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異世界ヒューマンズ  作者: 正男・ジョースター


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2 日本vsフランス

日本「エピソードタイトルが、日本vsフランスって事はNPBでなくMLB方式やね」


台湾「ん、そうなん?」


日本「うむ、ホームvsビジターなのがNPB。先攻vs後攻なのがMLBとなる」

「今後も、そう記載されると思われるので理解されたし」


フランス「勝ったッ!三文(さんもん)小説完!」

「料理対決での後攻は、リバーシの角を取る様なものッ!」

「これで、勝ち確ッ!」


日本「うーん、確かに料理バトル漫画だと後攻の方が勝率は高いけど、それ口に出して言うと負けフラグっぽいなぁ……」



「ん、何。実況やれって?」とスタッフに要望され台湾は実況を担当する事になる。

「でも、解説が居ないと……え、解説の人いるの?」


「只今、ご紹介にあずかりました。日本です」


「え?日本って、あれ?柄が違う」


「はい、料理をする方は日章旗の日本にほん。解説をするのは旭日旗の日本ニッポンです」


「某半島民が、○タリアしそう……」


「日章旗の日本にほんが○藤敬司で、旭日旗の日本ニッポンがグレート・○タの様な関係です」


「確かに旭日旗の柄は、フェイスペイントっぽいけど……」


「ややこしいので、日章旗は日本、旭日旗は旭日という事にします」



◆第1節・第1試合◆

 調理開始早々、作業を始めるフランス。

対する日本は、それを見ているだけ。


台湾「どうしたんでしょうか?日本は、全く動きませんね」


旭日「作るのは一品だけだし、既に用意されているのでと暫く見学するそうです」


フランス「宣言してやろう、日本が得意とする海鮮、そのシーフード料理でフランスが勝つッ!」

「此方の一品料理は、Bouillabaisseブイヤベースだッ!」


台湾「あーっと、フランスがブイヤベースを出すと宣言しました」


旭日「ブイヤベースは、実にフランスらしい一品ですね」

「元は、傷等で見た目が悪かったり・処理が大変だったり・小さかったり等の扱い辛い魚を塩煮するだけの料理でした」

「現在では色々と洗練され、日本でもブイヤベースの素とかの調味料で手軽に作る事も出来ますが、本来は数種類の小魚を出汁の為だけに使い、具材となる魚も各地で拘りがります」

「この辺は、余り良くない素材でも料理法で美味しく食べられる様にするというフランス料理の本髄です」

「ポトフも、硬い肉や野菜を長時間料理して美味しく食べられる料理ですし、よくイメージされる高額なフランス料理は試行錯誤した調理法の副産物の一つで本質ではありません」


台湾「……なるほど、料理も解説もガチなので驚きました」

「しかし、その様な凝った料理を一時間で作れるのでしょうか?」


旭日「調理時間は、フランス料理の最大の弱点ですね」

「フランス料理が高額なのが多いのも、調理時間が長いというのも大きいです」

「フランス料理の魚の出汁であるFumet(フュメ) de() poisson(ポワソン)も、短時間では厳しいですね」

「分かり易くいうと、自宅でラーメンスープを作ると考えてみてください」


台湾「あぁ……」


旭日「異世界料理対決ルールブックによると、時間の掛かる食材は自ら調理した物に限り持ち込み可能だそうです」


台湾「その解説を待ってたかの様に、フランスがインベンドリから寸胴を取り出しコンロに掛けました」


旭日「各々、ブイヤベースの作り方をネット検索してください」

「それが今、目の前で繰り広げられています」


台湾「おい」



『○ング・クリムゾン』



旭日「そうこうしている内に、後は具材を煮込むだけになりました」

「フランスは、制限時間に間に合うと思いますが、対戦相手の日本は……」


台湾「全く動かないと思ったら……寝てますね……」


旭日「深夜アニメを生視聴したので眠かった様です……」


台湾「今、スマホのアラームで起きました」


旭日「顔や手を洗って、調理開始」


台湾「冷蔵庫から、鍋を取り出しました」


旭日「あれは、前日に作ったカレーですね」


台湾「カレーを、レンジ対応ドンブリによそっています」


旭日「数は、日本とフランスの丁度2人分です」


台湾「空になった鍋に水を入れて、コンロに掛けました」


旭日「……これは、鍋を……」


台湾「お湯が沸いた所で、冷凍庫から冷凍うどん2玉を投入」

「カレーを入れたドンブリを、レンチンする様です」


旭日「うどんを湯でながら、鍋の内側にくっついているカレーを溶かしています……」


台湾「冷蔵庫から総菜のトンカツを取り出し、鍋に入れました」


旭日「トンカツを箸で掴んで湯で温めながら、鍋の内側を綺麗にしていますね」

「そう、カツ丼を食べる時の様に……」


台湾「市販の麺つゆを投入」


旭日「麺をドンブリによそい、スープも入れて完成した様です」



◆実食◆



●先攻・日本

日本「カツカレーうどん!」


どんと言うタイミングに合わせ、ドンブリをテーブルに置く日本。


フランス「……」


日本「名付けて『残ったカレーとかを消費しつつ鍋も綺麗にする休日の昼のひと時』」


フランス「自宅で食べる有り合わせの食事じゃねーか」


日本「より本格的なら、ドンブリを使わずに鍋のまま食って洗い物を減らすッ!」


フランス「……」

「まあ、食べないと失格で負けになるから食べはするが……」


 高級な銀のカトラリーを用意するフランス。

何か凄い装飾のフォークを選び、食べようとするが……

ドンブリを手に持たなかった為、口までの距離が長かった事もあり、食べようとする直前でうどんが落ちる。

うどんが、ドンブリにダイブ。

当然、汁が飛びフランスに掛かる……


フランス「うあーーーーッ!」

「ミーのアヴァンギャルドでオートクチュールなプレタポルテでフォトジェニックの風のファイナルモードのキッチュでポップでシャイなあん畜生のコックコートがッ!!!」


台湾「どうやら、フランスのコックコートにカレー汁が飛んだ模様です」


旭日「本来、コックコートは汚れてもよい物なんですが、フランスは、実食の前に○ルばらの○スカルが着る様な客前専用コックコートに着替えました」


フランス「あァァァんまりだアァアァ」


日本「ああ、カレーの汚れは油分を洗剤で落とし、黄色い色素を日光の紫外線照射に当てると良いよ」


慟哭しながら走って外に出るフランス。


台湾「フランスが、外に出てから暫く経ちましたけど帰ってきませんね……」


旭日「異世界料理対決ルールブックによると、この場合は敵前逃亡と見なしリングアウト負けになる様です」


試合終了のゴングを鳴らす台湾。



「あれ、勝った?」

自分用のカツカレーうどんを食べながら勝利宣言をする日本。


画して、第1節・第1試合は、日本の勝利・フランスの敗北で幕を閉じたのであった。

台湾「○ョジョネタ、多くない?」

旭日「日本では、アニメ化された部は義務教育になってますので」

台湾「どんな国だよ」

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