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迷想連奏歌  作者: 加部宮
15/16

車窓

することもない平日

時間だけあって

やれることなら沢山あるけど

やる気なんて起きないし

ただ電車に乗って外を見ていた

見ていた


幾千もの人々が今日も

電車に乗ってどこかに行く

僕はそれを電車の窓から

ただじっと見ていた

見ていた


ゆらり揺られて僕を乗せて

フィルムのように過ぎ行く景色

何も感じず何も考えず

ただ見ているのがいいさ


仕事もない平日

時間だけあって

価値ないことだけど意味はあるさ

いつもの定期券で乗って

ただひたすら窓の外を見ていた

見ていた


コート、ダウン、マフラー

冬の格好した人が乗ってくる

ようやく時間を思い出したけど

それでも外を見ていた

見ていた


ゆらり揺られて僕を運んで

スライドしていく街のパノラマ

何も伝えず何も読ませず

ただ見られているのがいいさ

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