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最強転生者が神になるまで  作者: バーチ君
セザール獣王国
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魔族との遭遇

 オレは竜化したドリエの背中に乗って、魔鉱石を探しに高い山の頂までやって来た。そこでたくさんの魔鉱石を発見し、採取して帰ろうとしたときに、強大な魔力を持つ魔族と遭遇した。

 


「おい! 人間! ここで何をしている?」


「オレは魔鉱石を取りに来ただけだ。それより、お前何者だ?」


「俺は魔族だ!」


「魔族がなぜこんなところにいるんだ?」


「そんなことはどうでもいいだろう! それより、選ばせてやろう。ここで死ぬか、それとも俺に殺されるか?」


「お前馬鹿か? どっちも同じじゃないか?」


「当たり前だ。最初から選択肢などないんだから。」



 魔族はいきなりオレに攻撃してきた。ものすごい速さだ。ドリエには見えていないだろう。オレは顔面すれすれで魔族の拳を受け止めた。



「お前、本当に人間か?」


「見ればわかるだろう。」



 魔族は本気を出すようだ。全身からどす黒いオーラが現れ、身体がどんどん大きくなる。



「ドリエ! 下がってろ!」


「はい。」



 おれも少しだけ闘気を解放する。オレの全身が光りだした。その光が魔族のオーラを飲み込んでいく。魔族はその状況にかなり慌てている。



「やはり、お前はただの人間ではないな。」


「どうかな。どうするんだ? 戦うならいいぞ! だが、確実に殺すがな!」



 オレが魔族を睨むと、魔族の体から血が噴き出した。恐らく、魔族にもオレの動きは見えない。



「いつかおまえを倒す! 今日は帰るがな! 覚えておくがいい! 俺の名前はギャランだ。」


「オレはケンだ。いつでもかかってこい。」



 魔族は瞬間移動が使えるのだろう。その場から消えた。オレの頭の中のマップにも反応がない。



「ケン様。凄かったです。ケン様の身体が神様のように光ってました~。」


「はったりで身体から光を出す魔法を使ったのさ。」 


 

 ドリエは首をかしげていた。その後、転移でオレ達はミレイ達のところまで戻った。



「ケン。何かあったにゃ?」


「どうして?」


「ここまで、凄い魔力を感じたにゃ。」


「ああ、魔族がいたから追い払ったのさ。」


「さすが、ケン兄!」


「ケン。怪我はないの? 大丈夫?」



 ミサキがオレの体をあちこちと触って確認する。なんかくすぐったい。



「大丈夫だから。なっ! ドリエ!」

 

「はい!」


 

 オレ達は再びドワーフの武器屋に行った。そして、空間収納から魔鉱石を取り出した。



「この魔鉱石で足りますか?」


「十分だ。だが、もしかして、今採って来たのか?」


「はい。そうですが。」


「まだ、3時間も経ってないぞ! 普通は1週間以上かかるはずだ。」


「ええ。でも、本当ですから。」


「確かにな。まっ、いい。2本作ればいいんだな?」


「はい。全部で3本必要ですから。」


「なら、3日ほどくれ。それで何とかしよう。」


「わかりました。」



 時間もだいぶ経過して夕方になった。オレ達は族長のデンテンさんの屋敷に戻った。



「どこに行かれてたのかな?」


「ええ。武器屋に行ったら、魔鉱石がないと作れないと言われたので、高い山の上まで行ってきました。」


「まさか?!」


「ここにいるドリエは竜人族だから、竜化すればすぐなんですよ。」


「そういうことか。普通は1週間はかかるからな。それにしても、竜人族とは驚いたな。魔族に次ぐ、最強種族じゃないか。」


「そうなんですか?」


「大昔に種族間の争いがあってな。みんな魔族を恐れたもんだ。だが、竜人族だけは魔族にひるまずに戦ってたな。」


「初耳です。」


「我々ドワーフ族は、そこのエルフ族のお嬢ちゃんと同じで、長生きじゃからな。」



 ローザは『お嬢ちゃん』と呼ばれたことが恥ずかしいらしく、オレの後ろに隠れた。



「さて、そろそろ広場に行こうか? もう、歓迎会の準備もできているころじゃろうて。」



 オレ達全員で広場に行った。主賓のオレ達がいないのに、すでに酒を飲み始めている。オレ達も宴に参加することにした。ドワーフと聞くと男性のイメージが強いが女性もいる。男性は髭で大人と子どもの区別をつけるが、女性には髭がない。だから、女性は髭がない代わりに胸で判断するしかない。



「お前達は酒は飲まないのか?」


「ええ。まだ、みんな未成年なんですよ。」


「嘘つけ! お前歳はいくつだ?」


「16ですけど。」


「なら、もう大人じゃないか! ドワーフは15になったら大人なんだよ! ほれ! 飲め!」



 ミレイもミサキもローザもドリエも全員がオレを見ている。なんか断れる雰囲気ではない。



“リン。酒に酔わない方法はあるかな?”


“初めから自分に『リカバリー』をかけておけばよいと思います。”


“ありがとう。でも、オレ、酒、嫌いなんだよな。ハァー”


“なら、空間収納から紹興酒やウオッカのような強いお酒をふるまってはいかがでしょう。”



 オレはリンに言われた通り、空間収納から紹興酒とウオッカを出して、ドワーフの皆さんにお酌した。全員が大喜びだ。自分達が酒を飲むことに一生懸命になったため、その後酒をすすめられることは無くなった。



「みんな。そろそろ亜空間の家に帰ろうか。」


「うん。」



 オレ達は亜空間の家に帰った。今日は誰も酒を飲んでいない。良かった。良かった。


いよいよ魔族が登場にゃ!

ミレイ姉! 魔族って怖いの?

そうにゃ! 僕と同じで大きいにゃ!

私は成長期!!!

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