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その後、エレナは訳も分からないまま地下牢に幽閉され手枷を嵌められた
粗末な食事すらも出ない冷たい地下牢
何を聞いても衛兵は答えない
何が起きたのか分からなかった
翌々日、エレナは公国民の前で断頭台に送られ
その生涯を閉じる事になったのだ
何が悪かったのか
自分がどのような罪を犯してしまったのか
何故、自分が首を撥ねられなくてはならなかったのか
何も分からないまま
その生涯を閉じた
「──────っハッ!!??」
暗闇から意識が浮上する感覚
目の前には見知った天井が見えた
慣れたベッドの上で目を覚ましたエレナは、額に大粒の汗をかき
涙を流し、カタカタと震える指先を動かして生きていることを確認した
「な・・・に・・・・?夢、なの・・・?」
コンコンとノックがなり、見知ったメイドが入ってくる
「エレナ様…?あら、どうされたのですか・・・!ご気分が優れないのでしょうか!?」
慌てて駆け寄るメイドに触れられ正気を取り戻したかのように焦点が合った
「ど、いうこと・・・わたし、処刑・・・」
「何をおっしゃっているのですか。エレナ様が処刑だなんて・・・夢見が悪かったのでしょうか?洗礼だから緊張してしまいましたか?」
エレナに熱が無いことを確認したメイドが、幼い子にやるように背中を撫でながら笑った




