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バッツの冒険記  作者: 寿限無
ミドルディア編 開拓 開発 探検
56/142

近況とエンジン

来月にはフリーズドライが届く、最後の晩餐にワニ肉でも食べさせるか?

 昨日は結局 刑務所との往復だったので金属の件の分類特徴特性書いておこう


開拓地も気になるが、今のところ通年出荷で賄えるはずだ 砦は3階部分に取り掛かっている

1階のダイニングは30人程はいれて岩を掘って冷蔵と冷凍庫を床下に作る

建物の中に当然作る、こんなことなら掘っとけばよかったが24人は入れるダイニング優先で頭が回らなかった

ベースハウスの屋根の一部を壊したが、壁も床も内装変更で住む。

土台の部分は完成

乾燥終わりで2つの穴が開いてるが、いまの21人はそのままは入れるダイニングだ

 気を付けないと穴に落ちるけど

砦の一階は 内装と冷蔵、冷凍庫だけ仕上がってない、2階は完成 12人泊まれるが

 ちょうど土建屋が使ってるので空きはない

3階完成後支え棒作るときコンクリ屋6名とともにお呼びします

 今度はエリア2のベース作るのでバッツ来ないと無理 当然了解 


アッシーナと旦那はウッドハウス住まいが気に入ってて動かない

 旧ベースハウスの3つのベットはアンジュのほかに2名きた

 そのまま3人で住んでいる 来てのお楽しみ図鑑もある


ウッドハウスは戦士の修行で大盛況 バッツの勧誘が相当聞いた

 アッシーナの旦那以外はトリトに帰還 戦士で回せている

そりゃ12名もくれば エリア1は安泰だ 魔術師は変わらず4名

トリトは来月から交代で帰郷し6名に落とす 


キメラはでてくるが モンスターエリアに投げ込んだ 犬猿雉 キメラセットでそれ以上は来ない

撤退の命令だけは必ずするように念押しする


開拓民もこれだけ戦士が常駐していると、モンスターが多いが瞬く間に討伐してくれるので

そこまで不安ではないそうだ

 現在残り112名のうち106名が新規開拓 6名はまだ研修中で新規62名も研修中

 

住宅完備、食費無料 ちょっぴり危険な開拓事業は始まったばかり アッシーナ情報


和紙はバッツ案のままで 生産が800%のび 来月には去年1年を抜く

 人の追加も2名行ったそうだ 金の節減となるとすばやい強欲情報


金属に関しては先ほどの通り元素がわかって ある程度グループ別、温度別、それぞれ魔法で調べた属性別、水酸化と酸化物、化合物 ハロゲンはフッ素のみ 酸素があると金属が変化するので気体では酸素がわかっている

他の常温気体とガスはまだわからない、、、がナナヒカリーズにあとは任せよう 

スパイからのの情報収集はバッツは能力を生かせて捕まえてG送りだ


最近のバッツの時間は オイルヒーターの評判とエンジンへの転用である

蛇腹のような形状の作成はバッツと金貨の財務官の2名だ

 マンパワーはそこに集中すべきだ

煮詰まると 助産施設巡りをする

 ヒーターは大好評だった 追加分もあるのであと3つ全部動作させた 

助産師には相変わらず怖がられているが、妊婦には大好評で追加もあるので妊婦の待機部屋すべて網羅できそうだ


バッツの妊婦好きはミクザとエリーサによって広まっていて”妻からご褒美”として全員ではないが妊婦のお腹に抱き着くバッツ ヘロヘロモードだ

 逆子の発見もしているので、助産師も文句が言いづらい

 助産師によく抱き着いていればわかるとして”逆子のレクチャー”もしている

逆子を正常な位置へ戻す運動を助産師から習い、抱き着いて確認する


バッツ抱き着き助産師走る  この世界の格言である 好きこそものの上手なれ と同じ意味だが、ミドルディアではバッツバージョンしか使われなくなった


バッツはステータスチェックををしていて不思議に思ったので研究したことがある

治療の値が高いと、妊娠しずらく、妊娠しても死産となるものがいる

”意図的に弱くして、妊娠をしてしやすく出産もしやすくしているのではないか?”

