開拓32年目 エルフとドワーフ2
エルフの交易所の土台の結論はまだ出ない
当面ウッドハウスを追加して3棟にして通信所を開設する
まだ不整地のエルフ街道とドワーフ街道
かろうじて15m部分での配送の旅だ
途中で燃料補給をして食材とワインを目一杯乗せた馬車はギア3ではきつそうだ
予定では5日後にドワーフの集落につく
バッツも馬車に乗ることもあるが大抵は飛行して水の出場所付近に目印をつけていく
崩れそうな場所に埋め込むパイプは40本で継ぎ足し分を含め12本必要で480本の予定
新設街道でくずれやすい場所は把握している
如月に入って 6日遅れでドワーフの集落に到着
馬車<<<ワインなのは予想している通りだった
ワインを飲みながらドワーフ馬車を見て触って運転しているドワーフたち
”血が騒ぐ”といっているが、馬車を見て血は騒がない
ワインでも血は騒がない いい気分になる
ドワーフたちにロア東11日目までは配送するが それ以降は人間では難しい
施設も同様だ 建物を建てるといつになるかわからない
新設街道はバッツで作る 15m幅なら高低差を加味しても80kmは一回の魔法行使で作れる
ドワーフからの要望は当面ワインだけだ
食料配送はそこまで急いでいないそうだ
モンスターが多く起伏があるので罠も仕掛けやすく食料にはそこまで困窮していない
バッツの作った11-13日目の新設街道が罠を使うには良いらしく全くそんなことを気にして街道は作っていないが結果的に良かった
バッツのドワーフのために馬車は供給するので改良に協力してほしい要望を出した
エンジン馬車のエンジンは完成の域にあるが車体関連はまだ改良の余地がある
ドワーフたちは【おーお 任せておけ 得意分野だ】と頼もしい
今回は持ってきていないがスターリングエンジンエンジンの他に別の焼き玉エンジンがあるが
ドワーフとは相性が悪い
燃料がアルコールで飲めてしまうので持ってこれない
ドワーフは”燃料というより飲んでしまうだろう”とバッツがいうと
デンジャラス爺さんが出てきて【そ、、、そ、、そんなことはない】と目が泳ぎながら
かろうじて声を出したのでダメそうだ
バッツが【新型の高出力エンジンはアルコールが燃料だ】
【これの改良も頼みたいがドワーフと相性が悪い】と重ねていってみても
【任せておけ】とは聞こえなかったのでやっぱりダメそうだ
ドワーフ馬車に乗ってもらいロアの10日目の中継と休憩施設に行く
3日でつく
一人でウッドハウスを組み立て通信をしてみる
ドワーフの生息地域であることの確認だ 問題ないそうだ
ポータブルエンジンと燃料の薪、食料20日分が馬車4両分たっぷりある
さすが【バッツ案件】滞りなく輸送したようだ
ドワーフの集落への帰りは一緒に料理しながら帰る
薪の作りかた、食料のフリーズドライの解凍、ドワーフ用寝台馬車の使い心地の報告を覚えておく
既に寝台馬車で要望がありロア経由でミドルディアに頼んだ
人間サイズに合わせてあるので広いが高さが高い
男性用の2mベットで統一されている寝台馬車はドワーフには大きすぎるし柔らかすぎる
強度ももう少し欲しい これはすぐに改良の必要がある
ここにドワーフの釜があれば作れるが”ここ”にはない
同じく3日かけてドワーフの集落に戻る
バッツが説明するより先に 運転したドワーフ2名から
【これは18倍といっていたがもっと早い 24倍近く早くなる】
途中ギア3を使ってバッツが説明しながら下っていったのでその通りだ
上りはかろうじてギア3に入る程度だが慣れもあるだろう 特別困ったことは道中なかった
薪については問題ない 薪の原料も多いしロアの6日目からも供給できる
食料も当面問題なし
まずは課題の10日目まで来れるかどうかだが少し怪しい
