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継がれる論理

ルシアン、カイル、ゼノの3人は

署内の一室で新たなアルフレッドが残した資料を

確認していた。


ゼノが帰国する少し前に貸金庫から見つかった

資料も合わせると見つかったものは8点

それぞれを詳しくみることにした。


・調査ノートのページ

・ハンカチ

・カフスボタン

・事件のメモ

・魔法式に関する資料

・地図

・調査対象一覧

・録音魔石


挿絵(By みてみん)

調査ノートのページ

 エイドリアンはある犯罪組織に関わっていることが書かれていた。

ハンカチ

 ハンカチには特に汚れなどはない。

 貸金庫に入っていたことから何かしらの

 手がかりがあると思われる。

カフスボタン

 カフスには印が刻まれている。

 「砕けた魔法陣+逆さの天秤」

 アステリアの家紋では該当するものが無かった。

 組織のシンボルマークの可能性がある。

事件のメモ

 走り書きで単語が並んでいる。

魔法式に関する資料

 見たことのない魔法式が書かれている。

 新しい魔法式の可能性あり。

地図

 アステリアの地図で複数個所に×印が書かれている。

調査対象一覧

 複数人の人物の名前が記載されている。

 人物の年齢や性別は様々で

 警察官、大学職員など職業もばらばらである。

録音魔石

 封印魔法が施されているため

 録音内容の確認ができない状態

 

いくつかの資料については

第三者に調査依頼をすることに。


ハンカチと録音魔石

科学捜査研究所に調査を依頼することになった。

こちらはルシアンとカイルが依頼に行くことに。


魔法式に関する資料については

専門家の意見を聞く必要がありと判断。

ゼノが新魔法式を主に研究している

研究者に解析を依頼することになった


研究施設が集中するエリアに

科学捜査研究所とゼノが解析を依頼する解析研究所もあったが

解析研究所数ブロック先の区画だったため

ゼノはルシアン達と別れ解析研究所へ向かう。


研究所付近は普段から人通りは少ないが

夜に差し掛かる時間の為かゼノの足音だけが響く


ゼノはわずかに気配を感じた。

その気配に違和感を感じたため探知魔法と身体強化魔法を展開

その時、ゼノの正面に黒い外套の男が一人現れ

強い衝撃波が撃ちこんできた。

ゼノは瞬時に魔法防御壁を展開して防御し

すかさず相手に拳を入れる。


敵はゼノの拳を受け流し

ゼノに肘打ちが撃ち込まれる。

バックステップでかわした。


相手も接近戦を得意とするタイプで激しい拳のラリーが続いた。

ゼノが相手の顔面に拳を入れようとしたとき

正面にいたはずの敵が脇にそれていた。


ゼノは間合いを取る。

ゼノ

 「おかしい。相手の位置が違くなる。

  視界操作魔法か?」

ゼノは徐々に押し込まれていく。

ゼノ

 「いつもだったらアルフレッドが後方支援で

  隠れている敵の位置情報や補助魔法で援護

  してくれたのにな。」

ゼノは何とか打開しようとするが見えない敵による

幻影魔法と視界操作魔法により反応が遅れ

敵からの攻撃魔法を正面から受けてしまった。


展開していた魔法防御壁に亀裂が走る。

ゼノ

 「くそ。魔法防御壁が破られる。」

相手が攻撃態勢に入ったことが分かった。

ゼノが衝撃に備える。

ルシアン

 「第五式を補完。障壁が再構築。」

瞬く間にゼノの魔法防御壁が再生した。

ゼノ

 「防御壁を書き換えただと!?」

カイル

 「ゼノさん。共闘と行こうぜ。」

ゼノ

 「助かる。頼むぞ、ルシアン、カイル」

ルシアンが魔導書を開き論理の糸を発動

魔力の流れを読み取り、敵の位置と行動を論理的に導き出す。

ゼノ

 「その魔法は……!」

ルシアン

 「ゼノさん。正面敵は打ち込んできます。

  3秒後に踏み込んでカウンターで返してください。

  カイル、正面の敵の右側後方に迷彩魔法で擬態した敵がいる

  敵は視界操作を維持するため、一瞬だけ攻撃が止まる。

  その隙を狙って攻撃しろ。」

ゼノ・カイル

 「了解」

 

ゼノは拳に炎属性を付加した強化魔法発動したうえで

カウンターを決めた。敵が後方へ吹き飛ぶ。


カイルはルシアンが指定した位置へ風魔法を発動

カイルから鋭い風刃が放たれる。

何かを切り裂く音が響き、ローブが裂けた敵が姿を現した。

敵は右手をかばいながらも音波魔法を発動。


3人は耳を抑え身動きができなかった

一瞬をつき魔法式の入ったカバンを奪い逃げ去る。

ローブの敵「任務優先だ。」

その言葉を聞いたもう一人の敵も走り去る。


ゼノ

 「二人ともすまない。魔法式の資料を奪われた。」

ルシアン

 「いえ。いいんです。ゼノさんが無事でよかった。。。」

ゼノ

 「・・・ありがとう。

  ルシアンさっきの魔法だがあれはアルフレッドの

  得意魔法だった論理の糸じゃないか?

  君も使えるのか。」

カイル

 「ルシアン、使えるようになったんだな。特訓の成果が出たな。」

ゼノ

 「特訓?」

カイル

 「こいつ。

  論理の糸の魔法式の構築がなかなかできなくて

  調査の合間にも練習してたんです。」

ルシアン

 「今日。初めてまともに発動できました。。。」

ゼノ

 「そうなのか。ルシアンは努力家だな。」

ルシアン

 「ゼノさん僕たちはまだ未熟ですが戦力になるよう

  頑張ります。これからよろしくお願いします。」

ゼノ

 「アルフレッドは自分の論理と俺の力が

  合わさればどんな事件だって。解決できると言っていた。

  君たちとならまたどんな事件にだって挑めるだろう。

  こちらこそ。改めてよろしくな。」

挿絵(By みてみん)

 

ーー屋敷の一角

魔導通信の受信音

ノア

 「対象資料は確保しました。

  申し訳ありません。ゼノの排除には失敗しました。」

ルシエド

 「研究資料が回収できればいい。

  次の指示まで休息を取れ」

ノア

 「承知いたしました。」

魔導通信が切れる音


ルシエドは魔導通信機を置くと

主に報告のため歩き出す。

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