エピローグ
美優が関わったバトルは、ついに収束した。
だけど、MTG-roomは不滅なのだ!!
勝った…のか?
レンのリプを受けて黙り込んだ、コノハとコージ・ヤシロ。おそらく此奴らは同一人物。どちらのアカウントでも、それ以降のスレッドもリプライもない。
しかし、奴はレン即ちtk.walkerをブロックした訳ではない。
「面倒な奴は無視」
卑怯でありながら、クレバーなやり方だと思う。
だけど、私が何を言っても負け犬の遠吠えでしかない。
炎上バトルロイヤルの真ん中で、恐怖心から過呼吸を起こし、病院送りになってしまった私。
その後、数日間のデジタルデトックスに耐え切れず、友人のスマホを手に取ってしまった私。
全てにおいて、私は敗者だ。
思えば、このゲームで私は、誰にも勝利していない。
s_n_boy
勝利したようにも思えるこの勝負。此奴の常習的交通違反を暴いたのは、範子のドラレコ動画だ。
とどめのひと言を放ったのは私だが、範子の動画を貼ったスレに便乗したにすぎない。
勝者は範子だろう。
O-moricha-han
yo-koさんのスレッドへのレスから罵倒合戦へと発展し、それをyo-koさんがスクショで晒した。
私もそれを晒した。
とどめは私かもしれない。しかし、此奴は自滅したとも言える。
いや、正しくはyo-koさんが勝者だろう。
konoha075@yokohama
此奴に対し、私は完全敗者だ。
勝ったのは、想定外の男・tk.walker。またの名を小塚蓮と言う。
「勝ってへん! 勝ってへんやぁ〜ん」
もう泣きそうだ。これだけ身も心も削り、戦ってきたレスポンスゲームに、私こと佐倉美優は…、
全く勝利してへんやぁ〜ん。
終わり? これで終わりなの?
これでゲームオーバーになるのなら、あまりにも不完全燃焼だ。
復活…出来るのか? 一度崩壊した私のメンタルは、復活したとしても、さらなる炎上に耐えられるのか?
耐えたとして、勝ったとして、それが何になる?
こんな無意味なゲームを、私は繰り返そうとしている。
だけど…、だけど…、だけど!!
やめられない。やめられないの!!
だって、tk.walkerなる強い味方が出来たし、そして…。
hitakiruri@novelist:
「連載中の小説『The Responce Game』エピローグ投稿しました!」
bunbun@cbx:
「> hitakiruri@novelist 読まねーよ!そんなクソノベル」
hitakiruri@novelist:
「> bunbun@cbx それってわざわざ書き込む事ですか?」
chamypoyo:
「> hitakiruri@novelist 面白いの書いてから宣伝しな!」
hitakiruri@novelist:
「> chamypoyo 面白い面白くないは一個人の感想ですよね? 面白いと思ってる人もいるんじゃないですか?」
udon-man:
「> hitakiruri@novelist オメーの小説の登場人物って、まんま俺らじゃねーか!!」
hitakiruri@novelist:
「> udon-man 貴方のような人をネタにしてるんですよ」
素晴らしい! さすがMTG-roomよ。
これこそ、この陰険勝負があってこそのSNSなのよ。
もう見てるだけで高揚する。そして思わずこんな言葉を漏らすのだ。
「ふっふっふ! 炎上しろ、炎上しろ…。何とも香ばしいではないか」
新たなるスレッドに群がる鬼達。こんなの見て、やめるなんて出来ようか?
これだからMTG-roomは面白いのよ。ふぁっふぁっふぁっ!
おーっほっほっほっほっほっほっほ!!!
The End
アクセスありがとうございます。
物語はこれにて終了です。
あと一回、あとがきがありますので、我慢して…読んでくださいね。




