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迷想連奏歌  作者: 加部宮
13/16

霧雨

雨が窓に線を引いた

線は少しずつ増えていった

外は白くかすんで見えて

それはまるで心のようだ

先が見えず

前は濡れて

冷たい霧が周りを冷やす

窓に触れると乾いていた

濡れているのは外側だけ

ただ暖かい内側は

洗われることさえ叶わない

乾いた暖かさと

濡れる冷たさが

互いにあきらめ合っていた

私は外の雨を見て

うらやましい、とそう思った

濡れるけど

冷たいけどその霧雨を見ていると

素直に洗われたいって、そう感じた

乾きと潤い

ぬくもりとつめたさ

両方なんて、どこにもない

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