7 フランスvsイタリア
◆第3節・第2試合◆
台湾「エピソードタイトルを見るに、フランス先攻でイタリア後攻の様です」
フランス「料理は、一品料理!」
「この勝負に、欧州最高料理の『名誉』を賭ける!」
イタリア「受けよう!」
台湾「あーっと、この対決の勝利料理が欧州最高の一品になるとの事です!」
旭日「欧州最高料理が、フレンチかイタリアンか……だけでなく最高の一品まで賭けるとは……」
台湾「と言いますか、生きてたんですねフランス」
旭日「旗の擬人化なので繕えば、まぁ……」
調理開始
台湾「調理開始早々、互いのキッチンの周りをカーテンで囲み見えなくしました」
フランス「イタリアが中国戦で作ったタリアテッレ・アル・ラグー、そのラグーとはフランス由来ではないか」
イタリア「その時のフランス料理には、魅力があったの確かだ」
「だが、現在のフランス料理は、星に惑わされて只のオムレツやマッシュポテトでも如何に付加を付けて高級高額に見せるかの足し算だ」
中国「いいアル算数ねー」
旭日「まあ、上級国民向けとは言われてますね」
日本「オムレツより出し巻き玉子、マッシュポテトよりポテサラが好きー」
台湾「全試合終了した中国と日本が、近くで観戦しています」
フランス「クック、クック、クック!」と不敵に笑う。
「世界の料理で、一人当たり数百ユーロ・数百ドル・数万円を取れるのは幾つあるのかね」
台湾「屋台料理が多い国は、難しいでしょうね」
旭日「まあ客単価は、フランス料理が一番高そうです」
フランス「各国の大使館や領事館でもてなす公邸料理人は、フランス料理人が圧倒的に多い!」
旭日「世界の要人が参列する国際的な場だと、フランス料理が標準とされますね」
中国「アジアでも中華鍋を使う地域の多くは、中国料理も標準アル」
日本「外国に行くと、その国の料理が食べたい!」
旭日「その意見は、現地の人からは喜ばれますが」
「世界って食に拘りのない&拘れない人も多いので、その意見は変わった人と見なされたりもします」
イタリア「パスタやPizzaは世界中で食べられているが、フランス料理は何かあるのか?」
日本「日本で食べられてるフランス料理だと、先ずグラタンかなぁ?」
旭日「ですが、最初の頃は、マカロニ・グラタンが基本だったのでイタリア入ってます」
台湾「パスタやピザに比べると、日常化しているフランス料理は少ないでしょうね」
「旧植民地以外……」
旭日「食事には、外食・中食・内食とありますが」
「家で作る内食までになると、食文化として普及した感がありますね」
「日本料理って、和食だけでなく洋食や中華の和洋中、更には他の国の料理でも食文化で取り込んだのを含みますし」
台湾「今大会で日本が出したのは、どれも魔改造料理でしたしね」
旭日「日本は、麺もパンも食べますけど、一日一食はご飯を食べたい人が多いです。『…オレぁ 中華だったら毎食でも飽きねえぜ』って男子高校生もいますが、それは中華がご飯に合うからも大きいですね」
台湾「なるほど、フランス料理だと合わないのも多そうです」
日本「以前、○屋はフリカッセ定食を出してたで」
「いつもの、ライス・みそ汁・生野菜付で」
台湾「……日本は、○屋流とか○ラノ風とかの流や風を付けると、益々やりたい放題」
旭日「まあ、高級フレンチよりも郷土料理や家庭料理の方が、包容力があるので……」
フランス「宜しい、他の連中にも、この一品を食べさせてやろう計6人分だ、出来るかイタリア」
イタリア「イタリア料理は、大家族料理。勿論可能だ」
旭日「我々も、お相伴に与かる事になりました」
日本「わーいわーい、ロクにんぶんッ」
◆実食◆
●先攻・フランス
台湾「審査に影響が出ないよう、先ずはフランスとイタリアのみの実食となります」
「また、両者の希望でワイン付きとなります」
フランス「我がフランスの至高の一品は、Tournedos Rossiniだ!」
旭日「日本語で言うと牛ヒレ肉のロッシーニ風」
「牛ヒレ肉にソテーしたフォアグラ、トリュフを重ねた一品です」
フランス「しかも、キャビアも添えている為、世界三大珍味が揃い踏みの一品だ!」
「それも、3つ全て最高級品を揃えた!」
台湾「これでもかと言う、ブルジョア料理ですね」
日本「○屋じゃ出なそう」
旭日「これを食べる人達は、値段とか一切気にしないでしょうね」
イタリア「ヤツらは、料理をくってるんじゃない」
「情報をくってるんだ!」
●後攻・イタリア
イタリア「先程、フンンスが最高級品を揃えたと言っていたが、トリュフの最高峰は白トリュフだ!」
「此方の一品は、Tajarin al Tartufo Bianco!」
旭日「白トリュフのパスタですね」
イタリア「更に、Uovo al Tartufo Bianco!」
旭日「白トリュフの目玉焼きですね」
フランス「二品じゃねーか」
イタリア「Uovo を Tajarin にパイルダーオン!」
日本「○井豪?」
台湾「目玉焼きをパスタの上に載せました」
旭日「これで、一皿の一品料理になりましたが……」
◆実食終了◆
●判定
台湾「最後の試合で、初めて判定まで行きました」
旭日「互いに、どちらが勝ったかの審査する事になります」
フランス「勿論、我がフランスの勝ちだ!」
イタリア「イタリアの勝ちだ!」
台湾「……この場合、どうなるんでしょうか?」
「と言うか、そりゃこうなりますよね」
旭日「異世界料理対決ルールブックによると、可能であれば対戦者以外の参加者での判定になります」
「この場合は、日本と中国ですね。その両名が、話し合って一人の勝利者を判定します」
日本「再勝負で、フランスが改心してポトフとか出すパターンかと思った」
◆延長・実食◆
●先攻・フランス
中国、完食。
日本「赤ワインのおかわりください」
●後攻・イタリア
中国、完食。
日本「麺に目玉焼きが乗ってると、焼きそばや東南アジアの様だ」
「紅生姜……じゃなくて、白ワインのおかわりください」
◆延長・実食終了◆
●判定
話し合う日本と中国。
中国「判定は」
日本「ドロー」
台湾「あーっと、判定は引き分けです」
中国「両方とも美味かったアルが」
日本「アジアだと、欧州ほどフォアグラやトリュフやキャビアの神通力は効かないので」
「更に、日本だとフォアグラよりも『アンキモ、アンキモ、アンキモ!』」
「トリュフよりも松茸、キャビアよりもイクラの方が食べ慣れてるのもあって好まれるし」
「キャビアとかトンブリかと思った」
中国「はッ!……トンブリを色付けして塩っぱくすれば、高額で売れるアル」
日本「フォアグラやトリュフの良さが分からなかった。とりあえずドローにしてみた」
旭日「この試合は、正式に引き分けとなりました」
台湾「全試合終了の結果、日本3勝・フランス1勝1分1敗・イタリア1分2敗・中国3敗となり、日本の優勝となりますが……」
「ちょっと待った!」と、何処からか「ちょっと待ったコール」が!
日本「フランスのにイタリアの目玉焼きを載せたい!」
旭日「付加価値と言うか、ワンパク度が増えそう……」




