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第五十二話

「一体、如何いうつもりだ?答えろ聖女!」

僕が、爆音が鳴り引いた瞬間竜の寝床から飛び出し街の方に向かったときに最初に見たのは聖女が街に火を放った姿だった。そして僕は白竜の銃口を向けて聖女に問う。

(なぜこのようなことをしている?目的はユウか?誰の指示によってこのようなことをしている?いや、そんなことは如何でもいい!今優先するべきは市民の救助だ。こんなところで燻っているわけにはいかない!)

そう結論付け僕は白龍の引き金を引く。だが、

『ガキイィン』

周囲に、弾丸を防がれた音が響き渡る。そして土煙の中から出てきたのは、白亜の鎧を着込んだ枢機卿クラスの権力者のみに動かせれる騎士団。

「驚いたな。まさかお前達がいるとは予想外だった。いくら聖女とはいえ、別勢力のものだ。だから、お前達はいないという前提で行動していたんだがな。なぜ、こんなことを黙認している?答えろ!守護騎士いや、聖堂騎士団(テンプル騎士団)!」

「あらあら、全く。淑女に対するマナーというものがなってないのではないですか?」

「ハッ。笑止!笑止千万!残念ながら、君たちのような愚かしくも猛進し続けるような輩に対するマナーというものは僕の辞書に存在していない!それよりも、いいのか?仮にも教団が街を滅ぼしたり放火したということが知れ渡りでもしてみろ。それこそお前たちの評判は地に落ちることになるが?」

「そんなこと何も問題ではありませんよ。鉱山都市なんてものなかったことにしますから、さて私は半魔達を殺しに行くのでどうか頑張ってくださいね?クラウシア。」

「承知しました。」

そして奥から歩いてきたのは、クラウシアだった。

(うーわマジかーこりゃ殺すことも考えなくちゃな。しょうがない、強すぎるから使いたくなかったんだけれど使うか。)

「我が炎は烈火が如く、しかして恨み、憎しみ、苦しみ、怒りそれら全てを飲み込み恩讐の彼方にありし神とみまごうほどに鮮烈でしかして神聖しかして邪悪な相反する理を現す刃なり。

然るに、この刃を表す力を持った言葉は一つのみ。『能力封印・解除』羅刹王・閻魔が派生!精神の名を冠するその至高の一振りいざこの場に照らさん!

『矛盾剣・復讐の刃をいざここに(モンテ・クリスト伯)』」

その瞬間アゴニーに白と黒が混ざり合った灰色の炎が灯った。そして、アゴニーを地面に突き刺し言う。

「残念ながら、これで終わりです。慈悲を与えよう。涙を与えよう。烈炎の如く覚悟を示そう。さあ、人を救おう。

救済者(エデ)』」

すると、突如として聖堂騎士団の頭上に白色の光が灯り列炎の如き業火に包まれた。

「この炎は、断罪の炎。さあ、冥府にて自らが成した悪行をくいるといい。さて、何か話したいことがあるんでしょう?早めにしてくださるとありがたい。こちらとしても急ぎたい気分なのでね。」

「安心しろ。すぐに終わることだ。」

「なるほど、それはお互いにありがたいですね。」

そうして、クラウシアと向かい合った。

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