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氷の宰相様は恋愛ポンコツ?〜実はずっと溺愛されてました〜  作者: 漆原 凜


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2/4

意味不明

「この前の宰相会のあと、どうだった?」

「ん?レオンハルト様のお家に泊めてくれて助かりました。朝食とても美味しかったです!」

「嘘だろ…あの人は家に泊めても何も出来ないのか?」

「あんなに仕事は出来るのに、まさか恋愛はこんなにポンコツだと思いませんでしたね。」


先輩達がため息をついている。またあの朝食食べたいな。夕食とか最高かも。


「そういえばレオンハルト様ってどんな女性が好みか知ってます?」

「は?なんで?」

「いやー…ちょっと気になって。」

「宰相様の好みは明るく笑顔で鈍感な奴だよ。」

「鈍感?鈍感が好きだなんて変わってますね。」

「本当にな!可哀想なくらいだよ!」


何故私が怒られるのか。明るく笑顔はいける!あと鈍感?私気が付く方だけど大丈夫かな?鈍感がいいんてレオンハルト様変な人なのね。だから難攻不落なのかしら。


「レオンハルト様?今少し良いですか?」


宰相室で先輩方が居なくなった隙に話しかけてみる。


「ステラ嬢どうしたの?あの後無事帰れたようで良かったよ。」

「あ、はい!ありがとうございました。頂いた朝食美味しすぎました。」

「フフッ。それでどうしたの?何かわからない?」

「あの…私と結婚しませんか?」

「します。」

「え?」

「結婚します。」

「待ってください。結婚ですよ?」

「はい。結婚です。一生一緒に大切にしまさひ。」

「え…えぇ?」


ガヤガヤと先輩方が戻ってきたので、また後でと席に戻される。え?何か間違えてない?大丈夫?


「あれー?宰相どうしました?何か良い事ありましたか?」

「えぇ…私死ぬかも。少し出ますので、皆さんはいつも通りお願いします。」


いってらっしゃいと見送る。皆が宰相めっちゃ笑顔だったなってざわついている。


「ステラ嬢宰相と何かあった?あんな笑顔ってステラ嬢が絡む以外無いでしょ。」

「いや…よくわからないです。多分何か勘違いをされてるのかも?」

「なんだそれ?」


んーーー?私結婚って言ったよね?血痕…喜ばないか。血痕するって意味わからないものね。何と間違えたのかな。


「ステラ嬢話をしましょう。」

「はい!します!」

「我が家で食事用意してます。いいですか?」

「え!嬉しいです!楽しみー。」


退勤時間に誘われついて行く。私達が出た後の宰相室はあり得ないくらいざわついたらしい。翌日聞いた時はなんで?って思った。


「距離近くないですか?」

「そう?」


ニコニコと微笑み手を取るレオンハルト様は、何故かいつもと様子が違う。普段は手を取ったりしないし、横にも座らないのに。


「さ!食事をしてから詳しい内容を詰めましょう。」


ご飯ー!めっちゃ美味しそうー!想像以上に夕食美味しそう!んー最高。


「ステラ嬢は可愛いですね。沢山食べて下さいね。色々用意して貰ってますので楽しんで。」

「ありがとうございます!こんな美味しい食事初めてです!毎日食べられて羨ましいです。」

「家の者が喜ぶよ。」


はぁーお腹いっぱい。こんな美味しいのを頂いていたら、我が家のご飯が味気なく感じちゃったらどうしよう。


「デザートは後にする?」

「デザートまで?最高過ぎるおもてなしですね!今お腹いっぱいなので…」

「じゃ先に話をしようか?」

「はい!話?」

「結婚の話だよ。私と結婚してくれるんだよね?」

「え?はい。」

「良かった。いつ結婚する?婚約はすぐで良いよね?」


何故こんなに乗り気なんだろう。しかもレオンハルト様が結婚を頼んだ側みたいになっている。何故だ?


「あの…本当にするのですか?」

「するけど。ステラ嬢が求婚してくれたんだよね?好きな人から申し込まれたらもちろん受けるよ。」

「しました。え?レオンハルト様私の事好きなんですか?」

「え!…うん。ずっと好き。」


赤くなり手で口元を押さえる姿可愛い!キュンとしちゃった。え?本当に?私の事好きなの?


