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銀の怪盗は真夜中に覚醒する  作者: 黒瀬 蓮


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20/26

疲労感と満足感

三谷を後にし、颯爽と去る……

ハズだったが、現実はそう上手くいかない。


カメラの位置を気にしながら、死角に入る。


「……さて、どうやって出るか」


来た道を思い浮かべる。

通気口……


いや、あそこはカメラがある。

ログチーをぶん投げるわけにもいかないし……

てか、全身が痛くて登れる気がしない。


……ん、まてよ?

戻って三谷に出口はどこだ!って聞いてみるとか?


いや、それめっちゃ恥ずかしい奴じゃん!

去り際に、終わりだよ……

なんて言っておいて、

おい三谷!出口教えてくれ!だって?

ない!それはない!


考えがまとまらず、頭をガシガシと掻く。


ポケットからログチーが呼ぶ。

「シルバー、今の時間さぁ……


「……時間!?」


ハッと気づく。

慌ててポケットから、カードを出す。


「……っ!?」


「……時間が、消えてる……?」


「……まさか——」


「……間に合わなかった……のか?」


カードを無意識に握りしめる。


「ねぇねぇ?」


「シルバー、聞いてる?」


ログチーが、ポケットから呟く。


「……なんだよ、お前いい加減……」


言い終わる前に、ログチーが言う。


「だからさ、今21時58分だよ?」


「間に合ったんだよね?」


キョトンとした表情でこちらを見ている。


自分でも、スマホで確かめてみる。


時刻は、21:58を指していた。


「……はは、は……びっくりさせんなって」


安心したら、

壁から滑り落ちるように、

その場に座り込んだ。


「……身体が痛ぇ……正直もう限界だ……」


一気に疲労感が押し寄せてくる。

意識が落ちそうになった

その時——


視界が、歪む。

体の感覚が、足元から消えていく……


……


……ルバー


「……シルバーってば」


うっすらと目を開けると

顔の上にログチーが立っている。


「うわぁぁぁっ」

驚いて、思わず起き上がる!


ログチーが転がり落ちる。


周りを見渡す。

誰もいないビルの屋上。

夜風が顔にあたる。


「……戻ってきたのか……?」


ログチーが、ふくれっ面をしながら言う。

「もう!びっくりしたのはこっちだよ!」


スマホを見る。

11月8日22:00

(カードのタイムリミットで、戻ってきた……のか)


スマホを取るときにポケットからUSBが落ちた。


落ちたUSBを拾い、

手で軽く握りしめる。


「……とりあえず、ミッションクリアだな」


ビルから夜の街を見渡し、

疲れを帯びた銀の怪盗は静かに呟いた。


「……ふーっ」

軽く伸びをする。


紫音は、そっと目を閉じて呟く。


「……Revert」


腕時計に戻ったログチーに語りかける。


「……さて、家に帰るか……超眠ぃ」


終電ギリギリで家に帰った。


家に着いたら0時を回っていた。

玄関の扉の鍵を開け、そっと家に入る。


ただいま……と小さく呟く。


家族を起こさないように、そろそろと階段を上がる。


自室に入り、服を着がえる。

そのままベッドに横たわる。


身体が痛いはずなのに、紫音はすぐに

深い眠りに落ちた。


その寝顔は少し、満足気に笑っていた。






更新が大幅に遅れてしまいすみません……!

「え? 誰も待ってない?」

……しゅん。(´;ω;`)


誰か一人でも「待ってたよ」と言ってくれたら

紫音並みに全力で壁登れるかもしれません。(無理)

オフィスへの侵入から脱出。

どうやって忍び込む?みたいなところとか、

色々悩んだ挙句、こういう結果になりました。

さすがに会社に忍び込むとかは経験ないですが、

会社の人に、うちの会社に忍び込むとしたらどこから侵入しますかねー?って何気に聞いてみたら

「なんか悪いこと考えてるんか?」とか

「入るの大変なわりに何も盗むものないから意味ないで?」とか、本気で心配されました。

私って一体……?


引き続きお付き合いいただければ嬉しいです。

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