閑話【家族との時間】
回想です
この世界に生まれてから、はや3年が経過した。そしてその3年間の中で分かったことが幾つかある。一つ目は、「酒呑〜母様達がきたわよ〜」
両親が二人とも、僕を死ぬほど溺愛していること。
二つ目は、「あら、どうやら妖が領地であばれているようね。」
「なんだって!?酒呑との時間を邪魔するなんて許せない!とりあえず10分ぐらいで討伐してくるから少し待っていてくれ二人とも!」
両親達が化け物みたく強いこと。
まあそれも当然と言えば当然なのだが。原作において僕の母である、
『赤月朱音』が食らった呪いは『蠱毒』と呼ばれ、
この『平安宴歌』の世界においてトップクラスの殺傷能力を誇る、トップクラスの実力者が数十年かけて初めて発動出来る術である。その術を持ってしても彼女が亡くなってしまうまでに数ヶ月かかった。そして彼女の能力『海淵』は水を操る能力でそれを使うことにより、領地に実りをもたらしていた。だがそれを疎んだ輩により呪われて殺された。
この世界における僕の父『赤月大蛇』はもっと複雑だ。
彼は、強大な妖力を誇り自らの能力『大樹をかじる蛇』の植物を生成・育成する能力により領地に富と平穏をもたらした。それが故に、天皇家よりも人気を得たことにより一部の過激派により国家反逆罪という汚名を着せられ数万にものぼる軍隊と一人で戦い、それらの半数以上を殺害した。
(だが、この世界ではそんなこと許す訳にはいかない。主人公でも修正力でもなんでもくるがいい!全力で叩き潰してやる!)
「ふう、終わったよ。全くあの程度の実力で僕たちの領民に手を出そうなんて恥知らずもいいところだよ。」
「さあ、仕事の話は抜きよ。酒呑、夕餉にしましょう。」
「はい!母様とても美味しそうな夕餉ですね!」
(だけど、今だけはこの束の間の日常を楽しませてくれ)
設定について少し小話です。
『平安宴歌』は、少し頭のネジが二、三本程どっかに行った奴らが、
『せや!平安時代中期ごろのドロドロした政争を掛け合わせたRPGでも作ろうぜ!』とかいうバカみたいな考えで誕生した作品でして、第一部のとある場所で酒呑の生い立ちが語られるんですよね(原作主人公は知らない)それみた人からは、第一話にも書いていますがプレイヤーを曇らせること、それだけに特化した必殺技と言ったり天皇家を某アーサー王がタイトルのRPGゲームに出てくる妖精ども並みに性格悪いとか言われるくらいにはブチギレてました。以上小話でした。