ドワーフは往復6日の”旅行”になる
定住のドワーフには習慣がなく【任せておけ】とはならなかった
ステータスは大丈夫だが元々洞窟暮らしのドワーフは洞窟と地上の”移動”はしているが
”旅行になるのう”だそうだ
ここで改良をできれば早いがドワーフの窯はないことも懸念だ
ミドルディアから送るのに26日は見ておいたほうがいい
対応できる海抜は0-2000mまで対応と幅広い
全員爺さんと婆さん 合計1145才じゃといわれてはあまり無理はさせられない
いくらこき使うことで有名なバッツでも人間では幽霊でも死にそうな年齢を出されると怯む
明るい材料も多いが懸念も多い
ひとまず【急ぎならミドルディアに直接連絡してくれ】と頼む
ドワーフ馬車を運んできた商人の疲労を確認する
移動22日と最長輸送距離で来るのに疲れたといっている
この6日で随分休めたようだ
帰りは燃料がほぼ要らない下りの旅 食料は2台分たっぷり残っている
薪を作って1両分渡しておく
”ドワーフの里”にはドワーフ用エンジン馬車1台 寝台馬車1台 貨物馬車8台を無事納め
ドワーフの里を後にする
最後に【こうした食料供給の素早さと質の高さ、量の多さは人間には勝てんのう】と
ぼそっとしゃべっていたのを聞き逃さない
人間にとってエルフもドワーフも”人間に都合がいい”と考えていたバッツだが
逆から見ても同じことに気づいた
エルフから見れば以前は人間と交易用の金貨収入と自給できない食料供給が目当てでだった
魔石と薬草も供給は今でもやっているし人間側も食料供給は継続中
人間に頼めばなんでもやってくれるので金貨が必要なくなった
移動だってエンジン馬車で自力で移動できる
これは今年初めからエルフに供給している
その確認もあってエルフの里に行く予定だ
森以外では索敵が半分の距離、力はない 農作業もさしてできないエルフ
頑丈なエンジン馬車の旅でホイホイ出かけている
引きこもりにしては上出来だ あの引きこもりが改善したぞ
エルフは集団で住めずお互いが索敵距離を超えたところで休む
エルフたちでは面積当たりでは密度が高くできない
人口は人間なら1000万は住めそうな場所に23~26万人だ
森は作物の種類は豊富だが量はあまりとれない
自然を利用する力ではエルフは素晴らしいが食材供給は人間が補う必要がある
エルフにとって人間は”都合がいい”存在だ
今回のドワーフもドワーフから見れば人間こそ”都合のいい”存在だ
食料とアルコールの供給元だ
金属技術では人間では勝てそうもなく、力は強く魔石と金属加工には欠かせない存在
あの硬いクロモリ鋼を温めず曲げられるのはドワーフだけである
人間の作る金属でドワーフより早いのは”パイプと金属板”のみであとはドワーフのほうが
精度、強度、速度とも人間が努力で何とかできるものではない
そのそもドワーフの窯がないと鉄より融点の高いものは溶かせない
化合物を入れた鉄を作るのも錫のどぶづけメッキ以外はドワーフの窯でしか作れない
アルコールの消費と移動の遅さという欠点はあるが人間は”都合のいい”存在だ
と報告をまとめておいた
妻達に4人たちに会えたのは弥生の1日
エリーサとゲンルールは無事役目を果たしロア6日目に来た
ウッドハウス2つを運んできた
これで5人全員で住める
7日目にウッドハウスを運んでその日に組み立てし商人は帰っていく
早速7日目の新設街道づくりをしてもよかったがお祝い用のワインを樽で頼んであるので
お祝いをする
ミドルディアのエクセラ邸とか比べ物にならないほど質素だが3人用ウッドハウスに一人づつ
住めるし、もう少しで8人用のウッドハウスも3つ到着する
食糧庫1つ 滞在用1つ ゲスト用で1つで使う
