877 がんばるのってたのしい。10/27
10月27日 水曜(旧暦初冬、寒いって事も僕にとっては幸せ)
冬は籠もりがちなんだけど、なんとか外に連れだそうとして昔からの遊びとか
新しい遊び、動きやすい暖かい服とかを作ってみたりしてる。
かつての年末が近いよってことは三ツ滝郷の開村記念日ってことでもある。
それで目玉イベントの地位を獲得したアレにちょうどよく連邦首都にオープンしたプラコで見て買ってくれた人達がいて競技会に参加したいって。
ほとんどはフワリって目的で浮かせてお金稼ぎだったんだけど、数冊出しているルールの本で練習してくれて、購入者優遇で熱出力用の石を安く買って猛特訓したんだって。周りにはやっている人達はいないそうで、ニュース誌で記事を見てウチに相談に来たのが数組あったから、じゃあってね。
ちょっと前のイベントで連れて来てて隣街で練習をしてた。
他所からも来たってことなんだから国際大会ってことにしていいんじゃない。
代表者で集まって規定の再調整。ハウトゥ本は機器の扱いから風の知識・読み方や競技の種類、練習方法、反則は初回大会で起きたアクシデントから想定して強化したものを採用している。
2回目は関わっていないので知らないし報告書がその辺詳しくないものだったから新刊の発行はないの。
会って話すと同好の士で、マイナー(競技人口が少ない)同士の話や意外な競技の落とし穴とかも出て、ルールを調整して誰もが納得ということになった。
こういうのをスポーツ大会でもしたいんだけど委員の選抜が難しいんだよね。
大国主導にしちゃ不満たまるし、競技で強いからって理屈も良くない。なにせウチは先行で、種族を拘らない運用で勝っているようなものだもの。
異種族を解放して自国民として受け入れるかって時に排除を選んだ国は少なくないんだけど、それをニコイチとかにしちゃってて不満あるだろうからねえ。
管理側が流した悪評に踊らされていた人達も触れ合う機会を持てば分かってくれると信じてる。悪いのは確かにいるんだけど、それは管理されていた反発からきたものだし、そもそも迫害していた側がごめんなさいしていないよね。
聖国ではそういう話を集めて特定して処するのを仕組んだし、軽度重度も彼らはしっかり見ていて忘れない。苦境の時の記憶って深く残るみたいでダメってなったときに謝れなかったツケを払うことになるんだろう。
再スタートする時にそれらはいらないから、ああいうのは一度で清算をして遺恨とかは残さないにしただけ。愛国心MAXの称号の残滓が厳正に軽重を判断するから結果が重くてもそれは正しいことなんだよ。
そういうのをごまかせると思って軽く考えていたり保身に走ったことが消えることはないしコレが受け継がれていくかもしれない。
モヤモヤを残しておくというのもひとつの選択って事なんだろうけど、すっきりしないから関わらない。きっとトコトンやることになるから面倒って方。
もういいやって各国の立場はいちおう尊重して、各国に村を造って支配地域でまだらにして政府を空気扱い、断るだろうっぽいことをワザワザして拒否したって事実を積み上げてる。
国際的な国を跨いだイベントの最初の方は政府の思惑があったみたいで細々程度だったり、失敗になったりしていたんだけど、ようやくそれを知った。
企みがあれば遠慮はしない。広報はしっかりしたし、チラシをどうぞしてパンフで説明もする。分からないものを人は避けるとか今まで流したマイナスイメージだってある。なのでそういうナゾなものを見たいという欲求や現状を変えたいって気持ちに訴えかけた。
先行のスポーツ大会はイメージ向上に使って、イベントの成功で次の印象も良くしていっているんだけど、国が投資した結果が市民のためになってる。
上の人達は誇示のつもりなのに結果がそうなっていない。国家掲揚するには考えが古くて、人を配置すればいいっていうもったいない使い方じゃ選手は流出する。
次代での選手を狙って結構露骨に引き抜きが始まっている。若手だと出番ないし苦しいだけの練習は選手生命を短くするというニュース誌の科学的説明をみたり話を聞いたりして退役、移住が進んでいる。
前回は子ども枠というのがあって、特に大国ではキラリンな才能が散見してた。
初回有利で僕らは勝っただけだから次回は難しいって言った。それがド素人ばかりだからになって後者の方で安心しちゃってたね。
だいたいのとこは程度の差あれど、年功序列意識があって若手の出番が激減。
ウチ関係の若手中心の構成やキーとして活用していたとかで、下火になっていた引き抜きが大会中から再燃している。
ずっと出られないと思えば、新たな土地で再スタートというのはあり。
