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第三十六話

「ほれ、こっちに来い。」

忌々しい、女狐のような祖母が家の奥底にある祭壇へと向かう道で私に向かって言う。

「言い忘れておったが、くれぐれも妾に歯向かうことなどしないほうが良いぞ妾とて新たな肉体となるものを傷つけたくはないからのうハハハ!」

「わかっているわよ。いくら私でもあんたには敵わない。それは身をもって理解している。」

「そうじゃろうなあ。そのことに関してはお主が一番よく知っておるであろうなあ。」

そう、こいつが知っている私だったら勝てない。だったらこいつが知らない私なら?あと少しだ。あと少ししたら、この苦しみから解放される。

そうして、祭壇へと到着した直後私は能力によって生成した氷の剣を祭壇へと突き刺す。

「な、何をするつもりじゃ!?貴様まさか忘れたのか!?お主の体は《《妾が調節しなくては持たない》》ということを!?そして、貴様の苦しみを逃れる唯一の方法が!《《妾と同化する》》ということを!」

そう、私の命はもう持たない。持ったとしても数日が山場といったところだろうか。でも、ああ、だからこそ。

「自分が生きてきて、自分の生を振り返って!誇れる自分じゃなければなんの意味がある!?他の時間なんていらない!他の人の幸せなんて味合わなくても良い!私は、私は青玉美波!誇り高く生き、誇り高く死ぬ!それこそが、それこそが貴族の、青玉家の!始まりの掟だったでしょう!私は命をかけて、あなたを殺す!一族の掟を歪めたあなたを正すために。

『固有空間発動!『夜歪めるは、氷狼のダーインスレイブ』』

その瞬間、祭壇があった空間からまさに銀世界としか形容し難い美しきアカシアの森が姿を現す。

『夜歪めるは、氷狼の刃(ダーインスレイブ)』それは、酒呑が渡した凍りついた沈丁花から着想を得て、実現するに至った。この世界において、最も重要とさえれるのは想像力。想像力は、どのような能力の使い方ができるかなどの発想に役立つ。美波は『平安宴歌』の世界において、

それを完成させることはできなかった。なぜなら、彼女には圧倒的に経験が足りていなかった。能力によって何ができるのかと言う知識が足りていなかった。

本来であれば、彼女は『固有空間』を完成できずに敗北してしまうはずであった。だが、この世界においては、それは成し遂げられなかった。

そして、彼女が作り出した新たな『固有空間』の法それは、

「私の固有空間の法は『時間停止』この空間内では、私に敵意を持ったものたちの体温が極々低音になり、やがて動けなくなって死んでゆく。このような至近距離だったらその速度は光の速度さえも超える。さあ、とっとと往生してちょうだい『天より落つる氷花の星(マーキュリー)!』」

その瞬間、青玉白狐の頭上に巨大な氷でできた星が落ちる。

はずだった。

その瞬間白狐の心臓に、突如として出現したヘレナの聖釘が突き刺さる!

そして、本来動くはずのない白狐の口が動く。

「あ〜本当にびびったわ。じゃが、いざとなった時のために奪っておいて正解だったのう。」

そうして、本来氷続けるはずの白狐の体が溶けていく。

「さあ、第二ラウンドと行こうか?」

ちょっと小ネタ。

ヘレナの聖釘について。

これはまあ、端的に言うのならばイエスの血を纏ったことにより所有者に一度だけ耐性をつけると言う能力ですね。(どこかのバーサーカーの復活能力無くしたようなもん)

え〜基本的に完結まで行きたいと思ってます。

たまーにサボる時があるんで、そこはどうかお許しを。

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