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5-1 白原六花④
全部思い出した。
わたしは連続殺人の最初の被害者だったんだ。
学校の帰り、近道をしようとして、路地裏に入った。
薄暗く人気もないところだけど、時折使うことがあったから、警戒心が薄かったんだ。ホントにわたしってダメ……。
曲がり角から伸びてきた手に捕まり、暗がりに連れ込まれて……。
身体を何カ所も刺され、流れ出る血の温かさを感じた。
星空を見ながら泣いて、殺されたんだ。
でも、死ぬことに恐怖を覚えた時、声が聞こえたんだ。
――助かりたい? ならワタシにその身体をちょうだい。
悪魔のささやきにわたしはうなずいたんだ。