勝手に育つと思っている人達は育成の視点がないし古い国は上下に拘りすぎのままなので今冬に選手を送れるのか不安はある。
プカリするのに運動能力の高低はないし、どちらかというと釣りのように直接ではない要因をのんびり考えるモノで、国際大会だとしても国家掲揚とは無縁。
趣味なだけなものに国が関心を持たないだろうけど、ふわりして道や山や塀を無視して現れたミコの物語を誰もが童話で良く知っている。
それは長く造ることができなかった。その理由が大きな球を作る生地ってことで軽くするのが難しかった。少し前からどこからか生地が手に入るようになった。そこに作り方はあったし燃料(燃える空気)もあってがんばれば作れた。
それを使って興行をして結構儲けるんだけど、その人達が利益流出を避けるために記録(本)を残さなくて作り方が消滅。
手に入らない時期があって忘れそうになっていた頃に商会から完成品で新発売。
プリントオーダーも出来るしカゴ部分のデコデコまである。高額だけど今までの製造(研究)費用を考えたら破格。軽くするためにカゴがツルで編んだものになっていたり、ファイアーする部分が精霊石道具になって危なさは少ない。
昔のっていう軽くて丈夫なナゾ生地は僕が長年試作していたものだろう。一度にたくさん作って作り方メモと一緒に倉庫に放り込んだから供物の返礼品としてちょうど良かったのかもしれない。
そうやって何でも作ってみたをして改良をしてきたから、それが物質の根幹の知見を得て様々なモノが創れるようになったのかな。
過去の賢者が開発した理論的なのは次々浮かぶし実験の記録もそう。それを組み合わせてどう実現させるかって方法を探すのは楽しい。
例えば、明らかに毒なのに色んな場面では無害で利用出来るものに変わったり、合わせたりしたら全く違うモノになったりする。
毒だってさじ加減なんだから、ちょっとだけなら有益なものにだってなる。
殺菌のために飲み水に混ぜているのとかの毒性は低いから一般用にも売っているけど、農薬とかだって毒だもの取り扱いできるのはケンシュウをして合格した人だけでそれも扱える段階があるよ。
今回の競技の起点は隣街で湾を横断するコースで途中のチェックポイントはないけど長距離飛行をする。
途中ワープじゃないけど強風箇所があって、その風に長く乗れるかがポイント。
みんなが見られないゾーン(未開発で立ち入れない区域)はツマンナイから飛ばすっていうこっちの事情なだけ、時間の都合もあるし。
オトモダチが本体を損傷をさせることなく安全に飛ばしてくれるからいいんだけど、普通であれば気球って風任せだし弱いからちょっとでも強そうな風だったらしないし、上昇気流が出てくる昼間とかもダメだったりする。
今回は自作の気球を禁止して貸与するのは安全が担保されていないということもある。距離が割と長いし、風がある区域の難易度は高い。
僕らのは熱とガス室のハイブリッドで、気球自体も軽くだけじゃなく強度もあって推進用の精霊石道具も付いてる。風に流されたり、グンと上がりだしたら補正する機能があって、これは(ナイショだけど)遠隔操作もできる。
熱を発生させるバーナー部分に火は使わないのに、それっぽくしているのはイメージってヤツ。無音で無色じゃあ気分がでない。
今の技術で作るとバーナー部分やそれに繫がる燃料っていうのがかなり重い。
けど精霊石でなら基本性能だけで作れて小さい。そういうものは大きさも大事だそうなので見た目は重いけど中はカラッポな軽量素材。これって僕が持てちゃうくらい軽いんだよ。
今回もオベントありだけど受注って形にしといた。初回の時にどうぞした時にサポートスタッフ分がないって言われたんだけど、あれは僕の分のついでに軽食あったほうがいいよってあげただけだもの。
用意しておくのは当然のことで動いたときにはオナカが減るってことを忘れているんじゃない。いつもなら多少空腹気味の方が集中できるってことだろうけど、僕にとってペコリンは悲しいんだから、お昼の用意はしててよね。
今日のは随伴(追っかけていく、待ち構える)は必要ないし、お店はあるので希望を取ってみたよ。
軽さは大事だし、じゃまにならないようにタワー型で器はカミだし、ケースはベル箱で飲み物もある。ヒモを引っ張るとケース自体が温かくなる構造でほかほか。
お酒は禁止。因果関係はハッキリ分かっていないけど、よくない結果がいっぱいある。前にいねむりオーバーランした印象が強くて印象はかなり悪いよ。
当然火気もダメ。火種を落としたりして山火事とかになったらイベント自体がなくなるかもしれない。