ミクザもエリーサもステータスが半分近くまで落ちるのに、回復が早すぎると感じたのがバッツの違和感1

先ほどの治療の値の件が違和感2

出産中にステータスの落ちている妊婦自身が、一時的に健常時より高い治癒値をもつ 違和感3


バッツ自身は間違いないと思っているが、霜月にレポートしてみたのだ

 当然治癒値の下げ方もセットで提出した

検証もまだだがバッツは核心だと思っている


エンジンのほうは材料研究の必要性を感じた

 2名では少なすぎるし、あのナナヒカリーズも時間がかかる

クロームバナジューム鋼のような偶然には期待できないと思っていたバッツだったがナナヒカリーズのパープルが”この吸ってる空気と反応してるものが多いのではないか?” 

洞窟探査の冒険者も行っていたが 空気そのものを調べる手段がないとあきらめていた


熱別に分けた材料から空気を追い出すものをかけて先に化合物を見つけよう

 何か材料を見つけ  「作者:酸化と窒化の水酸化と塩化の化合物を判別することです」、

空気を特定したらどうか? バッツは正解とひらめいた


何かと反応させて金属の中の気体を追い出せばいい?

パープルはそれを手分けしてやろうと提案したが、遠隔から操作でき、安全に配慮できる実験装置を全員で考えるのだ先だ

 それから材料と特徴と特性を観察だと指示しといた

 思ったより短縮できそうだ、、、、ナナヒカリーズ期待していいんじゃないかな


まずは温度別にいろいろと溶かして固める作業1

ひたすら金貨の鋳型で材料を作る 2

ドワーフに持っていき、鑑定する 3

魔術での実験はバッツの魔石と白魔石で補う4


バッツはエンジン開発メインで 材料発見はナナヒカリーズにお任せ、いろんなこと抱えすぎて

もう限界、シェラーンの商人の件もあるし体が足りない


これで行こう

 まずは数を作ることだ 温度ごとに担当を決め溶かして固めてドワーフ鑑定

このループだ


レッドとオレンジ200℃まで溶かし終わると600℃へ移動

イエロー 600℃まで溶かし終わると1200℃へ移動

グリーン 1200℃まで溶かし終わると1600℃へ移動

ブルー 1600℃ まで溶かし終わると全員でドワーフの窯に移動して鑑定記録

パープル 2800℃まで ドワーフの窯専用 リーダーに指名し鑑定記録の写本を作る

休みは ナナヒカリーズ全員で一緒に取る



霜月中旬 ワニが来たので シェラーンからの商人限定で食事

 ステーキ食わせたら目が燃えていた

”これは稼げますよ”と商人丸出しだがバッツが数が少ないしワニは戦士3人でやっと運べる

日持ちがしておいしく食べれるのは10日までこれでも味は大分落ちている

”こちらの商人さんが秘蔵の王宮技術を渡したのもわかる これはうまい”

ベラヒラは顔ばれしているのでキースだけだ ベラヒラにはすでに食べさせている


バッツがキース以外を立つように合図し集合させてひそひそ声で話す

”本来キースさんはこういった秘蔵専用の商人だ、公言はしないほうがいいぞ シェラーン王宮からキースさんだけで君たちを裁ける権利と能力をお持ちだ”


”会ったことも、見たこと自体も忘れるといいな、この装置の販売も知らない いいね”


表情を変え声のトーンもかえ”君たちにはシェラーンで売ってもらわねばならんからな 商人には優しいぞ”