「何かわからないけどチャンスが来たから、逃さないでおこうと思って。ステラ嬢は私を恋愛対象として好きじゃないのはわかってるんだ。でも舞い込んだからには絶対離さないよ。」

「そんな事ないですけど…さっきの好きって言ってくれた可愛い姿にはトキメキました。」

「待って…幸せ過ぎて混乱するんだけど。」


レオンハルト様は崩れ落ちてしまっている。前にしゃがみ顔を覗き込むと真っ赤になっている。可愛い。


「私可愛いレオンハルト様好きみたいです。」

「もうやめて…耐えられない。」


顔が近づいてきて唇が重なる。近くで見るレオンハルト様も綺麗だな。


「そんな見ないで…」

「本当に私の事好きなんですね。」

「ずっとアプローチしてたのに気づいて貰えませんでしたけどね。私がステラ嬢が好きなの宰相室の皆は知ってますよ。何なら王宮内でわりと有名です。」

「は?」

「本当に気づいてなかったんですね。複雑な気分です。働き出した頃からずっと見ていました。宰相室勤務になったから距離を縮めようと食事に誘っても、飲み会だと思われるし…。」

「え?!そうだったんですか?言ってくださいよ!」

「いや、何回か伝えたのですが理解してもらえなくて…。それで?何故私は求婚してもらえたのですか?」


ソファーに案内され隣に座るレオンハルト様に詰められる。


「いや…あの。何と言いますか。昨日ここから帰った後で父と言い合いになりまして…」

「うん。それで?」

「私には宰相は落とせないって言われまして、出来るわ!ってなりました。それで侍女にとりあえず挑めば良いとアドバイスを貰い、挑んだ結果が今です…。」

「アハハッ!思ってた以上に凄くラッキーな話だった!父上と侍女の方に感謝しないと。」

「怒らないのですか?」

「ステラ嬢が舞い込ん出来たのに?私は2人でご飯にも誘えないヘタレなんだよ?感謝しかないでしょ。」


お茶を淹れてくれデザートも出してくれる。喉渇いたでしょ?飲んでって。優しすぎる。お菓子美味しそう!様々なお菓子を出してくれて悩んでしまう。


「結婚したら毎日食べれるよ?」

「えぇ!それは幸せ過ぎますね。太っちゃうかも。」

「丸くなってもきっと可愛いから大丈夫だけど。毎日一緒に散歩しよう?私と庭を見ながら歩いて話をして、デザートを食べれば太らないよ。」

「レオンハルト様って最高の旦那様ですね。」

「そうでしょ?オススメだよ?高級取りだし優しいし何よりステラ嬢を大事にする。貰ってくれる?」

「一生大切にしてくださいね?」

「もちろん!一生大切にする!婚約はステラ嬢の父上にサイン貰えたらもう出来るんだ!いつ行く?」

「国買ってもらわないとダメなので早く行きましょう。帰ったらすぐ予定聞きます。」

「国?」

「賭けのご褒美です。落とせたら国買って貰うって。出来なかったら知らない人と結婚する所でした。良かったですよー。」


その話詳しく聞かせて?と目の奥が笑ってない顔で問い詰められる。ストレートに求婚してくれて良かったと項垂れている。ごめんなさい。


「セラって呼んでいい?」

「はい!どうぞ!特別みたいですね。」

「特別なんだよ。私もセラに愛称で呼んで欲しいな。」

「じゃーハル様で!」


うんって可愛く微笑んでくれる。可愛い。こんな可愛いなんて知らなかったな。散々お菓子を食べまた明日って帰る。送るとまた言われたがお父様を驚かせたいから断る。


「お父様近々ご予定は如何かしら?」

「何があるんだ?」

「会っていただきたい方が居ます。」

「は?まさか?」

「それはどうでしょう。ご挨拶したいとの事です。」

「明日!明日連れてこい!どうせあの方では無いのだろう?会ってやる。」

「では明日連れて来ますね。国買うお金は大丈夫ですか?」

「そんな訳無いだろ!そうやって脅そうとしているのだろ?騙されないからな!明日楽しみにしているよ!」


こっちのセリフよ!って部屋に戻る。明日震え上がるといい。私の勝ちだ!







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