ep10.何も欲しいものがない
私は文字通りの"しがないサラリーマン"をやってきました。
別の話で書きましたが、
サーファーのように何かに打ち込むものもない私が、
きっと良いことがあるだろうと買ったマンション。
そしてそのマンションのローン。
子供の学費。
会社帰りの同僚との愚痴飲み。
当然、たいしてお金は残っていません。
そんな年月を繰り返したある日、自分には欲しいものがないことに気づきました。
全部持っているからです。
ローンまみれですが、家はあります。
ユニクロですが、服はあります。
10年落ちの中古の軽ですが、車があります。
安物ですが腕時計もあります。
より良いものを求めなければ、持っています……。
どうやら私は、この、とりあえず欲しいものをかき集めて、
それを維持するためだけに働いていたようです。
気づいてしまいました。
このままではダメだと。
今こそ、金で自由を買うべきだ。
そのためには、今の"しがないサラリーマン"ではダメだ。
正社員に何の意味があるって言うんだ。
脱サラして起業でもしなければ。
……さて、自由を手に入れたとします。
で、何するの?
何をしたいの?
あ、これ、やばいやつだ。
そんなこんなを頭で巡らせながら、とにかく日々をもがいています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
このエッセイは、その日に考えたことだけでなく、昔の出来事や、ふと思い出したこと、将来の妄想などを気ままに書いています。
なので、ときどき20年前に戻ったり、未来へ飛んだりします。
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また次のエッセイでお会いしましょう。