あと3日分はある 様々な嗜好を凝らした料理を持ってこさせる

 また集まってくれ ワインの5年物を5本ほど開けふるまう

商人達でも3年物ははこぶが5年物はまずみない

 口々に堪能の息が漏れる

ベルド殿下がこちらにいらしたときもこれをふるまった これだけはシェラーンでは作れぬと褒めいただいた

バッツ

【お土産は3年物だ5本は渡せる これでも俺結構偉いんだよ?元市長で待遇悪すぎて王宮に文句を言ったらこれぐらいの融通ならできるようになったんだ】


商人からローブは初めて見るがと質問があったので

【全属性魔術師で上級魔法が使える人だけ、今魔法大国のここでも3人】

おおおと歓声が上がる

【今後はもっと増える予定 それでも1年で1名誕生できるかどうかの狭き関門だ】

しゃべれる範囲でいいから開拓地の産物をの声

【果樹がメイン、あとは土地の改良剤だ 多少香辛料とワニ あとは大量の長いバナナだ】


一斉に【バナナ】と大声だ


【難がある 実のある時期には洪水、うだるような暑さと背をはるかに超える植物で進めない。

 ごく少量開拓地で持ってこれるだけ 行けるのは今は天竜の使者となってる僕でもきつい】

【これが主力商品だが、ここミドルディアでどうすればよいか途方に暮れている】


商人達もがっかりだ

【そしてバナナは 冷やすと劣化が早くなる 熱帯のほうが日持ちするんだ シェラーンには時間が少しつらい】

【開発地にいないのは、バナナで一儲けするためだ 君たちも期待はしていてくれ 相当うまくて3本食べれば一食になるほど栄養が高いぞ】

【勇者だの英雄だの言われてるが、バナナ商人といったほうがいいぞ 今は】


バッツの話は商人が喜びそうな話題が多い、食わなきゃいかんし、道も商人も学校も大工も

土建屋も金貨を稼いで渡さないと誰も相手にしない


たかがモンスター倒しました、金貨くださいといっても その移動中の食事は?馬車は?

道の整備は?宿の建設費用は? 報奨金は?誰が稼ぐんだ?誰かが善意でやってはくれない

インフラの整備もそうだ、人があつまるだけで勝手に町ができるとかいうが、道作り建物を

建て食材を輸送するインフラなしでどうやって暮らすんだ?

 空に集まれば 空に街でもできるのかと


ただでやってくれというなら 言ったやつが空飛んで飯食わずにただで倒していればいい

 それで生きていけるならね


こんなことを大真面目で商人のまえで力説するバッツ

商人は自分の勘”目を養う”が必要と聞く

 いくら強かろうが”目を”一生懸命養ってるのさ

商人のまえで商人の勉強していると”うけ”がいい

 いろいろ便宜も情報もくれる

天敵の財務官 「シェラーンは徴税官が同じ役割といっていたが」の悪口はどこの国でも共通だ


違うのは納税の警告があるシェラーンとないミドルディアの違いだ

ミドルディアでは5年分の運転資金は黙認だが欲をかくと一発で刑務所、財産没収が目安だ

 取引の目安としてほしい

私の上司は この国の財務に関するトップだ 商人上がりだ 厳しいぜ


シェラーンの商人たちは他の取引相手と違い、シェラーン流の警告付きだと理解した

大体理解できました よい取引相手ですなといっていたので、ほどほどに収めないとバッツから取引を断ることもわかったようだ

 質問もあったことだし


バッツ

【念押しする キース殿とは見ていない、会っていない、装置の納入も知らない これでシェラーンもミドルディアも通してくれ】


私はバナナの突破について相談に戻る またごちそうするよといって 助産施設へいく


ヒーターの評判は聞いているが、良いエンジン案がないのでオイルヒーターを目の前で

考えるためである

 鉄は錆びる 金は錆びないが重い、なにか、、、スイッチはキラキラと輝いている

 錫はミドルディアでも使われている

 鉄に錫をかぶせようと この蛇腹も延長し細長くして風で冷やせば温度上昇がおさえられるのでは?


