#19 岩走る 瀬の冬霧の 絶え間より 綴れをまとふ 影の寂しさ
来る者拒まず、去る者追わず
ただ其処に在りて、ひたすら獲物を待ち侘ぶ
それはさながら終着の地、或いは事象そのもの
触らぬ怪異に祟りなし
寂しき翁に近づくなかれ
糧となるかは己が身次第
岩を叩く水の音、梢を揺らす風の匂い、足元の枯れ草を踏む感触。玖壱は斜面を慎重に下りながら、五感を普段以上に研ぎ澄ませていた。
怪異という存在は、いつどこから襲いかかってくるかわからない。感覚の一つひとつが、自身を守るための大事な情報源になってくる。
渓流沿いの道は細く、朝の光が木々の間からまばらに差し込んでいた。水面は白く霞んでいて、気温が低いせいか川から立ち上る霧が流れを覆い、対岸の輪郭をぼかしている。足元の石は湿っており、一歩ごとに慎重に体重をかけて進む。
二日前、公安にとある通報が入った。
『渓流沿いに不可解な老人が居座っている』
この通報を受け、公安の調査班が現地へ向かったが、全員が消息不明となった。緊急で戦闘部隊からの派遣が決定し、白羽の矢が立ったのが玖壱だった。相手が仮に一級怪異クラスであっても対処可能、という上の判断だ。
(確かに、自分やったら一級相手でも戦えはするやろうけど)
しかし、戦えることと勝つことは別だ。
現場を知らん人間は気楽なもんやなぁ、と上の判断を思い返しながら、玖壱は斜面を下りきり足を止める。
対岸に、それはいた。
川幅はそれなりにある。距離にして二十メートルほどだろうか。
対岸の岩の上に、人影が座っていた。ボロ切れをいくつも重ねたような衣をまとい、膝を抱えるようにして動かない。全体が霧に半ば隠れており、老人のように見えるが、年齢も性別も判然としない。
ただ、人間でないことだけは、はっきりとわかった。
纏っている空気が違う。人が持つ体温や呼吸の気配がない。岩や木と同じ質のものとして、ただの置き物のようにそこに在る。自然の一部として溶け込んでいるようでいて、しかし明らかに異質だった。あきらかに“こちら側”のモノではない。
(……あれが、通報にあった老人か)
ひとまず岩陰に身を隠す。
調査班が全員消えた場所だ。何が起きているのかわからない状態で動くことは、戦闘においても捜索においても致命的なミスに繋がる。焦る気持ちはある。調査班がどこにいるのか、今どんな状態なのか、一刻も早く確かめなければならない。しかし、だからこそ、今は急いではいけなかった。
相手が何者かを知らなければ、有効な手を打てない。怪異の種類によって、効く術も効かない術も変わる。下手に刺激して調査班の身に何かあれば取り返しがつかない。それ以上に、正体不明の相手に感情的に突っ込むことは、この仕事で最も避けるべきことだ。
焦りは人を動かす。しかし焦りに動かされた人間は、思いがけないミスを犯す。
(観察。まず、相手を知ること。それからや)
玖壱は岩陰に身を潜めたまま、すぐにでも符を構えられる姿勢を保ちながら、対岸のナニカを静かに観察し始めた。
♢♢♢♢♢
時間が経つにつれ、渓流の音が耳に馴染んでいく。
水の流れる音は一定ではない。ぶつかる岩の形や水量によって高くなったり低くなったりを繰り返す。最初は単調に聞こえていたそれが、しだいに複雑な響きを持って聞こえてくる。長い時間同じ場所にいると、そういう変化に気づいてくるものだ。
対岸の影は、相変わらず動かない。
殺気を感じない。敵意もない。こちらに向けられた意識すら、感じ取ることができない。岩の上の影は、まるで最初からそこに在ったかのように、ただ座り続けている。
(何も、起きひんな)
怪異というものは、大抵何らかの衝動を持つ。
縄張りを守ろうとするもの、近づく者を排除しようとするもの、あるいは何かを求めて絶えず動き回るもの。
逆に何もしない怪異というのは、より危険な可能性がある。
