第八章 奪還と、継承と
美緒が次に見た父の文字。
まさしく、父らしい伝言が残されていた。
猫が壊れた時は、辰巳へ行け。
会社は嫌いだが、工具は本物だ。
「……ほんと、言い方」
隅田川沿いの資材置き場で、黒匣の表示を見たまま、美緒は半分泣きそうな顔で笑った。
玲子が肩をすくめる。
「やさしいこと書こうとすると、あいつすぐ失敗するから」
「REVI:わかる」
「BUCHA:どこ行く」
「NOAH:辰巳」
ブチャは痛々しい姿に変貌した。
左脇腹の装甲が裂け、後肢の反応も鈍い。
無理をすれば歩ける。
でも、無理をしているのは見てわかる。
美緒はしゃがみこんで、ブチャの丸い頭をそっと撫でた。
「ちゃんと直そう。
そのためにも、行こう」
伊吹が貸してくれたのは、古い業務用の配送バンだった。
側面には色あせた洗剤会社のロゴ。
エンジン音はうるさい。
でも、そのへんにいくらでも走っていそうな車だから、かえって目立たない。
運転席には玲子。
助手席に美緒。
後部座席にはノア、レビ、そして簡易固定ベルトで体を支えられたブチャ。
深夜の湾岸道路を走りながら、玲子がぽつりと言った。
「一つ、先に言っとく」
「何ですか」
「謙三はたぶん、自分が捕まる可能性をかなり前から見てた」
美緒の指先が、シートベルトの端をぎゅっと掴んだ。
「……やっぱり」
「ええ。黒匣の分散、猫の三分鍵、工房の自壊、七番の偽装。
あそこまで用意しておいて、"ただ運が悪かった"はない」
車内が少しだけ静かになる。
エンジン音だけが続く。
美緒は前を見たまま聞いた。
「じゃあ、父さんは最初から……あたしを置いていくつもりだったんですか」
玲子はすぐには答えなかった。
湾岸の照明が、フロントガラスを流れていく。
白い光。
オレンジ。
また白。
「置いていくつもり、というより」
玲子はハンドルを握ったまま言う。
「自分が消えることでしか残せないものがある、って考えたんでしょうね。あいつ、そんな最悪な計算をする男だった」
「最悪ですね」
「最悪よ」
玲子はあっさり同意した。
「跡を継ぐにしても、そこは継がなくていい。謙三の技術は継げても、欠陥まで引き継ぐ義理はない」
「REVI:名言」
「BUCHA:たぶん」
「NOAH:覚えておけ」
美緒は小さく息を吐いた。
胸の奥の、痛いのか怒ってるのかわからないものが、少しだけ形を持つ。
「……うん」
それだけ言って、窓の外を見た。
遠くに、反帝国政府犯罪者収容所の光が見える。
あのどこかに、父がいる。
でも、すぐそこへは行けない。
悔しかった。
悔しいまま、進むしかないのがもっと悔しかった。
東都電子機工・辰巳試験棟は、湾岸の埋立地に建っていた。
昼に見れば、ただの企業の研究施設だろう。
ガラス張りの管理棟。
白い壁。
整えられた植え込み。
企業ロゴの下には、いかにも安心そうな標語まで並んでいる。
「卓越した技術で、人と社会に安心を」
「笑える」
玲子が低く言った。
管理棟のさらに奥、フェンスで区切られた第二試験区画の壁には、帝国科学技術省の紋章が新しく取りつけられていた。
つまり、ここはもう民間施設じゃない。すっぽりと帝国に飲み込まれた工場だ。
「父さん、こんなとこで働いてたんだ」
「最後の頃はね。でも、謙三が本当に好きだったのは、派手な研究棟じゃなくて、試験設備の裏側とか、保守区画とか、そういう仕事をしても"誰も褒めない場所"」
玲子はバンを施設から一ブロック離れた資材置き場へ停めた。
「表からは入らない。
猫たち、先行」
ノアが音もなく車外へ降りる。
レビがそのあとを追い、ブチャは一度だけ美緒を見た。
「BUCHA:だいじょうぶ」
「ブチャは無理しない」
「BUCHA:むりじゃない」
「REVI:それ、無理してるやつの台詞」
「NOAH:戻れ、三分」
三分後、ノアからの短距離信号が入った。
「NOAH:北側排水路、生きてる」
「REVI:旧保守ハッチもそのまま」
「REVI:担当者、たぶんサボり気味」
「ほんと現場は雑ですね」
「帝国がいくら威張っても、点検票を書くのはだいたい眠たい人間だから」
玲子が笑う。
その言い方は妙に現実的で、少しだけ救われた。
排水路は、想像よりずっと狭かった。
湿ったコンクリート。
薄い水たまり。
頭上を走る配管。
時々、遠くから機械の振動が伝わってくる。
美緒はしゃがんだまま進み、やがて古い鋼鉄ハッチの前で止まった。
