第四十四話
「動くな。少しでも動こうものならば、心臓を撃ち抜く。大人しく大人しく有り金全部渡して貰おうか。」
(う〜んこいつは驚いた。まさか、『THE山賊』みたいな顔をした人物が襲撃してくるとは予想外。てか思ったがこの世界治安悪すぎないか?)
僕がそう思っていることなんていざ知らず、男たちは僕に向かって言った。
「懐に持っている湾刀を、置け。」
「どうするつもりなんだい?これは僕以外に扱えるような代物じゃない。使おうと思っているのなら見当違いもいいところだよ。それにこれにあまり価値なんてものないし。」
「ふん、騙されるものか。お前がきている服は明らかに『四大貴族』のものが来ているような材質の服だ。恐らく、その湾刀もなかなかの名工が作ったものに違いない。」
(正確にいうと、神々が作ったものなんだけど・・・・)
指示に従って、僕はアゴニーを地面に置いた。だが、その隙に僕は指輪に変形させておいた『白龍』を変形させる。
『おい主人なんだその武器!?すっげえカッコいいな!』
「なんじゃありゃあ!?見たことねえだがとりあえず打て打て打て!」
変形した白龍は、例えるのならば銃と刀剣が合体したような例えるのならそう刃の部分んがない『銃剣』のような形状に変化していた。
(ハハハ!こいつはすごいや!ほむらに頼んで、改良しておいた甲斐があった!)
そう、僕がほむらを助けて青玉家に突入するまでに5日間の猶予が存在していた。その期間に僕は、ほむらに『白龍』が拡張できるように頼んでおいたのだ。
(そのおかげでこんなにロマンが溢れる武器になったわけだが・・・)
そして、僕に矢が迫ろうとしたがその矢は氷の盾によって防がれる。
『氷天六花・離弁花花弁結氷』
その瞬間、僕の前には六角形の氷の結晶が出現しその矢を防いだ。
「白龍銃剣形態・出力『雷刃』」
その瞬間白龍に雷でできた刃が生成される。
「残念ながら、悪人を許す気概を有しているわけではないのでね。そして、未だ未熟な身でもある故大人しく死んで貰えるというのならば、ありがたい。」
「舐めるなァ!射て射て射て射て!」
次の瞬間、僕に向かって大量の矢の雨が向かってくる。
(思ったよりも多いな。数十人はいると見てもいい久しぶりに、使うか。)
『天剣術模倣第一型『宵の目』』
それを使った時、僕の目には物体は数秒先の未来を移すことができる。
(正直言ってこの技、同格相手とかにしか通らないんだよなあ。茨木童子の場合は、軌道がわかりやすかったから使わなかったけれど。もっと精進しなくてはいけないよね。さて、ここだな)
そして、放たれた矢は僕に一つも当たることなく地面に突き刺さるのであった。
「くそ、なんで当たらねんだ!普通弓の軌道なんて読める訳ねえだろうが!」
「いいや、読めるよ。君たちの常識で、僕の常識を非常識というのはやめてもらえるかい?正直言って、ひどく不愉快だ。」
『あわわわわ主人が珍しく怒ってる!こいつら、死んだな。』
その次の瞬間、僕は地面を踏み込んだ。そして、雷で生成された刃は彼らの体を通り抜ける。
「くそっ!なんだっていうんだ!?理解できねえよおいとりあえずお前たち逃げるぞ。」
「ふ〜、やっぱりか。」
この雷で生成された刃は、実体を持たない。それゆえに、
「グワァ」
「な、なんで切られていないのに!?ギャア!」
切られたものは、数秒後に痛みを感じる。
「なめんな!」
そう言って、先頭にいた男が斧を持って僕に襲いかかってくる。
(確かに切ったはず何かしらの耐性持ちか?)
そう思いながら避けていると、彼の斧が僕の右手を掠めた。
(ふむ、これは驚いた。確かに僕の身長や彼の腕が伸びる距離などを計算して避け尽くしていたはずなんだが。これは少しまずいな。もう少し回避に専念したほうが・・・いや待て体が動かない!?どういう仕組みだ!)
「オラ、これでおしまいだ!」
次の瞬間、彼は僕に向かって斧を振り下ろそうとしただが
(これは、『氷の帝国』を手に入れてなかったら危なかったな)
ありとあらゆる戦術・異能・戦略に対応できる多種多様な能力が使用可能になることそれがあ『百鬼夜行』の最大の特徴だ。
僕は『氷天六花』によって生成された氷の盾で相手の攻撃を防いだ。
「くそ、まだだ!もう一回!」そう言って彼は後ろに下がる。
「残念だけど、もう一回はないよ。君の能力、影に関係する能力でしょ?詳細をいうのならば、相手の影を貫くまたは踏んだりしている場合その相手の動きを止めるという系統の。来てみなよ?踏んだり貫いたりする間も無く、殺してあげるから。」
その言葉に彼は激昂して僕に斧をぶん投げた。
「残念だけれど効かないよ。」
そう言って僕は『氷天六花』を展開する。
「くそが!舐めてるんじゃねえ!」
「舐めているのはそちらの方だ!君は、今までいくつの人間を殺した?ここを通ろうとする人は多いはずだ。それこそ商人などがね。」
「知るか!貴様は、当たり前のことを覚えているというのか!?」
「人を殺すことが当たり前だと?」
「そうだ、俺たちを雇わなかった雷聖家の人間も見捨てやがった教会の人間も全部全部ぶち殺してやる!」
その瞬間、僕に向かって襲いかかってきた。
「悪いけれど、情けをかけれそうにはない。済まないね。
『氷天六花合弁花『花弁の剣』』
次の瞬間、男の体と首はわかたれていた。




