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賢しキツツキ、窓から侵入
網戸にぶっ刺さっている鳥を回収する、鳥を見て種類を判断出来る程賢くは無いので、籠を使い外に投げようとすると暴れ出し、……人の言葉を話し出した。
「待て、待ってくれ!!少しでいい、水をくれないか、我が叡智に傷が付く」
「嫌だ、出ていけ」
「頼む飢者甘食ではあるのだが、梅林止渇、喉が渇いて死にそうなんだ、貴様!!霊長を驕るくせに、生き物一匹救えんのか!!」
俺は頭が悪い、こいつが何を言っているか分からない部分があったが、助けを求めているのに偉そうな態度そして──
「お前妖怪だろ、人間の言葉を喋る生き物は、妖怪意外考えられない」
「グッ……露見発覚グッううう、五里霧中、いや!初志貫徹、頼む別に貴様に害あることはせん」
これ以上難しい言葉を聞くのは面倒だ、小皿に水を注ぎキツツキに差し出す。
「報恩謝徳、知恩報徳、一言芳恩、いやありがとう」
「飲んだら出てけよ」
ピンポーン
玄関からチャイムの鳴る音がする。
「おい、もう出てけ」
「いやぁ助かった、では妖怪らしく一つ予言を、誨淫導欲なる者が外におる、気おつけよ」
おしゃべりなキツツキは飛び去った。
「……さてお楽しみだな」