知性のある怪異は、動くことで自分の存在が知られることを理解している。だから必要なとき以外は動かず、じっと待つことに特化したものがいる。蜘蛛が巣を張って獲物を待つように、動かない理由が必ずある。
玖壱は観察を続けながら、頭の中で情報を整理していた。これまでの実戦経験で培われた観察眼は、単に相手の弱点を探すためだけのものではない。状況の全体像を把握し、最善の一手を選ぶための土台になる。
霧の濃さ、川の流れの速さ、対岸との正確な距離。影の輪郭と、ボロ切れの動き方。風が吹いたとき、水飛沫が上がったとき、ナニカはどう反応するか。
だが、反応は、なかった。
一切なかった。
ただの風景の一部のように、ナニカはそこに在り続けている。
「……約二時間が経過。ピクリとも動かへんし、いまだに敵意も感じひんな。神の類とかではなさそうやけど……」
腕時計を確認しながら、玖壱は低く呟いた。
神に類する存在であれば、もっと違う気配がする。圧倒的な格の違いや神聖さというものは、嫌でも感じ取れるものだ。これはそれとは違う。だからといって、安心できる相手かどうかは別の話だが。
そもそも今回の任務は怪異の調査ではなく、調査班の捜索だ。いつまでもこうしているわけにはいかないと立ち上がりかけて、ふと携帯に目をやった。
画面に、着信の通知がいくつも並んでいた。
「あれ、全然気づかへんかった」
マナーモードにでもしていたか。そう思いながら履歴を確認すると、時雨隊のメンバーから着信が来ていた。
迅、凪、澪。
そして、普段は連絡をほとんどよこさない隊長、山神仙狐からも。
(隊長が……?)
胸の奥で、何かが冷えた。隊長が連絡を寄越すときは、決まってただ事ではないときだ。玖壱は素早く折り返した。コールが数回鳴って、繋がる。
「すみません、隊長。任務中で電話に気づけませ——」
「玖壱、お前無事か」
いつも飄々としている隊長とは思えない、真剣な声だった。玖壱は思わず言葉に詰まった。
「ぶ、無事です。どうかしましたか」
「どうかしたかはこっちのセリフや。お前がそこへ向かってからもう二日経っとる」
「……は?」
玖壱は一瞬、言葉を失い、腕時計に目をやる。
時刻は朝の九時を少し過ぎたところで、この場所に着いた時間から二時間ほどしか経っていない。
二日も経っているはずがない。
「……こっちの時計では二時間しか経ってへんのですが」
「……。まず、現状報告を」
隊長の指示に従い、玖壱は手短に状況を整理して告げた。通報にあった老人らしき怪異が対岸に座っており、敵意は感じないこと。観察を始めてこちらの時間では二時間ほどが経過しているが、対象に動きはないこと。調査班の行方に関する情報は、まだ調べることができていないこと。
「なるほどな、おそらくそこは敵の『境界』内や。こっちからは、お前の気配が掴めん。脱出はできそうか?」
「やれるだけやってみます」
「一応、迅たちがそっちに向かっとる。自分の身の安全を優先しろ」
「……いや、迅たちは近づけんようにしてください。あの怪異は境界を作って獲物を引き込むタイプやと思います。境界に踏み込ませたら、奴の思う壺です」
「わかった、何かあったらすぐ連絡せえよ」
こういう時の隊長は、普段からは考えらないほど頼りになる。
玖壱はそのギャップに、むしろ落ち着きを取り戻した。
携帯をしまい、改めて状況を整理する。
この一帯に足を踏み入れた時点で、すでに境界の中にいた。
境界の内側では時間の流れが外と異なる。
自分が二時間と感じていた間に、外では丸二日が経過していた。
時計も携帯も、境界の中では正常に動いているように見えるだけで、外の時間とはずれている。
調査班が消えたのも同じ理由だろう。境界に気づかないまま踏み込み、閉じ込められた。そして行方不明者が出れば捜索に来る者がいる。そのサイクルで、獲物を次々と引き寄せているのだ。
