第五話 もう私に関わらないで、
ガサゴソ
お仕置きが終わった私は外に出て死ぬフリの準備をしていた。
「よし。これなら多分大丈夫よね…?」
木にしっかりとロープを巻き付け腰にもロープを巻いた。
これでこの崖から落ちても大丈夫なず…。
今の時刻21時27分、30分にハーバテイド家の人に来てと言っておいた。
「面倒くさいから嫌だって言っていたのに途中からニヤニヤしながら仕方ないから行こうじゃないかって急に態度を変えたのよね…。」
きっとなにか企んでいるわ…でももう私には関係ない。これから正式に縁を切る書類を渡す。きっと皆許可してくれるわ。
3…2…1……………あれ、来ない。。
もう30分になっているのに誰一人来なかった。
「ブルッうぅ…寒い。風も吹いてるし…早く着てくれないかなぁ…。」
ーーー40分になった。約束の時間から10分も過ぎているのにまだ来ない。ーー21時50分。ーー22時。
私は今にでも泣きそうな顔をしていた。寒かったからじゃない。今までの生活を思い出してふと思ったのだ
「なぜ私はこんなにも嫌われているのだろう」
少ししょっぱい綺麗な水が私の頬に落ちた。
それと同時にドアの開く音がした。
「いやぁ今日は寒いなぁ……。」
「風邪をひかれては困ります。私とくっついてください旦那様。」
「そうだよお父様!お姉様と違ってお父様やお母様が倒れでもしたらとっても悲しいわっ!」
いつものことよ。これ以上の酷いことを言われ続けたのだから…耐えなさいエミーナ。
男が私に怒鳴った。
「おい」
「ヒャイッ!」
「話とはなんだ」
「あ、えっとこの書類に名前を書いてもらいたくて。」
「フム。良いだろう。お前の変わりなど沢山おるしな。ササッカリカリ」
もうやめて、
「私もこんな気持ち悪い平民と暮らすのそろそろ嫌になっていたのです。ちょうどよかったですわ。」
やめてよ…
どうしてそんなに私を苦しめるの…。
「あぁそうだな。お前の服は洗っても洗っても孤児院臭くて私の鼻がどうにかなりそうだったよ笑」
「やめてって言っているでしょう!?」
はぁはぁ…言うつもりなかったのに…胸がぎゅうっと締め付けるようなほど苦しい。
「おい!!!どういうつもりだ!私に向かってなんていう態度をとっているっ!!お仕置きが足りなかったのか!」
「お姉様!なんていうことを……」
「まあまあいいじゃないですか。まずはあれを伝えましょう。」
「……あぁそうだな。実はフィーラが王家と婚約することになったのだ。よい知らせだろう?」
「ええ、おめでとう。フィーラ…」
このことを言うために来たのね。私のことなんてどうでもいいんだわ……。もういい始めましょう。
「皆さんお世話になりました。これからはどうぞ私のことなんか忘れてお過ごしください。」
「お姉様…たまには戻ってきてちょうだi
「もう!!……私に…関わらないで…」
誤字脱字あったらすんません(´-﹏-`;)




