↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
49/84

義父の想い1

 霧山さんに関してはみんなに納得してもらって越村は肩の荷が下りた。夕食が終わりいつも通り二階で寛ぐと、お父さんは仕事に関してはシビア何《なん》だけど、私生活ではまるでダメと聞かされた。

 それはないだろう。あれほど少ない社員でここまで仕事を拡げ、大手のマンション建設を手掛ける建設会社がシステムキッチンに関しては、当社に依頼してくるほど、実績と信用を積み重ねた社長が、実生活では丸っきりダメなはずはない。

「試してみる」

「ハア?」

「お父さんは仕事以外で、ゆっくりと弟についてあなたの考えを聞きたがってるのよ」

「それで如何すればいいんだ」

「明日の朝食はお父さんの時間に合わせて食卓に着けばいいのよ。あとの段取りはあたしが取り仕切るわよ」

 と言い切られて、石塚に関してはまだ何か親子で蓄積している考えがあるのか。仕事ではストレートに云ってくれるのに。沙苗さんでも言い尽くせないものが、社長の胸の中に堪《たま》っているようだ。話し合えばスッキリした義父と越村の関係が構築出来て、仕事ももっとこなせる。沙苗さんから相談を受けたのは、裕司の店への取り組みだ。真面に真摯に取り組んでいるのか義父は聞きたくて、もういいよと言われるまで朝の散歩を越村は日課に採り入れた。

 先ず朝の食卓に着いて驚いたのは義母の佳乃さんだ。

「あらッ、どうしたの、まあ、珍しくこの時間から手伝ってくれたのはそう謂う意味合いなら前もって云ってくれればいいのに、沙苗も結婚してからちっともこっちのことを気にしなくなって」

 とぼやかれた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。