ep30.私が貧乏な理由
私が貧乏なのは、嫌いなことが多すぎるからじゃないか。
最近、そう考えるようになってきました。
歳を重ねると、経験が増えます。
そして、その経験の分だけ、
「あれは嫌だった。」
「もう二度とやりたくない。」
そんなことも増えていく気がします。
私には嫌いなことがたくさんあります。
デスクワークが嫌い。
プレゼンテーションが嫌い。
私の悪口を言う人が嫌い。
お金のことを考えるのが嫌い。
現状を把握して、現実的な未来を考えるのが嫌い。
人混みが嫌い。
行列が嫌い。
暑いのが嫌い。
寒いのが嫌い。
成功者を見るのも少し苦手です。
たぶん、妬ましいんでしょうね……。
嫌いなものを挙げたら、きりがありません。
反対に、好きなものはほとんどありません。
食べ物が二、三品思い浮かぶくらいです。
最近、一つ気づいたことがあります。
嫌いなことには、コストがかかります。
しかも、そのコストは目に見えません。
嫌いだから放置する。
嫌いだから後回しにする。
そして、嫌いだから考えない。
その場では何も失っていないように見えます。
でも、少しずつ時間を失います。
少しずつチャンスを逃します。
そして、気づかないうちに、お金も失っていきます。
請求書が届くわけではありません。
だから、自分では払っている感覚がないんです。
私は、嫌いなことを解決する努力を、あまりしてきませんでした。
我慢して、その場をやり過ごす。
それを何十年も続けてきました。
もちろん、我慢することが悪いとは思いません。
給料をもらう以上、ある程度の我慢は必要です。
もし全員が、自分の好きなことしかしない若者だったら、会社は成り立たないでしょう。
いろいろな歪みを吸収する。
それも、おじさんのスキルなのかもしれません。
でも、気がつけば、そのスキルばかりが磨かれてしまいました。
嫌いなことを解決することは、ほとんどしてきませんでした。
我慢しているように見えていただけでした。
本当は、ずっとつらかったんです。
その結果が、今の私なのかもしれません。
お金がないから、好きなことができない。
できないと思うと、好きなものが何だったのか分からなくなる。
そんな負のスパイラルに入っている気がします。
だから今思うんです。
お金を増やすことよりも先に、
嫌いなことを一つずつ減らしていく。
そのほうが、人生は少しずつ豊かになっていくのかもしれませんね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
このエッセイは、その日に考えたことだけでなく、昔の出来事や、ふと思い出したこと、将来の妄想などを気ままに書いています。
なので、ときどき20年前に戻ったり、未来へ飛んだりします。
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また次のエッセイでお会いしましょう。