ハッチの端には、昔の社員用メンテナンス端末が埋め込まれている。
でも電源は落ちていた。
「これ、どうやって……」
「REVI:右下、隠しピン」
「NOAH:工具」
「また父さん仕様?」
ドライバーを差し込む。
押す。
回す。
がちん、と内部ロックが外れた。
「当たり」
「嫌な才能ついてきたわね」
「褒めてます?」
「半分だけ」
ハッチの先は、さらに細いメンテナンス通路だった。
案内板にはB-12試験補修室とある。
「ここだ」
扉を開けた瞬間、ひんやりした空気と、懐かしいような匂いが流れてきた。
油。
金属。
熱を持った基板の匂い。
そこは、小規模だけれど本格的な試験補修室だった。
工具棚。
オシロスコープ。
小型3Dプリンタ。
フレーム補修台。
人工筋肉束の保管庫。
そして中央には、猫一体がぴたりと収まるサイズのメンテナンスベッド。
美緒は、そのサイズを見て息を呑む。
「……最初から」
「ええ」
玲子が低く言う。
「謙三はここで、あの子たちを調整してた」
ノアが静かに周囲を確認する。
レビは端末群へ飛び乗り、ネットワークの切り離しを始めた。
「REVI:外線、今だけ鈍らせる」
「NOAH:十五分」
「BUCHA:じゅうぶん」
「十分じゃないかもしれない。
けど、やるしかない」
美緒はブチャをベッドへ乗せた。
装甲を開く。
裂けた人工毛皮の下から、フレームが露出する。
左側サーボリンク損傷。
駆動芯線断裂。
ショック吸収材も潰れていた。
見た瞬間、胸が痛んだ。
「……こんなの」
「BUCHA:へいき」
「へいきじゃない」
思わず強く言ってしまう。
ブチャは黙った。
丸い顔で、美緒を見ている。
「やれるのは知ってる。でも、やれるのと、壊れていいのは別」
言いながら、自分の声が少し震えているのがわかった。
玲子が工具箱を開き、手袋を放る。
「泣くのはあと。
やるなら手を動かして」
「……はい」
「まず左脇の外装を全部外す。
次にサーボの基部。
迷ったら止まる。力でいくな」
「はい」
ドライバーを握る。
ネジを外す。
ケーブルを持ち上げる。
父の工房で、何度も見た手順だ。
でも、実際に自分でやると、全然違う。
怖い。
間違えたらどうしようって思う。
けど、手を止めたらもっとだめだ。
「REVI:美緒、そこ逆」
「えっ」
「REVI:ブチャの左脇、固定順が変則」
「BUCHA:おれ仕様」
「なんでそんなめんどくさいの……!」
「BUCHA:つよいから」
「威張るな」
ノアが、補修棚の奥から小型の交換ユニットを引っぱり出してきた。
タグには、父の字でこう書いてある。
B用/左脚まわり予備/あいつはたぶん無理する
美緒は一瞬、手を止めた。
「あの人……」
「見えてたのよ」
玲子が言う。
「ブチャが前に出るのも。
ノアが最後まで引かないのも。
レビが余計なことまで拾うのも」
「REVI:余計じゃない」
「NOAH:集中しろ」
「BUCHA:はやくなおせ」
「はいはい……!」
作業は三十分かかった。
サーボを交換し、配線をつなぎ、フレームの歪みを矯正し、人工筋肉線維束のテンションを合わせる。
最後に、起動チェック。
美緒は息を詰めて、ベッド脇の起動スイッチを押した。
ぴ、と小さな音。
ブチャの左後肢が、ゆっくり持ち上がる。
次に、もう一度。
今度は前より滑らかだった。
「……どう?」
「BUCHA:いい」
「REVI:すご」
「NOAH:十分だ」
美緒はその場に座り込みそうになった。
「よかった……」
その瞬間、補修室の奥にあった古いモニターが、ひとりでに立ち上がった。
黒い画面に、走査線。
次いで、ぶっきらぼうな男の顔。
由羅謙三だった。
「父さん……」
映像の謙三は、補修室の作業台に腕を置いたまま、いつもの不機嫌そうな顔でこちらを見ていた。
『ここに来たか』
第一声がそれだった。
『ってことは、ブチャがやられたな』
「縁起でもないなあ、ほんと……」
思わず涙目のまま文句が出る。
映像の中の父は当然返事をしない。
でも、次の言葉はちゃんと胸に刺さった。
『猫を直したなら、もうおまえは守られるだけの側じゃない』
美緒の呼吸が止まる。
『ここから先は、奪い返す話じゃない。継ぐ話だ』
玲子が横で、小さく息を飲んだのがわかった。
『帝国は、俺の図面を欲しがる。
猫を量産して、監視にも制圧にも使いたがる。