コンクリートで補強して将来のベース基地か駐在用に使用するつもりだ
7日目も木材育成と決まったのでゲンルールとアンジュに活躍してもらう
ミクザとエリーサは警備に回る
疲労の問題で魔術師限定の派遣地でモンスターはそれなりに多いしバッツの索敵は50mで
索敵補助があれば150m範囲はバッツの戦闘力で安全になる
今はバッツと4人の妻で開拓作業だ
エルフの街道にあるウッドハウス3つも同様に8人用のウッドハウスを3つづつ設置する
それが完成したらエルフの里に飛ぼうと思う
ロアの6日目と同様に直通街道から手を付ける
ドーロオーラーに乗って移動しながらギア2で固めていく
新規の4台を使って相互に回復しながら住宅周辺から2週間固める
食材の受け取りも2週間に一度
魔術師が暮らしていけるかの試験なので毎日疲労の確認だけする
問題ないことは6日目では確認したが7日目も同様に確認する
ドーローオーラーの2階部分には寝台馬車が乗っていて休憩と一人で生活できるようになっている
燃料は片道分で2日、それ以上は現地で薪を作る
アルコールを使ったドーロオーラーもあるが大都市間に使用しここでは使わない
薪はそこら中に落ちていて定型サイズに切って3日に一度薪づくりをする
通常は1日整備1日滞在1日で次へ移動
固まったらまた次の家に移動だがもう少し距離を伸ばしたいのでこういう形をとった
アンジュとゲンルールは地固めでギア1で移動中住宅周辺のみだ
こちらでもアルコールの焼き玉ドーロオーラーとアルコール貯蔵ステーションの要望があり
その調査も兼ねている
ドーロオーラーでの試験はこれまでと変わらない
騎士団巡回(兵士4人魔術師2人)と街道整備(ドーロオーラー4台の分担)で変更なし
作付けの配分でアルコールの原料トウモロコシの増産を決定する
ミクザで距離を稼いで試験したが疲労が高くなりすぎ 6日目と全く同じでよいと判断した
弥生の15日にロアに報告する
ミドルディアには”アルコールの焼き玉馬車とアルコール貯蔵の要望はかなえるほうが妥当”と
追加で報告し
ロア東の街道はワイン移送と同様に基本焼き玉馬車で”移動だけ”に限定し”作業”は荷物の
積み下ろしに限定すべきだ
とも報告しておく
形としてはフエキカと同様に南北の直通街道と3本に追加された東西の直通街道で
エルフの南部とドワーフへの補給ルートの作成だ
飛んでいく前に妻達から”頑張ったから空飛びたいんですけど”ということで遊覧飛行だ
一人一人 ”ご褒美ですよ”と声をかけてから飛んでいく
満足されたようで特にミクザは【討伐速度が騎士団の17462倍ほど早い 旦那素晴らしい】
だそうだ
18456倍だが黙っておくのが優しさだ
バッツ
【7日目で休暇で疲労値の下がり方を見るので食事以外しないように 筋トレも禁止だぞ】
すでに腕の筋トレ中のミクザとエリーサには耳がないようだ
アンジュとゲンルールは耳があるようなのでうれしい
”歩いて植生観察に向かいます”だそうで”休暇”は耳に入らないようだ
バッツのように聞く耳がない人間の近くにいるとこうなるのだろう
もう一度
【7日目で休暇で疲労値の下がり方を見るので食事以外しないように 筋トレも禁止だぞ】
といってみる
ゲンルールから【では植生観察に出かけます】
アンジュ【いってらっしゃーい 私も行くまってゲンルール】だそうだ
今度は腹筋の筋トレを始めたお二人 もういいや
バッツ
【エルフの里まで行ってきます】 一人で寂しく出発だ
優しい聞く耳のある妻達に囲まれて幸せですよ
エルフの里についたのは出発して6日目
用事はツカマルター4つ渡して使用方法の説明する
内容はダークエルフと同じで全属性に1つ 各属性魔法に3人
それだけで魔法を打っていくエルフたち
手間いらずとはこのことだ