(通報の時点で、敵の掌の上やったわけや)
思わず対岸を睨みつける。
ナニカの口角が、わずかに上がったような気がした。
まるで、罠だと気づかれることすら想定の内かのように。
気づいて焦り、感情的に動くことまで含めて、待ち構えている。そういう余裕が、動かない影から滲み出ていた。
♢♢♢♢♢
この境界内は"外"と流れている時間が違う。早急に脱出しなければまずい。
しかし、玖壱は手を出すことができずにいた。
「観察したときにわかったこと、それは『何もしなければ、何もしてこない』。少なくとも、本体に手を出すのは絶対にあかん気がする」
独り言のように呟いて、玖壱は少し考え込む。
調査班の捜索は急務だ。しかしこのまま境界の中に留まり続けても、時間だけが過ぎていく。焦りに負けて一人で突っ込めば何が起きるかわからない。
「ここは、一度情報を持ち帰ることを優先するべきか」
今の自分にできることは、まず脱出して状況を外に伝えることだ。境界の存在、怪異の性質、時間の歪み。それらを持ち帰ることで、次の手が打てる。
問題は、どうやって脱出するかだ。
♢♢♢♢♢
玖壱はまず、懐から捌之札・解呪符を取り出した。
解呪符は、かけられた"術"や"呪い"を解くための符。境界もある種の術である以上、これが通じる可能性はある。
符を空間に向かってかざし、術を発動させる。
しかし、何も起きなかった。
解呪符を発動した瞬間、術式が滑るように弾かれる感覚があった。"呪い"や"術"を対象とする解呪符だが、この境界は術式というよりも、この怪異そのものの在り方が空間に影響を及ぼしている状態に近いからだろうか。
(やっぱりそう簡単にはいかへんか)
解呪符をしまいながら、玖壱は次の手を考える。
(いや、これだけ強力な境界、ずっと維持し続けるのは難しいはず…どこかに綻びがあってもおかしくない)
境界や結界というものには構造がある。
空間を切り取り、時間を歪めるためには、その術式を支える何かが必要だ。玖壱で言うところの「符」や他の術士は「勾玉」などの媒体を支点として術を使う。たとえ怪異が作り出した境界でも、支点があるはずだと考える。支点がある以上、均一ではない。傘の骨組みのように、厚い部分があれば薄い部分もある。
玖壱は弐之札・結界陣を一枚取り出し、手のひらに乗せたまま小さく展開した。結界を張るためではなく、感知のために使う。境界と結界はどちらも空間に影響を与えるものだ。自分の結界の感触を周囲に干渉させ、境界の輪郭を探っていく。
感知に集中することで、薄い膜のような感触が足元から頭上にかけて存在しているのがわかった。それは川沿いのある方向に向かって、微妙に厚みを増している。
(厚みが増す方向は、中心部分や)
逆に言えば、厚みの薄い場所が端に近い。中心から遠いほど境界の膜は薄くなる。
玖壱は感触を頼りに、渓流沿いをゆっくりと歩き始めた。急がず、目的を持った足取りで。結界陣の感触が変化する方向へ、少しずつ進んでいく。
対岸のナニカは動かない。
視線だけが追いかけてくる気がした。急かすことなく、焦らすことなく、ただ待っている。その余裕が、何よりも不気味だった。
どれだけ長い時間を、あそこに座り続けてきたのだろう。認知されていなかっただけで、この渓流が今の姿になるより前からここにいるのかもしれない。
そんなことを考えながらも玖壱は歩みを止めなかった。
渓流が大きく蛇行する地点に差し掛かったとき、結界陣の感触が急に変わった。膜の厚みが、他の場所と比べて明らかに薄い。岩肌に沿って、空気の歪みがほとんど感じられない箇所がある。
(ここや)
玖壱は立ち止まり、その場所に手をかざした。たしかに感知したとおり、他の場所と比べると境界の膜が薄い。しかしそれでも、何もせずに通り抜けられるほどではない。
