ep29.とにかく休め
これは、昔の私の働き方の話です。
会社が悪かったというより、私自身も働き方が下手だったんだと思います。
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昔の同僚に、連休が嫌だという人がいました。
仕事がたまるから。
彼は、そういう理由で、連休中も仕事を持ち帰っていました。
意味が分かりません。
連休って嬉しいじゃないですか。
金曜日の夜にしこたま飲んでも、次の日は早起きしなくていい。
朝まで飲んでも会社へ行かなくていい。
最高です。
でも、そのうちに私も仕事がたまるようになりました。
私の仕事は、本部の間接業務です。
会社へ行くと、まずミーティング。
終わればメールと電話。
その頃は、メールを送ったら、電話で「送りました」と連絡するのが当たり前だったんですよ。
電話が終われば、またミーティング。
ようやく静かになるのが17時頃です。
「さあ、ここから今日の仕事が始まるぞ。」
そして終電まで働いて帰る。
それが普通でした。
一度、上司との面談で言われたことがあります。
「仕事を効率化して早く帰れるようにするのはいい。でも18時台に帰るようじゃ、社会人としてダメだぞ。」
今振り返ると、なかなか恐ろしい言葉です。
日本人にとって、定時って何なんですかね。
私も、少しでも平日の負担を減らしたくて、土日に仕事を持ち帰るようになりました。
結局、そんな日々を過ごしても、私の状況は変わりませんでした。
私は疲れ果てて会社を辞めました。
最近、当時の同僚と飲む機会がありました。
会社は少し変わったそうです。
それでも土日も働いている人は、まだいました。
飲み会では人事の話にもなります。
「あの人、部長になったんだ。」
そんな話を聞きながら、ふと思いました。
土日も休まず働いていた人たちが、組織の中心にいるかというと、そうでもないなと。
数年越しに、あの頃の働き方の答え合わせをした気分でした。
さて、私は会社を逃げ出しました。
次こそは、のんびり働こう。
生活できるくらい稼げればいい。
そう思っていたのですが、なぜか転職先では組織の中心で仕事をする立場になってしまいました。
そして、また同じ失敗をします。
夜遅くまで働く。
しかも転職後は車通勤なので、終電を気にする必要はありません。
気づけば、24時を過ぎるのが当たり前になっていました。
でも、成果は思うように出ません。
疲れて、頭が回らないんです。
部下からのクレームも増えました。
上司から叱られました。
何とかしようとして、さらに遅くまで働く。
完全な悪循環でした。
気がつけば、笑い方が分からなくなっていました。
そこから笑えるようになるまで、2年くらいかかりました。
やったことは一つだけです。
定時で帰る。
それだけでした。
嫌味を言われようが、とにかく仕事を終わらせる。
そして、意地でも定時で帰る。
すると、不思議なくらい仕事の効率が上がりました。
残業時間にだらだら話し合っていたこと。
噂話のような情報。
ほとんど必要ないことが分かりました。
アウトプットも良くなりました。
「あいつ、仕事してないよな。」
「俺でもできるよ。」
そんなことを言われたこともあります。
じゃあ、やってみろ。
それからは、心の中でそう思っています。
さて、言いたかったことです。
定時で帰るようになって、本当によかったと思っています。
今なら連休も取ろうと思えば取れます。
そういえば、最近連休はとっていなかったです。
少し疲れ気味なのか、考え方の視野が狭くなっている気がします。
そういう自分に気がつけるということは、まだ少し余裕があるということなんでしょうね。
さてさて、長期で休んで、少しリフレッシュしてこようと思います。
そうすると、このエッセイの内容も変わってくるかもしれませんね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
このエッセイは、その日に考えたことだけでなく、昔の出来事や、ふと思い出したこと、将来の妄想などを気ままに書いています。
なので、ときどき20年前に戻ったり、未来へ飛んだりします。
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