たぶんもう、この施設のどこかで始めてるかも』
謙三の後ろの画面に、図面が表示される。
猫型フレーム。
でも、ノアたちとは違う。
もっと角ばっていて、関節の自由度が少ない。
明らかに"使い捨ての兵器"として設計された形だ。
『あれは俺の猫じゃない。ああいうふうに使われるくらいなら、図面ごと燃やせ』
「……っ」
『それから、美緒』
画面の謙三が、ほんの一瞬だけ言葉を切る。
『俺が捕まったのは、半分は失敗だ。半分は、予定だ』
美緒の目が見開く。
『全部知ってる娘を残すのは危ない。
だから、おまえには最後まで渡さなかった部分がある。
少ない方が守れるからだ』
「勝手に……」
喉が熱くなる。
『ああ。勝手だ』
珍しく、映像の中の父は自分で認めた。
『だから、文句があるなら生きて言え。
迎えに来るなら、その時にしろ』
それだけで、美緒の目の奥が熱くなった。
『先に継承モジュールを取れ。
ここから先の主導権は、おまえが決めろ。
俺じゃない。
おまえがだ』
画面が切り替わる。
施設マップ。
補修室のさらに奥に、隠し保管庫の位置が光る。
継承保管庫 C-3
そして最後に、父の声がもう一度だけ落ちる。
『あと、美緒』
「……なに」
『無茶はするな。
それは猫にやらせろ』
「最悪……」
笑うしかなかった。
涙まで出てくるのに、最後がそれだ。
「REVI:ひどい」
「BUCHA:ただしい」
「NOAH:急げ」
その直後、補修室の壁面が赤く点滅した。
警告 未登録起動を検知
セキュリティレベル上昇
「うそ」
玲子がモニターへ飛びつく。
「補修室は切ってたはず……いや、ちがう。
継承保管庫の方は独立監視系だ」
「REVI:施設内で動き!」
「NOAH:四体」
「BUCHA:くる」
奥のシャッターが、ゆっくり開いた。
そこから出てきたのは、猫だった。
ただし、ノアたちみたいな"猫らしさ"はほとんどない。
白い装甲。
無機質な目。
尻尾の代わりに、スタンプロッドみたいな伸縮ユニット。
関節は鋭く、足音は軽すぎる。
「……なに、あれ」
玲子が低く吐き捨てる。
「量産試作機。
見た目だけ猫に寄せた監視制圧モデル……趣味が悪すぎる」
「NOAH:偽物」
「REVI:すごく嫌」
「BUCHA:もっと嫌」
白い猫型機が四体、無言で補修室へ散開する。
目のレンズが、同時に美緒を向いた。
「警告。対象識別。由羅美緒」
「黒匣保持を確認」
「確保、優先」
「しゃべった!?」
「感情はない。
ただの命令音声よ」
一体が飛びかかってきた。
ノアが迎え撃つ。
黒と白の影が空中で交差する。
金属音。
火花。
レビは天井配線へ跳び、照明系統を奪いにいく。
ブチャは補修ベッドから飛び降りた。
まだ完全じゃないはずなのに、それでも前へ出る。
「ブチャ、まだ――!」
「BUCHA:なおった」
「言い切るな!」
玲子が継承保管庫のロックへ走る。
「美緒!
あんたが開ける!
私じゃ権限が足りない!」
「どこ!?」
「床下!」
補修室中央のパネルが開き、認証面が現れる。
手のひらサイズの円形スキャナ。
その前に膝をつく。
でも、白い試作機が一体、横から美緒へ跳んだ。
「っ!」
間に入ったのは、ブチャだった。
どん、と重い音。
白い機体を真正面から受け止め、床へ叩き落とす。
左後肢が少しだけ沈む。
それでもブチャは離れない。
「BUCHA:いま」
「……ありがと!」
美緒は認証面へ手を当てた。
認証完了 継承候補者:由羅美緒
床下から、細長いケースがせり上がってくる。
中には薄い黒いモジュールが一本と、もう一枚、古い社員カード。
由羅謙三/主任技師
そのカードの裏に、父の字が走り書きされていた。
奪還より先に、継承を選べ。
「……父さん」
その瞬間、試作機の一体が補修室の主端末へ接続しようとする。
もし帝国側へここを繋がれたら終わりだ。
「レビ!」
「REVI:やる!」
レビのケーブルが端末へ突き刺さる。
でも、相手も量産機だけあって簡単には落ちない。
ログが高速で流れる。
「REVI:くっ……!」
「NOAH:美緒!」
「何すればいい!?」
ノアが白い試作機を床へ押さえつけながら叫ぶように通信を飛ばす。
「NOAH:継承モジュール、主端末へ!」
「NOAH:おまえが上書きする」
美緒はケースの黒いモジュールを掴んだ。
熱い。
まるで、まだ父の手の温度が残っているみたいだ。
