

ここに兵士の常駐 こちらとの交易がトリトでウベコード商人もご存知の通りガハトにいる

その護衛が必要でミドルディアを信用していないわけではない

余計な勘繰りはしないでほしい

このポンプ、エンジンは有用でぜひ購入したい

北東オアシスだけでなくすぐにでも使いたいし、宿泊所でも使いたいが、消耗品の油が気がかりだ、菜種油はウベコードで生産できない

こちらから必要な金貨で取引するが、シェラーンに鉱物輸出ぐらいでガハトの生産も止まった

苦しい時期だ 考慮してほしい

ミドルディアを見習うため作物、開発について学ぶ必要がある

ガハトに派遣をしたい


・・・・・黙って聞いていたバッツは”クレクレと大して変わらない”失望の色を隠せない

その後はウナコードの商品紹介、ウベコードの商品紹介をしていたが、ミドルディアにあるものばかりだ

デザートシリーズも食べたが、羊のほうが遥かにおいしい 正直うんざり


ミドルディアの派遣されてきたのは新米エルディア市長だ

市長から話を振られれば答えるが、必死にメモを取っている新米に余裕は感じられない

まあ バッツの報告書は見ているから”買い物ないよ”とは言わず相槌を打ちながら必死にメモだ

やっとウベコードの話が終わりさあバッツに振られるかと思いきや、”持ち帰って検討・・・”といった時点でバッツは

【遠いウベコードからお越しの使者の方にもう出直せというのはいかがかと思いますね】と

しゃしゃり出た


やっとこちらのほうを向いた新米市長、”国家の方針ですのでやはり・・・・・”ここでも遮る

バッツ

【お聞きしておりますとこちらがほしい鉱石はシェラーン独占で手に入らない、そちらの売りたいものはこちらの欲しいものではない】

【開発の手間と教育をこちらに任せ費用は払わず、商品の格安販売と輸送代だけ払う こちらからの下見は許さない でよろしいですか?】


新米市長が”やべえ 超やべえ”選手権で入賞できそうな顔をしているが持ち帰って検討より

はるかにましだ

”なにぶん自給で手一杯なもので”と小声でうつむく使者

スカイブルーよりはまともだ


バッツ

【といっても”何か”欲しいということであれば、”何か”を出されるとよいでしょう 領土は必要ありませんよ】


使者は”船”の提供はどうですか?こちらではないかと思います

バッツ【使う場所がありませんね ミドルディアで足らないものは鉱物だけですよ】

催促してみたが良い返事は得られない

使者をガハトの商人まで送っていき別れる


しょうがない北の境界が現在のガハト休憩所と決まったことだ

 休憩所の手前に大きな木が立っているのでそこまで拡張だ、、、、といっても5km先だ

トリトの開拓地のレンガでも使って門でも作ろう

取り急ぎレンガの発注だ こちらのケータリングの便でレンガを運んでもらう

目印の木の手前にわかるようにレンガを重ねるだけだ 3日もあれば運べる


ゲゲゲゲとググググとギギギギの間の川がこの流れになっている

 ギギギギググググゲゲゲゲ川と名付けた


もうじき睦月だ 一度ミドルディアへ帰りツカマルターの納品とエンジンの製作でもやろう

両親にアンジュを頼み、3人用ウッドハウスを6つほどガハトに運ぶよう手配した

煉瓦だけ積んだ簡素な国境の目印を作り、アンジュに結晶渡せばミドルディアへ帰還だ


睦月の18日にミドルディアの新住宅に到着

妻達4人分と子供たちで、執事もメイドも居ない 新住宅

大きさが多少の違いしかないのでこういうことになった

軍の将軍クラスはもっと広いがバッツは上級魔術師、普通の家だ

 異なる点は”王宮通して連絡してください”の張り紙だけだ


魔術協会に18個ツカマルターを納品、ミドルディア出発時に白魔石18個追加してもらう


やはりエンジンである

爆発するエンジンなので精密にしたいが、間隔を開けないと、エンジンが回らなくなるし

、ピストンに穴が開くので3か月持たない

ゴムリングの代わりに金属のリング、冷却用にオイルはクランクに半分漬かっていて

ピストン冷却用に油をかかる構造にしている

オイルを継ぎ足しながらなんとか3か月かかる

実用には遠いと聞いていた


見る限り実用に近そうだ、ピストンはまっすくから山型になり、滑らかに滑るよう溝にリングが1本ついている

噴射装置というもの、高温時と低温時の調整バルブ、焼き玉の上には炭で温めることできる

受け皿、音量下げるためのマフラー、水を燃料に手動で足さなくてもよくなっている

エンジン高温時に焼き玉を冷やすといっていた

オイルの逆流防止弁もつけたといっていた

しかしピストンは分厚く長い、重そうだ

バッツは銀さんに”初めから焼いて入れてはどうだ?、熱く重く押して固めればいいんじゃないか?