1日してついでに治療しておく
エンジン馬車にしたのはアルコールのほうが供給がしにくく音の大きい焼き玉では森の動物への
影響が心配だった
森の中なので見通しが悪く補給の薪、炭、潤滑オイルの供給が困るだろうと思ったがエルフの里に
まとめて納品しかしないのであとはエルフにやってもらう
高精度秤を使って合わせているエルフたちは魔石基準より大きく成ればいいので4%ほど生産が
上がっているとの報告だったがもう少し生産余力がありそうだ
来年の更新の時に”今年は5%上がりました”とでもいうつもりだろう
そうすれば継続して生産の業務につけるからな
ま 7-8%が上限かな と見えるバッツ
ファジオに会った
ここのエルフの商人をしている魔石輸送と薬草輸送を交互に行い生計を立てている
今度は燃料と潤滑オイルも補給するそうだ
以前はラフローがやっていたがロアに移ってもう12年近くエルフとダークエルフの商人となり
ベテランの域になっている
子どももできて魔術学校でも成績が良く特待生だそうだ
自分には似ず良い才能に恵まれたといっているが、商人で生計を立て子育てしているのは立派だ
来年からアッパーの初級からミドルディアの中級に移動だ
元々ミドルディア出身のファジオには慣れているだろう
ミドルディア生活だが父親のセーファは家具職人として健在で棟梁になっている
以前は一緒に職人街に住んでいた
初級の時のみアッパーに住まいを借りたようだ
当面今まで通りエルフとアッパーとミドルディア間の輸送に変わりはない
ここでも用事は済んだのでヒュドラに乗って帰る
これまた6日後
ロアの7日目につく
ここでバルサも育てられるので移設したとアンジュ
8年後だが簡単に薪になるバルサは魅力的だ 軽いというのがいい
疲労度を確認したら出発する前より全員高い
データが取れなかったがしょうがない
今はコンクリートで倉庫は作業完了 今はゲストハウスのコンクリート化だ
いつものメンバーで6日ほどかかり完成するそうだ
”ここしばらく このあたりにいますよ福の神”だそうだ
バッツは今の街道と新しい街道をつなぐ新設街道の補強に回る
寝台馬車に乗って妻4人と旅生活だ
ここのドーロオーラー4台で固めていく、バッツとヒュドラは警備に回る
4人でドーロオーラーの運転で”地ならし”をしていく
途中の小川でいったん休む
あちこちに湧水があり気温も32度と比較的過ごしやすく順調に進む
現在はまだ新設街道のドワーフ道についたのは12日後
”地固め”はしていないがどのみち崩れる
ロアの7日からまっすぐ北にきてここまではドーロオーラーで整備は終わっている
ドワーフの道の試験として焼き玉ドーロオーラーとエルフ道は従来のドーロオーラーで比較を
するのだそうだ
こういう気の使いようはグリーンの仕事だ
ミドルディアのグリーンに聞くと”バッツさん欲しいんでしょ 送りましたよ”だそうだ
”良い出来だ グリーン”とお礼を言っておく
グリーンが馬車の製造を請け負っている
何といっても今年退官した錫さんの推薦で出来が良いそうだ
ゲンルールにここはトウモロコシ作れるかどうか試験しておいてくれと頼む
通信結晶を渡しておだてておだてておだてて仕事を回してもらったそうだ
派遣の開拓民付きで来年分から開始だそうだ
うまいなあゲンルール 見習いたい
アルコールの補給タンクと補給部隊はまだだが近日中に来る
そのための下準備で多少土壁で盛り上げておく
アルコールタンクは埋めず3mの盛り土で自重で固める横に広い10000Lタンクを置く
それでいいと思っているときにもうタンクが来た
作っておいてよかった
翌日にはアルコールをもって3台で運んできた
ロア3日でせっせと作っているので早い