主端末のスロットへ差し込む。
画面が切り替わる。
MASTER TRANSFER
兵装転用図面/削除
NYATコア制御権/継承
実行者確認
美緒の指が、ほんの一瞬だけ止まる。
削除すれば、帝国の量産計画は大きく後退する。
でも同時に、父が会社に残した技術資産の多くも消える。
迷わないはずなのに、少しだけ胸が痛んだ。
それでも。
黒匣で見た"たすけて"の声。
七番で見た裏切り。
白い偽物の猫。
全部を思い出した瞬間、迷いは消えた。
「……やる」
指を押し込む。
EXECUTE
補修室全体に、低い警報音が走る。
サーバーラックの表示が赤く染まり、量産図面データが順番に焼却されていく。
白い試作機たちの目が、一斉に点滅した。
「外部命令系統消失」
「制御再取得失敗」
「停止――」
最後まで言い切る前に、四体とも床へ崩れた。
静寂。
いや、静寂じゃない。
みんなの荒い呼吸と、ファンの回る音だけが残っていた。
「……終わった?」
「REVI:たぶん」
「NOAH:ここは終わり」
「BUCHA:はやくでる」
玲子が端末から顔を上げる。
「施設全体に異常が飛んだ。
五分で本隊が来る」
「五分……!」
「十分よ。
あんたが迷わなかった分だけ」
美緒は主任技師カードを握りしめた。
父の名前。
父の役職。
そして、自分に渡された継承モジュール。
もう、取り返すだけの子どもじゃいられない。
逃げる時、補修室を振り返る余裕はなかった。
排水路。
メンテナンス通路。
夜の海風。
フェンスの向こうの赤色灯。
資材置き場まで戻った時には、東都電子機工の試験棟の上に、警備ドローンのライトが何本も走っていた。
でも、もう遅い。
量産図面は消えた。
継承モジュールは美緒の手の中にある。
ブチャも、自分の足で立っていた。
バンの陰にしゃがみこんで、やっと美緒は息を吐いた。
「はぁ……っ」
ノアが車止めの上へ飛び乗る。
レビは尻尾を立てて戻ってきた。
ブチャは少しだけ脚を引きずりながらも、ちゃんとついてくる。
「ブチャ」
美緒がしゃがみこんで顔を寄せると、ブチャはいつもの無愛想な顔のまま、一度だけ額を押しつけてきた。
「BUCHA:なおった」
「半分だけね」
「BUCHA:それでいい」
「REVI:ちょっとかっこつけてる」
「NOAH:放っておけ」
玲子が運転席のドアを開けながら言った。
「で、どうする」
「……何がですか」
「継承モジュールを入れた。
量産図面も消した。
ここから先は、ほんとにあなたが決める番」
美緒は、主任技師カードの裏の父の字をもう一度見た。
奪還より先に、継承を選べ。
それは、父らしい勝手な命令でもあった。
でも同時に、初めてちゃんと渡されたものでもあった。
美緒はカードを胸ポケットへしまう。
「父さんを助けたい」
玲子は黙って聞く。
「でも、いまのまま飛びこんでも、たぶんまた父さんの思う通りに動くだけになる」
「ええ」
「それ、悔しい」
「当然ね」
美緒は小さく笑って、でも目は逸らさなかった。
「だから、先に継ぐ。
父さんの仕事を。
黒匣も、猫たちも、回線も。
その上で……ちゃんと自分の意志で迎えに行く」
夜の風が、湾岸の匂いを運んでくる。
帝国の光はまだ強い。
父はまだ檻の中だ。
何も終わっていない。
でも、ひとつだけはっきりしたことがある。
これはもう、"奪われた父を取り返すだけの話"じゃない。
父が残したものを、自分の手でどう生かすかを決める話だ。
「奪還じゃなくて」
美緒は、黒匣を抱え直した。
「継承で行く」
ノアが静かに目を細める。
レビは尻尾をぴんと立てた。
ブチャは相変わらず無愛想だけど、少しだけ胸を張った。
玲子は、ふっと笑う。
「やっと主人公らしくなってきた」
「遅いですよ」
「育つのに手間がかかるの、あんた父親そっくり」
「それ褒めてます?」
「三割くらい」
美緒は苦笑して、それからバンへ乗りこんだ。
車が走り出す。
背後で東都電子機工の警報が鳴っている。
けれど前には、まだ道がある。
由羅美緒は窓の外を見た。
夜の東京は、見た目だけなら静かだった。
でも、その静けさの下で、消されそうな声がまだたくさん息をしている。
だったら、継ぐ理由は十分だ。
父が残したものを、誰の槍にもさせない。
そのために走る。
そしてその先で、今度こそ自分の意志で父を迎えに行く。
その順番だけは、もう誰にも決めさせない。