早速金貨の財務官と話す 今は金属材料発見で炉を使ってるので新規実験炉は中断である

 ワニ肉の増産は進まないので耐火レンガが作れない



で スカイブルーという国がある  何度目かの財政破綻をしたそうだ

バッツには関係ないしどうでもよかったが、ダークエルフと交易していて海があるから

塩がとれるといわれては商人バッツの心は揺れ動く、、、、

ここミドルディアでの仕事が山積しすぎて出れそうもない

何よりエンジン製作は2名で ドワーフ窯に言っているときしか 実験炉が使えない

そこで集中して製作するため離れられない


来月はフリーズドライの装置が来たら、しばらく開拓地に行きっぱなしになる

ここも大事だ、、、、ダークエルフとの交流、海へのアクセス 町のひとつでも交渉でくれればいいと伝える バッツ自身は動かないとこに決めた


試作のラジエター鋳造型に鉄を流し込む 始めは失敗した空気抜きもずいぶんうまく型が

作れようになった 型を間違えてもう一度作る羽目もない

大工職人が高熱対応ゴムを作ってくれたので、ラジエターに水を入れゴムホースでつなぐ

 ファンは作ってないので バッツが風魔法で風を送る

スターリングエンジンが始動する

 高温部は 鉄の塊でヘッドを作った”ユ”の構造は変えない

上のピストンは50cmほどで変わらないし 下のピストンは40cmに短くして空気を増やし

菜種油をいれてスムースに動くようにした

上は高温のため密閉できないが、下はできる限り耐熱ゴムで密閉している

動作部には菜種油を注油 今回の鉄ラジエターでできる限り冷やせればいい


初期と違い規則正しく力強く回るようになったエンジン

 冷却装置がついて10分後には安定したので風を送るのをやめてみると 30分ぐらい

かけてゆっくり速度が落ちるが低温部は手でさわれる温度だ

これで火だけ追加して連続運転をする


ナナヒカリーズが戻ってくるころ3時間ぐらいたってみると遅くなってくる

約5時間後にゴムの焼けるにおいで停止した 火を止める

エンジンと同じサイズのラジエターでも5時間 4輪馬車に乗せるにはぎりぎりの大きさ

”市長にこれで実地テストの許可だな” 強欲は当然許可


 お披露目をそろそろやって、宣伝だ 市長どうした?


馬車に ブレーキの鉄の鍬とエンジンとハンドルと減速ギアで車輪を駆動するので行き返りは馬車で移動 追加用の薪を積んで30分の道のりだ


重量的にはクリア 駆動と操舵を兼ねた1輪駆動

 回転数は1/10になるようフライホイルにギアを切り先頭の駆動部に接続する

 樫という硬い木と 駆動をやめるクラッチ操作のレバーを金貨の財務官が持ちハンドルをバッツが操作 5回転で90度回すように操作 右回り専用である


移動は歩く速さに設定

 ラジエターに水を入れると早速火を入れ エンジンをから回しする

ハンドルはまっすぐ、クラッチを財務官が入れると ゆっくり動き出した 

バッツが半分ほどハンドルを切ると大きく円を描く

 そのまま燃料切れまで走らせる

60mぐらいの円だが約1時間半すると燃料の薪がなくなったのでバッツが飛び降り馬車を止めてみるが 全然話にならない 止まる気配もない 力強い


飛び乗りハンドルを緊急ブレーキテストの足踏みスイッチでブレーキを解除すると

鍬が地面に突き刺さるが止まらない

燃焼停止させるとすぐに止まる ブレーキは止まると思ったがさっぱり役には立たない


問題点を整理する前に 成功の報告だ

 よくやったもなく感動することもなく”そうか”だけ

こういうところは相変わらずだ


問題は

駆動速度の変更するギヤを追加 

駆動は後ろ2輪に変更

駆動は固定に変更 隣にギアがあって危ない

前輪を可動式に変更

これを大工職人に頼む


エンジン搭載の位置変更 高さ50cm 幅70cm 高さ 1m40cm ほぼフライホイールだ

フライホイールなしだと50x70x60cm

馬車の席なしも何とかして燃料補給の自動化 クラッチを操作席からできように緊急停止ブレーキの新規追加


いろいろ考える エンジンで壁にぶち当たってる最中に別の壁が急接近


次回は薪用の馬車を用意する  帰ってお披露目でもするか


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