到着2日でアルコール貯蔵ステーション完成だ
7日目はここが中心地でバッツのいたウッドハウスは騎士たちの駐在所でいいとも思っている
まだ計画段階で決めるには時期尚早だ
あと2棟追加すれば巡回一隊分はできる
ここにも既に4棟ある
コンクリートはまだだが降水の少ない時期だ
一月の間に終わればいい
ひとまずベースを作ってそこまでの補給ルートを確保する
補給ルートができると巡回警備施設を複数作成する
巡回ルートができると産業の開発状況に応じて(今回はトウモロコシ)開拓民を入れる
最後に作物の管理と森林の開発の管理官が来て次に移る
アッシーナの開拓プランそのまま実行する
4か所か開拓基地ができると今度は森林と作物の管理官が撤退し
事業の成績によって開発優先が決定される
バッツがいるので急ぐ理由もあるだろうがバイオレットが開発計画の優先度を決め
各担当官に割り振る
今回は作物が決まっているのでここにいるアンジュでもゲンルールでもいい
作物管理官撤退なしの開発優先度1位【バッツ案件】だ
普通はアルコールタンクなんて有用性が確認できないと設置しない
焼き玉馬車は何年か確認しないともっと来ない
バイオレットの出番は今回はない
ドワーフ道を急ぐのは2つ
1 エルフとドワーフの住める地域の線引きをしないといけない
2 ドワーフのルートの追加の可否は現場のバッツ任せ
そのバッツが以前報告した通り追加で直接馬車の発注をした
こういった経緯で【バッツ案件】ができる
これはバイオレットが決めた開発のルールだ
信頼されているのではなく言い出したら聞かないのでこういうルールを作ったのだ
アンジュが【バッツ案件だけはあるわ】ともらしたのがよくわかる事案だ
20mのワインの畑を囲む壁がまだ見えるロアの6日目だが7日目になるとはるかかなただ
補給間隔は直通街道扱いで馬車の補給物資のみの配送で食料は商人自身が持っていく
今のロアからまっすぐ伸びている街道は通常の街道にして木材生産の追加でもいい
この直通街道沿いは一面トウモロコシで250kmx4ずっとの計画だ
米の田植え機を改造した トウモロコシ種植え機とトウモロコシ収穫機は本来来年だが
今年の水無月に来ることが決まっている
それまではひたすら道路を作る
追加された全16台での一斉道路整備 (バッツは飛行中、妻達は置いてけぼりだ、サボらずに
疲労回復試験期間を無駄にしやがってと少し怒った)
焼き玉ドーロオーラーに追いついたのは半日後でブルンブルンドー-ザーに追いついたのは
夕方だった
ジャーキー生活になるが寝心地のいいヒュドラの旅は快適だ
このブルンブルンドーザーは住民の要望で生まれて活躍中だ
キャタピラー馬車の応用で土の崩れただ所の補修に使っていたが魔術師が土を盛ってならしても
凸凹になる
このキャタピラー馬車を直接整備に回したほうが平坦でよくなる
バッツは一気に作れるが他の魔術師は50m先に1か所だ
魔術師の行軍速度の整備より近くに土魔法を使って先にブルンブルンドーザーで土を
分配してならしたほうがたほうが早いという意見で試験をした
その通りだった
バッツでは気づかなかった
高さ3mx距離250kmで幅15m ドーーーーンで均一でドーロオーラーで固めればよかった
作った道の補修はそんなわけにはいかないので個別に崩れたところにパイプを埋め水を流し
その上から土を盛って固める必要があった
今回は10mの盛り土の均一化で作業がまるでただ走行しているだけのようだといっていた
実際35ー48mほど登っているので多少往復して土ならしを必要はあるが地形の不均一の
ほうが大きい
この道15年といっていたサウスディア出身のミラードという男はバッツは見覚えがある
よく親と一緒に大根をワスプ邸に投げ込んできてくれた
