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氷河期世代なんでエッセイ書き始めました  作者: そきおこ


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ep11.バカがうらやましい

世の中を変えるのは、若者と馬鹿者だ。


歳を重ねるにつれて、その意味がよく分かるようになってきました。


最近、よく思います。


バカがうらやましい、と。


何かをやろうとすると、まず準備をします。


打ち合わせをして、検討して、根回しをして、稟議を書いて……。


「やりたい!」と思った瞬間から、そんなタイムテーブルが頭をよぎります。


そして、自分の詰まったスケジュール、関係者の予定、事前準備の段取りを考え始めます。


もちろん、ゴールまで走りきることが仕事です。


でも、「やりたい!」と思ったあの瞬間の熱量は、ゴール前にはもう残っていません。


いつの間にか、「やりたい」は「やらなきゃ」に変わっています。


そして、うまくいっても、誰も褒めてくれません。


うまくいかなければ、待っているのは非難と低評価です。


日本の会社は、昔からこんな感じだったのでしょうか。


昔の家電メーカーが出していた、あのワクワクするような製品も、こんなプロセスを経て世に出ていたのでしょうか。


たぶん違うんじゃないかと思います。


ISOとか、コンプライアンスとか。


どれも必要で、素晴らしい仕組みです。


でも、その導入と引き換えに、何かとても大事なものを失ってしまった気がします。


勢いとか、熱量とか、多少の無茶とか。


そういうものです。


この先、AIが入ってきて、この流れはもっと加速するのかもしれません。


昔はきっと、


「がんがんいこうぜ」


それが正義だった時代もあったはずです。


だからこそ、新しい会社や若い組織が、まだそういう空気を持っているのかもしれません。


めちゃくちゃ、うらやましく思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


このエッセイは、その日に考えたことだけでなく、昔の出来事や、ふと思い出したこと、将来の妄想などを気ままに書いています。


なので、ときどき20年前に戻ったり、未来へ飛んだりします。


もし共感したことや、「それは違うんじゃない?」「私はこう思う」ということがあれば、ぜひ感想を聞かせてください。


「小説家になろう」にアカウント登録すると、ページ下部の「感想を書く」からコメントできます。


また、「面白かった」「続きを読みたい」と思っていただけたら、評価やブックマークもしていただけると、とても励みになります。


みなさんの感想や評価を励みに、これからも妄想を膨らませながら書き続けていこうと思っています。


また次のエッセイでお会いしましょう。

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