ただ、ここなら干渉できる。
玖壱は符術士として、結界を張ることもある。結界を張るということは、空間に術式を馴染ませ、境界を作り出すのと同じような事をしていると言っても過言ではない。逆に言えば、空間に馴染んだ術式がどのような性質を持つか、どんな綻びが生まれやすいかを、体で知っているということでもある。
境界も結界も、根本は同じだ。空間に影響を与え、内と外を隔てる。作り出した存在が人間か怪異かは違っても、空間に刻まれた術式という性質そのものに大きな差はない。ならば自分の結界陣を使って、この薄い箇所から内側に働きかけることができるはずだ。
膜の薄い箇所に自分の結界陣を重ね、同じ性質の術式として境界に馴染ませる。馴染んだ術式は境界の一部として認識される。そこへ少しずつ術式の方向を変えていき、内から外へ向かう流れを作り出す。いわば、境界の膜に小さな穴を編み込むようなやり方だ。
力を込めるのではなく、境界の波形に合わせるように、ゆっくりと自分の霊力を流していく。
焦ってはいけない。急いで押し込もうとすれば、境界が異物として弾き返す。水が低いところへ自然に、そして穏やかに流れるように、術式を境界の流れに沿わせていく。
やがて、指先の感触が変わった。
膜が、わずかに緩んでいる。結界陣が境界に馴染み始めている証拠だ。玖壱はその感触を確かめながら、少しずつ術式の向きを変えていった。
内から外へ。
境界の流れに無理に逆らわず、しかし、確実に方向を変えていく。
程なくして、境界の膜がほつれるように裂けた。
一メートルにも満たない隙間だが、確かに開いた。玖壱は即座にその隙間へ身を滑り込ませる。
水を押しのけるような抵抗感が全身を包む。
一歩、二歩。
両足が、"外"の地面を踏んだ。
♢♢♢♢♢
境界の外に出た瞬間、空気が変わった。
境界の中では気づかなかったが、あの空気はどこか閉鎖空間のように曇っていた。外の空気は開けていて、新鮮な風が頬を叩く感覚がある。玖壱は大きく息を吸い込み、渓流の岸に膝をついた。
体が重い。
電話の内容が正しければ、"こちら"の世界では二日以上経っているのだ。
意識はしていなかったが相当消耗していたらしい。さらに、境界への共鳴干渉は、精密な術式制御を要する。力任せに殴るよりも、細かい作業の方が疲弊した体には堪える。
「玖壱!」
迅の声がした。顔を上げると、数人の人影が駆け寄ってくる。迅を先頭に、公安のメンバーが数人。凪と澪の姿もある。
「おい! 無事か!?」
「はぁ…、ご心配おかけしました」
「二日だぜ、二日。心配かけさせやがってこの野郎!」
迅が声を荒げながら、それでも手を差し伸べてくれた。玖壱はその手を掴んで立ち上がる。
仲間に囲まれると、境界の中にいた時間が余計に遠く感じられた。
♢♢♢♢♢
調査班のメンバーが発見されたのは、玖壱が脱出した翌日のことだった。
公安の結界士たちが時間をかけて外側から境界の解除に成功し、内部の捜索を行った結果、渓流下流部の岩陰に全員が倒れているのを発見した。衰弱はしていたが命に別状はなく、意識も時間経過とともに回復した。
調査班が助かった要因として、メンバー全員が怪異だったことも大きい。
人との共存を望む怪異は少なくない。事実、公安の調査班は、メンバーの多くが怪異だ。
危険な場所への潜入調査には、人間よりも頑丈で怪異特有の感覚を持つ者の方が向いている場合が多い。今回は、それが命を救う結果になった。
あの場所の近くでは行方不明者が多発しており、境界内から多くの衣服や靴が見つかった。残留物を解析した結果、全て人間のものだった。
渓流の怪異は、人間のみを捕食する性質を持っていた。
だから、怪異である調査班のメンバーには手を出さなかった。境界に閉じ込めはしたが、それ以上のことはしない。喰われる対象ではなかったからこそ、衰弱しながらも全員が生き残った。