まだ8日目の途中で急いだほうがいいが思い出話に夢中だ
バッツがほぼ一人でサウスディアの道を作っている姿を見ていたそうだ
流石にもう一回エルディア市長時代は書かない
ミラードは事細かく覚えていると感心した
夜になったので 夕食をごちそうになる
ジャーキー生活だけはさすがに飽きる
ミラードには疲労軽減がありこういった仕事でもこなせる
まだ8日目に入ったばかり夜もギア1専用でゆっくり進んでいる
ここへの移動時はキャタピラーではなく車輪を片面に18個取り付けギア3で移動してきた
焼き玉の2気筒エンジンの試験をしながらの旅だが外部に取り付けた斜面検知と高低差検知で
寝てても進むという優れものだ
ギア1なのに随分早く到着したなと関心をしたら答えてくれた
この改良は非常にいい
実際の道は側道に木や分岐があるがこの道はバッツがまっすぐに作ったので分岐はない
分岐を作ってもその部分だけ手動操作もできるようになっており今回は簡易ドーロオーラーも
ついているので整備も燃料その他の補給もしやすい
金属開発の最先端の機械を見てバッツはあの頼りないナナヒカリーズがここまで成長したかと思う
丸投げではないがスカイブルーからの帰りの山道で考えた案は
”こんなものできるか?ふざけるなバッツ”といわれた自動運転だ
その実物を見てめったにないが感動しているバッツ
安全装置の検知がなくなると自動停止する機構もある
寝るときはボッチがいいので2時間ほど歓談したあとヒュドラに飛んで戻る
ヒュドラの寝心地は羽毛布団と変わらないほど気持ちがいい
雨でもほとんど濡れない 風だけ凌げれば最良の存在だ
さすが青竜だ
ぐっすり寝て翌日まだ見えるところにいるブルンブルンドーザーを見ているバッツ
ここで待って翌日のギア2での”土ならし”12台を待つ
お昼前に逢着した12台 まだ妻達は来ていない
地ならし後に走行しているので追い付く頃と思っていたがまだの様だ
結局妻達がここについたのは4日後 疲労で進めなかったそうだ
だから 休んでおけ 疲労を下げておかないこの先予定がずれる そういったのにこれである
明らかに不機嫌の塊のバッツをみて妻たちは口々に【ごめんなさい】と謝る
バッツ
【7日目の疲労データ取り直し14日 休息6から7日への変更の確認できず】
【ここまで疲労蓄積の確認できず、 4日の遅れ すべて合わせて26日の遅れです】
【そして2度手間で+21日 合計47日の遅れが確定】
【さてこの街道の疲労値の測定と経過のデータもありませんので6日追加で53日の遅れですね】
【ここで休んでいくとさらに遅れますがどうされますか?】
妻達は黙ったままだ
バッツ
【休みましょう 疲労を無くして8日目の疲労度の経過データも必要ですからね】
この日はさすがに不機嫌すぎて口をこれ以上聞いていない
14日の無理で53日遅れる実例を示せばここに滞在する開拓の入植が遅れることが
理解できただろう
おとなしく補給だけで何もしない妻達の疲労が下がったのは疲労の下げ止まり終わって
基準値に下がった3日目
それまではバッツはブルンブルンドーザーと12台のドーロオーラーと妻達の疲労の確認に
明け暮れる
季節は卯月になる
ブルンブルンドーザーがギア1で32時間進み焼き玉ドーロオーラーがギア2で先行し
地ならしをしつつ通常のドーロオーラー12台で移動中なのは変わらない
焼き玉ドーロオーラーで先行のブルンブルンドーザーに追いついたらブルンブルンドーザーに補給と自身は補給待ちをする
補給完了までは焼き玉ドーロオーラーは動かない
このあたりは改善が必要だ
補給のアルコールを運ぶ馬車は”地固めしないと”ギア3で走行できない
