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第五十一話

「到着したよ。」

そう言ってユウが指を指したのは壁だった。

「あの・・ユウさん?ちょっといいかな、普通の人間は壁の奥に何があるのか透視出来るわけでも通り抜けれるわけでもないんだよ?(いやグングニル使えばいけるか・・・)」

そう思いながら見ていると、ユウはツルハシを出して特定の場所に当てた。

『カツーン』

その瞬間、壁は縦にさけ僕の目の前には巨大な竜の骨が横たわる周囲が巨大な滝で囲われた美しい花畑が広がっていた。

(すごい!まさに雄大、前世の三大瀑布にも勝るとも劣らない程の美しさと自然の厳しさを表現しているような絶景だ。こんなところがあったとは。『平安宴歌』の中でもこんな場所はなかった。)

「ついてきて。竜の場所に案内してあげるから。」

そう言ってユウは僕を連れて、竜の方へ向かっていった。

『おい、主人!こいつ明らかにやばいぞこいつ、見たところだがミドガルズオルムとか言うバケモンの系譜を受け継いでいると見てもいい!死因はおそらくだが、オーディン達に殺されたな。焼け焦げた跡があるそんなことができるのはトールだろうな。』

(なんでそんなこと知ってるんだ?アゴニーが作られたのは、戦争が終わる直前だったろ。トールの戦闘を見たことはないだろ?)

『一応、作られた直後にへパイストスとティアマトに敵対勢力はどんな能力持っているのかとかに関して教え込まれていたからな。』

(そういうもんなのね。)

「はい。これをあげる。」

そうして、ユウは竜の骨の横にあった鉱石を僕に渡した。

「かなり貴重なものなはず。ここにはたくさんの鉱石があるけれど、それは一つだけしかないから。」

(ちょい待て!これって、『星脈鉱石』じゃないか!?正直言ってこんなやばいものあるなんて知らなかったんだけど!?)

星脈鉱石それは、一種の星の核のかけらといってもいい代物。これを使った武器を持っていた、蓮は『平安宴歌』の世界において数多の半神、半妖、半魔を大量殺戮していてこれを使った武器を持った彼ないしは彼女を人々はこう呼んだ。その武器の形状からも、そしてその能力からも生命の天敵『死神』と。

(まさかそんなものを僕に渡してくれるとは・・・価値がわかっていないのもあるんだろうな。だけど、こんなもの渡されたとしても僕には白龍とアゴニーがあるからあんまり使わないんだけれど・・・まあ持っていて損はないしもらっておこう。)

「ありがとう。ありがたく頂戴するよ。」

その瞬間、街の方角で爆発音が響き渡った。

「はい?」

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