ep31.やめる勇気
バンジージャンプをするとき、多くの人は勇気を振り絞って飛び降りるのではないでしょうか。
私の人生は、この飛び降りる勇気が出せず、ジャンプ台の上で立ちすくしている時間が、とても長かったように思います。
飛び降りれば、一瞬の恐怖の先に、行ったことのない景色が待っていたでしょう。
反対に、飛び降りることを諦めてジャンプ台を降りれば、山道を歩いたり、別の景色を探したりする人生もあったはずです。
でも私は、そのどちらも選べませんでした。
ただ怖がって立ち尽くすだけ。
そんな時間を、ずいぶん長く過ごしてしまいました。
その後、私はようやく飛び降りました。
でも、その頃にはもう若くありませんでした。
新しい環境では、本当に右も左も分からず、毎日が手探りでした。
それでも、多くの人に助けてもらい、受け入れてもらい、今は何とかそこで暮らしています。
もっと早く飛び降りていたら。
こんなおっさんになる前だったら。
もっといろいろなことができたんじゃないか。
そんなことを思う日もあります。
そして実は、今もまた新しいジャンプ台の前に立っています。
正社員という働き方から離れるのか。
過去の負債を片付けて、新しいことに挑戦するのか。
まだ答えは出ていません。
でも一つだけ決めていることがあります。
今度は、ジャンプ台の上で立ち尽くしたまま何年も過ごすことだけは、やめようと思っています。
私が次にどこへ向かうのか。
このエッセイを通して、少しずつ報告していければと思っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
このエッセイは、その日に考えたことだけでなく、昔の出来事や、ふと思い出したこと、将来の妄想などを気ままに書いています。
なので、ときどき20年前に戻ったり、未来へ飛んだりします。
もし共感したことや、「それは違うんじゃない?」「私はこう思う」ということがあれば、ぜひ感想を聞かせてください。
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みなさんの感想や評価を励みに、これからも妄想を膨らませながら書き続けていこうと思っています。
また次のエッセイでお会いしましょう。




