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日常で世界を変える(瀬戸編)  作者: mei


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12月17日 オンライン授業(病気)

 "切り替えて"と自分に言い聞かせながら必死に勉強をしていた。今日は、朝に森川の授業を受けていた。森川からは、まずは英単語だと伝えられた。今回、英語の点数が悪かったのは確かに英単語を覚えていなかったからという理由はある。覚えていると思ってしまった自分が悪い。実際のテストでは、見覚えのある単語はあったが、どのような意味なのか理解できない場面はいくつもあった。そう考えると、しっかりと単語ができないと問題は解けない。やはり、その危機感をしっかり受け止めないと。森川から伝えられた英単語の覚え方を思い出しながら、単語を書いていく。森川から言われた「努力に比例して、点数が上がるということはない」という言葉が時折、蘇ってくる。思い出しただけでも、苦しい気持ちになってしまう。これは、昔の癖なんだろうな。何かに近いと思っていたら、病気になった時の感覚だ。

 病気を乗り越えて前に進めたと思っていたけどまだまだだったんだなぁ。この気持ちは、中学三年生の7月頃に近いな。あの頃は、友達も彼氏も勉強もソフトも何もかも私には持っていた。なのに、病気になってから、その何もかも手放すことになったのだ。だんだん勉強から気持ちが病気の方に切り替わってきていた。すると、私は病気になった時に先生から借りた本が目に入った。そういえば、これは、、、、、、、、。タイトルは「不治の病 再生不良性貧血」。私は、勉強を手に止めてページをめくった。

 "再生不良性貧血とは、血液中の白血球、赤血球、血小板のすべてが減少する疾患です。この状態を汎血球減少症と呼びます。重症度が低い場合には、貧血と血小板減少だけがあり、白血球数は正常近くに保たれていることもあります。白血球には好中球、リンパ球、単球などがあり、再生不良性貧血で減少するのは主に好中球です。好中球は私達の体を細菌感染から守る重要な働きをしています"。たしかに、その通りだ。自分の病気が書かれているなんてなんか酷だな。そうだ、この本を健太郎に渡そう!。いつの間にか、私は気分が上がっていた。健太郎だったら、もらってくれそうだ。こんな嫌な気持ちになるくらいなら、誰かに渡すか捨てる方がいい。いつしか、私はそんなことを考えるようになっていた。今日も決して万全というわけではないが、体調がよくなることを願ってもなにも変わらない。まずは、自分ができることからだと強く言い聞かせていた。

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