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広告嫁  作者: 純銀
アドバタイズメント
PR
20/29

エターナル

古来、おしゃべりと広告は無関係ではなかった。

なぜかというと多くの人々が文字を読まない時代があったからだ。商品の情報は口頭伝達であり、販売場所と値段、そして評判までもががそこに付け加えられた。


壁に情報が描かれたり、情報が描かれた木版や看板が掲げられたりするようになっていくのは、人々の識字率が向上してからだ。

やがて紙が普及して印刷技術が到来して、そこから広告は一気に増える。手配りのチラシ、張り紙、新聞広告、商業ポスター。それらの大量配布された印刷物は、個人の生活圏に広告が入り込んでいく現象だった。

街の都市化が進むと、広告は街の一部そのものになる。看板の大型化、街灯広告、駅の広告、百貨店のショーウィンドウ、ネオンサイン。都市の景観を印象付ける当たり前の成分になっていた。

人々の暮らしに電波が飛ぶようになるとそこにも広告はあった。ラジオCM(コマーシャル)と、テレビCM(コマーシャル)。BGMが流れる中で物語性と共に語られる商品情報は、番組を中断させる時間ではあったかもしれないが、良い広告であればそれは単体の文化にもなっていった。

そんな電波による情報の時代は長く続いたけれど、社会の情報の中心は徐々にインターネットに移行していく。その情報の渦もまた広告の空間になる。バナー広告、メール広告、検索連動広告、SNS広告、動画連動広告、サブスク内広告、など。

一方向だった電波媒体とは異なり、双方向のネット媒体では個人の行動内容に連動する。広告は人々の生活の隙間にまで入り込んできてくれる生活支援情報となっている。


自分の家に、広告をお喋りしてくれる嫁がいるというのは、とてもいいものだ。


トゥルミナは今日も明日も新商品ニュースやセール情報をお喋りしてくれるだろう。

※ 第二章は不定期になりますが、さらにお喋りが追加されていく予定です。

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