今は12台に分散してタンクを取り付けているのでバッツが追い付いたら12台に燃料補給だ
ヒュドラではなくギア2でも馬車のほうが早くバッツが戻って補給をしてもいいかなと思っている
今月やるのは補給の補給部隊をバッツがエンジン馬車で輸送する試験だ
卯月からギアでバッツが補給の補給をする
7日目に戻り補給を目いっぱい積んで出発したのが
卯月の3日
ギア3でもなんとか走行可能なところはギア3で行く
4日の夕方に妻達と合流 12台のドーロオーラーとは翌日の昼過ぎ
停止していた焼き玉ドーロオーラーには夕方合流だ
2日の範囲ならこれで行けそうだ
早速この方式で輸送する
帰りは一日半で戻る 半日また目いっぱい積んで翌日から走る
食材と燃料の補給の往復でエンジン馬車で走っているバッツ
5回目の補給 23日にドーロオーラー16台は地固め専用に変更した
妻達のところまで地固めしつつ戻ってもらう
エンジン馬車での走行でもこなせることがわかったら、馬車がギア3で走れるように整備
してくれたほうがいい
一方の妻達は基準値に達したものから地固めに従事して西へ移動
通信で補給商人を4名程呼んでもらう
バッツの連日26日連続勤務でさすがに疲れた
到着した商人たちに
”ギア3ではつらい箇所も多いが2日走れば1日休憩でそれから補給物資を取りに戻ってくれ”
”次の商人は一日後出発 3人目は2日後 最後の4人目は3日後出発だ”
”疲労の確認をするので俺に抱き着かれてくれ”といって休む
ヒュドラは妻達のところにいるので心配はしていない
5トンのドーロオーラーにぶつかって無事なモンスターはいない
1日休んだら16名体制になった土固めに参加する
雨の多くなる卯月末ごろ
8日目の本格的な整備に入る
地固めをするとその区間はギア3に入り上り勾配でも通常の移動範囲が広がる
新設街道を通っていてもすれ違う時には神経を使うようだ
16台のドーロオーラーでの整備をしている横で警備をしている
馬車なりドーロオーラーなり何かに乗っているときにはモンスターは襲ってこないが
食事中や就寝中は襲われる恐れがある
商人の食料と燃料補充と疲労度を確認して4人で問題ないようだ
多少食料不足気味だが元の燃料ステーションに食材がないので増量をお願いした
バッツのお願いはバッツ自身は言葉通りお願いだが通信相手にはそうはとられない
【バッツ案件】だ
まだ8日目の整備途中だがうれしい誤算2つ
疲労度についてだ
商人は問題なく現状の4台で8日目は大丈夫と分かった
土ならしの焼き玉ドーロオーラーの1台追加と休暇を7日に一度追加すればドーロオーラーの
整備作業に問題がないことが確認された
7日目の疲労度確認が不要で21日短縮
相互回復なしで3日に一度休暇が必要だったが相互回復とオーラの組み合わせで女性でも
7日に一度休暇ででよくなる
こ れ で こ き つ か え る
バッツ歓喜だ 早速報告だ
今いるドワーフ道ではなくエルフ道で魔術師を派遣して確認してもらう
補給は比較のため制限するが8日までの試験は終わったと報告した
高度的に大差がないので同様で行ける
エルフ道はブルンブルンドーザーも焼き玉ドーロオーラーもないが3日のうち1日休憩と
7日に一度では効率が違う
土建屋魔術師といえばバッツだが騎士だけではなく魔術師も前線に出て整備する時代を作る
書いている今から考えても自身の容赦なさに苦笑いをするがこの時は6日に2回休暇と7日で
1回休暇の発見でただこき使えることしか考えてなかった
一日180km進むブルンブルンドーザーでの整備もひと月たち3300kmの整備が終わった
卯月末
途中からの変更でもし最初からできていれば5000kmを超えて整備できる
末の通信でエルフ道へもブルンブルンドーザー投入を決めた