しかし、怪異が怪異を狙わなかった、ではない。喰らう必要がなかっただけだ。もし今回の怪異が怪異をも喰らう性質を持っていたなら、話はまったく別だった。
怪異を喰う怪異というのは、この仕事において最も厄介な存在だ。
人間を喰う怪異は、当然人間の脅威として存在している。長年の研究と実戦の積み重ねで、討伐の方法もある程度は体系化されている。
しかし怪異を標的にする怪異は話が違う。
怪異は人間よりも頑丈で妖術への耐性も高く、そんなものを喰らえるということはそれを上回る力と性質を持つということだ。討伐の常識が通用しない。術式が効かない可能性が高い。他者の力を取り込む可能性がある。人間を守るはずの存在が根こそぎ失われていく、間接的な脅威にもなり得る。
下手な零級怪異よりも、そういった存在の方がはるかにタチが悪いのだ。
「件の怪異は」
玖壱が、部屋に報告に来ていた凪に聞く。
「各部隊の隊長たちが、直接対処したとのことです」
「……そうか」
それだけ聞けば十分だった。公安の隊長格が直接動いたとなれば、結果は見えている。
玖壱はなんとなく窓の外を見た。冬の空が白く曇っている。今日も人々が普通に暮らしている。渓流で何があったかも、境界の中で何が起きていたかも、知らないまま。
(知らなくて当然やな)
そのために、自分たちがいる。
報告書を机の端に置き、玖壱は椅子にもたれた。
今回、自分は罠にはまった。どれだけ経験を積んでいても、相手が未知の手口で来れば最初の一手を誤ることがある。境界に踏み込んだ時点で、すでに術中にいた。
それは認めなければならない事実。
だからこそ、
焦りに負けず、冷静な判断と状況整理を心掛けた。それによって、仲間を呼ぶ前に敵の狙いに気付き、被害の拡大を防いだ。
(力だけが全てやない)
零級怪異と正面からぶつかることができる師の姿を、玖壱はずっと目標としてきた。しかし師が強いのは、術の威力だけではない。どんな状況でも冷静に最善手を選び続けるから。その背中を追いながら、玖壱はまた一つ、その意味を理解した気がした。
(観察することは、臆病とは違う)
わからないまま動くことは、勇気ではない。それは蛮勇だ。情報を集め、敵の狙いを読み、最善の手を選ぶ。それこそが、本当の意味で強くあるということ。
玖壱は気持ちを切り替え、次の任務書を手に取り目を通し始めた。
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事件報告書
事件名 J10-23号 『蓬根之主(仮称)』対処事案
発生場所 S県S市 南部渓流一帯
怪異名 蓬根之主(仮称)
等級 推定一級指定怪異
特記事項 先行した公安調査員の消息不明を受け、戦闘部隊より隊員を
緊急派遣。
対象は広範囲に及ぶ「時間の歪みを伴う境界」を展開し、
侵入者を誘引・幽閉する特性を持つ。
消息不明となっていた調査班メンバー全員を渓流下流部
にて発見。全員衰弱しているものの命に別状なし。
(※本怪異は人間のみを捕食対象とする性質のため、
怪異籍である調査班への直接的な食害は免れたものと
推察される)
当該怪異は、その後出動した各部隊の隊長によって
討滅済み。
境界の完全消滅、および周辺一帯の残滓の浄化作業完了
をもって本件を解決とする。
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お久しぶりです。Wright/__です。
今回は玖壱メインのお話でした。
今後もちょくちょく玖壱メインの話を出していきたいと考えてます。
活動報告にて作品の設定や裏話を語ったりしています。活動報告を読まないと本編の内容がわからなくなるようなものは書かないようにしていますが、興味があれば暇つぶし感覚で見ていただけたら嬉しいです。




