4 イタリアvs日本
◆第2節・第1試合◆
台湾「エピソードタイトルを見るに、イタリア先攻で日本後攻の様です」
イタリア「一品料理で勝負だッ!」
日本「うむ」
イタリア「此方の料理は、Pizza Margherita!」
台湾「パスタの次は、これまた王道のピッツァで来ました」
旭日「王道は『2つ』あったッ!」
イタリア「Pizzaを選んだのは、照り焼きチキン・ツナ缶・マヨ・コーン・明太子・もち・パイナップル・等々……」
「Pizza に誤った具材を使う、日本を正す為でもある」
旭日「それは、ピッツァとピザの違いですね」
「ピザにパイナポーを使い始めたのは、日本では無いですが……この辺りの拘りは、イタリア料理特有です」
台湾「と言いますと?」
旭日「イタリアは、都市国家の融合体と言える程、各地に地域性がある為、料理も発祥地により厳密に守られています」
「それは、質が落ちない反面、ややもすれば原理主義に走り進歩が無く停滞する恐れもあります」
台湾「なるほど、正式なカルボナーラは食材等の決まり事が多いそうですしね」
旭日「なのもあり、本場のカルボナーラは重たくて週に何度も……は厳しいそうです」
台湾「揚げ物の様ですね」
旭日「はい」
「ソースに使う卵が目立ちますけど、豚ほほ肉の塩漬け(グアンチャーレ)と羊乳のチーズ(ペコリーノ・ロマーノ)の脂のコクや塩味がキモになります」
「なので、同じくぶたの脂が重要なラーメン○郎に近いとも言えます」
台湾「おおぅ……」
「……イタリアは、ピッツァ・マルゲリータですが片や日本は何でしょうか?」
日本「こいつに スパゲティを食わしてやりたいんですが かまいませんね!!」
台湾「どうやら、イタリア相手にスパゲティを出す様です」
旭日「スパゲティは、ロングパスタの一種で乾麺だと太さが1.9~2.0mm前後の部類になります」
「日本だと何でもかんでも、Spaghettiと記載されてたりもしますが……」
調理開始
台湾「日本が、鍋で湯を沸かしてます」
旭日「沸いた湯の上で、パスタを両手で水平に持っていますが……」
日本「○摩リン!」
台湾「パスタを二つ折りにして投入しましたッ!」
旭日「イタリアが、ぶちギレ金剛!!状態です」
台湾「パスタを茹でている間に、日本は具材の用意に取り掛かる様です」
旭日「ピーマン・玉ねぎ・ソーセージをカットしています」
「これは、若しや……ナポリタン?」
台湾「パスタが茹で上がった様ですが、通常より柔らかそうですね」
旭日「アルデンテでは、ないですね」
「麺の歯応えを気にするのは、イタリアと日本ぐらいと言われますが今回の日本は、もちもち触感に拘った様です」
台湾「茹で上がったパスタを、流水で洗っています」
旭日「麺の滑りを取りつつ締めています。これは、日本の麺料理でよく行われる技法です」
台湾「パスタの水気を切り、バットに空けてサラダ油をかけ、冷蔵庫に入れました」
旭日「サラダ油は、麺同士がくっつかなくする為ですね」
日本「それを一晩寝かしたのが、此方になります」
旭日「なんと、パスタの茹で置きです」
「日本だと喫茶店や路面スパゲティ(ロメスパ)の店で使われる技法ですが……」
「イタリアが、ぶちギレ金剛!!2状態です」
台湾「具材を炒めて、そこに色々と調味料を入れていますが、今トマトケチャップを投入しました」
旭日「ケチャップは、よく焼いて余分な水分と酸味を飛ばし風味を増す事が重要ですが、ケチャップを使った事自体で……」
「イタリアが、ぶちギレ金剛!!3状態です」
台湾「炒めた具材に麺を加えて、よく混ぜ合わせています」
旭日「ナポリタンの完成です」
台湾「ナポリタンを作る間に、別のコンロで鉄板を温めていましたが……」
旭日「卵を溶いています」
「これは、若しや……名古屋めしの?」
台湾「木台に置いた鉄板に卵液を流し込み、その上からナポリタンを盛り付けました」
「更に、チーズと普通のパセリをかけて……」
旭日「鉄板ナポリタンの完成です」
台湾「更に、コッペパンに切れ目を入れました」
旭日「横からは腹割りと言いますが、上からなので背割りになりますね」
「これは、若しや……ナポリタン・ドッグ?」
これまた、いつの間にか作っていたアイスコーヒーを添えて
日本「日本の喫茶店風 鉄板ナポリタン&ドッグとアイスコーヒーです」
と実食テーブルに置いた。
更に、タバスコも置く日本。
旭日「アントン!」
日本「そのまま食べたり、パンに挟んでナポリタン・ドッグとしても食べられる一品です」
「前の試合でカトラリーの問題が有ったので、手掴みでも食べられる様にしました」
「ドッグにもする為、パスタを二つに折りました」
「アイスコーヒーは、パンだと喉が渇くので喫茶店っぽい飲み物を添えました」
旭日「『もてなしの心』っぽく言ってますけど、対戦相手はぶちギレ捲ってましたが……」
台湾「その対戦相手のイタリアは……頭に血が上り過ぎて失神してました」
旭日「異世界料理対決ルールブックによると、制限時間内に料理を出せなかったので時間切れの失格負けになります」
試合終了のゴングを鳴らす台湾
日本「あれ、勝った?」
旭日「今回、実食すら無かった……」
台湾「マフィアvsヤクザになるかと思った……」