出発はベルや合図もなくスウ〜っと。だいたいの順番はあるけど、出発出来るとこから次々にフワリしていく。貸し出しのは当然広告をしていてアイドルのとかスポーツしようよとかニンジャパークの新ゾーンとかね。なんか多いのはレースしないのもいるからでフワリだけとか出発しないよとかもいる。これはこのまま夜までイベントは続いて、提灯のように灯る。きっときれいだと思うよ。
この街を起点にしたのはもちろん山リゾートの紹介ってことで、出かけない人達をお誘いする。そのためにまずバウム(無審査)をクローネ(要審査)にしなきゃなのでうちの店に来てねというのもある。
出張した人達は当然取得しているし、お仕事振り分けもしているから多くの人達の確認は出来ていて申し出てくれればいいだけになってる。
スタンプポンは機能ダウンだから入れ墨かアクセしている人達は重複になるんだけど、それでも全部の人達がスタンプもする。
必ず持ち忘れるからって言い切るとこが潔いのかどうなんだろう。対岸にお仕事や遊びに行ってくれなかった原因がコレってだったって、言ってよね。
フワリの距離は今までの倍以上だし、僕ならおトイレの心配をまずする。控えてとはしてもそれがどのくらいかは個人差があるし、冷えたらゲーリーや辛抱たまらん的なアレもある。
急なもよおしにはクスリがあるんだけど汚されたくないし同乗者が迷惑する。そういう変調をしないように(オトモダチに)お願いしてる。
単にイヤだからって頼むのは僕もしなくてちゃんと(後々の)その人達の心配をしているから快くしてくれるんだと思う。これに感情はちょっとで最悪の妄想をいっぱいしてしまうだけでココロが豊かになったってことではないんだろうね。
途中の森は道も消滅させて立ち入れない。街道を作って途中に村々を作るって計画も最初に考えたけど却下。尻尾大集合だったらアリだったかもしれないけどそうならなかったし、中途半端になるくらいならしない方がいい。
なにもなしとはいかないので映像で中継はしてる。商店街の広場と出発の隣街、それに三ツ滝郷の駅に東雲でも。たぶん出発のは遠くに見えたはず。
前回の2回目もゴールだったみたいだけど報告書がペラペラでどうだったのかが分からない。いちおう水宿(旅館)の記念日もあるし、期待されているみたいなので海まで含めてのイベントというのは維持にしてる。
ふわふわっていう風景の幕を見ているだけでは案外つまらない。走っているのと同じなはずだけど、そこに経験という共感できるものがないんだから、なにがしかの変化が分かるアクションが必要になる。
映像で分かるくらいの早さとか景色の変化(美しさ)を魅せるようにして、ノンビリ(気球としてはかなり速い)な競争に楽しさを感じてね。
どちらかというと景色を魅せるって感じで山の魅力をまだ来たことのない人達にもアピールする。イベントって販促なんだもの。来て来てってするんだよ。
順位は出るんだけど競技の性質上、事故無く到着してよかったねが大事。
ターゲットを狙うって競技ではあるけど、忍者な人達は昔からそういう訓練してて、さらにいっぱい練習していたし、おじさん達とかお姉さん達とかは感覚的に出来ちゃうんで離れたとこから適当に投下しているようにみえるのに優勝争いは数センチMの世界だったんだよ。
一般人じゃ高度下げてもターゲットから外すのが普通。争う気なくなるでしょ。
遠くに雪を被った太郞山を初めとした白い地域と湖が見えたらもうすぐゴール。
風向きを最後まで読まないと明後日の方に行っちゃう。高度を上げて下げてしか気球は出来ないんだから事前の情報を頭に入れて、目に見えない空気の流れを捉えないといけない。
時間がゆっくりだし景色というのは大事。これをみんなにもお伝えして山に興味を持って、行こうかなにならないかなってね。
そろそろ到着ってなっても安心してはいけない。地表付近の風向きが違うから、その分を読んでジグザグに進路を計算する。
今までは順調だったのに周りを見て合わせているだけでは狙いには近づけない。
フラ〜っと行っちゃうのがいくつかあって、遠隔で精霊石道具を操作して何となく上手くいったような感じで全部がストンストンと到着。
カチンカチンと地盤のフックに引っかける。
安心したら急にもよおして、大急ぎで仮設トイレに飛び込んでた。
それを迎える人達とみんなで大笑い。長旅おつかれさま。
このお祭り自体は10日間あって、イベントはもう始まっている。
宿泊してくれることが大事だし、列車の旅を楽むより「とにかく現地」と
いう人達には速いよ便っていうのもある。
飲んで歌って見て泊まる。ようやくリゾートって言えるくらい設備も整って
きたよ。まだ間に合うからぜひお泊まりに来てね。
いよいよ6月も終わり。次は7月で金曜日。よろしくね。