 穴があくといっているがピストン表面じゃなく横のほうじゃないか、”

重すぎて1本ではだめで4本ぐらい等間隔でしてはどうだ熱が逃げないから溶けて穴が開くんだろ?”

錫さんが”俺ははじめから焼いておく発想はなかった ブラック”

銅さんは”いろいろ材料を変えてリングにできるアルミにニッケルを混ぜたものを作ったが押し固める発想はなかった では4本ぐらい溝を切って始めから焼いてみるよ”

バッツ

【あと気になるが爆発すると熱が出る 上のほうが膨張するんじゃないか?】

金さん

【ブラック しばらくここに居ろ】


バッツはよく見たのだ トリトのレンガの割れ方と同じなのである

実験機は4台ありどれか1台は分解する

3台で相互に改良しそれぞれ開発者が改良して良ければ採用だ

ずっとエンジン製作にはいないが、開発の優先順位の決定はどうやら他の人間より妥当性があるらしい

バッツは自分でもよくわからない

優先度は”経験”でバッツの不得意分野だ

妥当性も”勘”の部分がおおきい


金属を溶かして固める、溶接するのは王宮でしかできないが、メッキのほかに削り加工、焼き入れ加工、冷間圧延加工、パイプ-スパイラル管への加工は解放した


作業場が手狭すぎるし用途が広い

まだ開放をしていないのは金属の分離方法と製造そののものだ

開発をする人間の集中投資期間は過ぎたと考え、改良屋を銅さん、発明を錫さん、試作が銀さん

まとめを金さんにした


バッツがいるときはバッツがするが並行開発の時期を過ぎたら、元の体制に戻すほうが他の仕事が進む

金属製作の移転でまた農民にはどいてもらうことになるのが少し気がかりだ

結局製造員にすることにする


バッツの考え方はミドルディアを工業都市、アッパーディアを商業都市、建設都市をロアディア、食材生産は全域とエルディアにする方針だ

食料生産に余裕が出てきたなら職種転換する

ロアはレンガ、モルタル、木材が生産できる点が大きい

地下倉庫もひと段落してミドルディア製のプリーズドライ製造設備を4都市に設置し終えた


こういった初期段階の設計はあまり他の者ではごり押せないのが停滞の要因だと考えて金さんに交渉ごとに走らせることもしばしばだ


焼き入れ、圧縮加工したピントンが月末に試作品ができた

組み込みに2週間程度見て如月の中盤にはテストできるだろう

オイルをピストンに噴射する機構の追加も考えてもらう

錫さんに燃料噴射の技術でオイルの潤滑によりピストンを冷却する予定だ

オイルの交換、追加時期も見なければならないので、開発陣は大忙しだが給金分は働かないといけない


アンジュの状況が気がかりなので連絡とゲンルールの”おい旦那 コケーコッコの施設拡大だ”

の要望をかなえないといけない

5mの炭化したサトウキビで柵を作りワインのある東と東南方向にコケーコッコ牧場を作る

施設は急ごしらえのウッドハウス3人タイプだ

アンジュは早期立ち上げで、植林もするから”3人用ウッドハウスを生産枠一杯くれ”と頼もしい

せっかくの自宅なのにさっぱり帰ってこず、両親に伝言を頼む始末だ


ゲンルールの両親は本当に申し訳なさそうだが、”バッツの妻ですからこういう物でないと務まりませんよ”いうようにしている

両親もかわいい一人娘で大切に育てたが、どうやら猛獣ほど野蛮ではないが、イノシシよりイノシシらしくそだってしまったようだ


レラとラフローと遊びながら開発の連絡とりながら王宮で発明の仕事だ

試作品が組みあがったので、さっそく試運転だ

15分の焼き玉と炭の加熱、オイルと水の注入が終わり、ポータブルエンジンを始動し、メインエンジンの始動だ

5分の回転のあと無事始動し、白い煙が排煙設備を使って上に立ち昇る

徐々にエンジンが安定しだすと、圧縮を戻していく

更に安定すると高温用に燃料圧縮通路を絞り、あとは定常回転の回転制御をする

これで燃料のエタノールと水の補給を32時間の連続運転に入る


始動までは長いが燃料も液体タンクのため薪の補充が不要

200リットルの燃料タンク30リットルの水タンクのへり具合の経過観察を任せ

2号機の製作と3号機の解体の人員を分ける

あとは時間だけだ


記念すべき如月の21日のことだ


開拓14年目の如月は開発、発明部60人で

1 エンジンを壊れるまで放置し耐久性を調べる

2 2号機製作

3 2号機解体とスターリングエンジン製造

4 スターリングエンジンの改良と製造

に分けた

高温のリングが今まで作れなかったが、試行錯誤の結果、高温部と低温部のの金属リングの装着

で燃費改善も必要だ

140人体制から66人体制へ変更して如月は終わる


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