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見えない色
学校から帰り私服に着替え自転車に乗る、すでに学校で習った一次関数は頭から消えていた。
「気合い入れろ!」
頬をビンタし自分に喝を入れる、自然となんでも出来る気がした。
自転車に乗り当ても無く彷徨う、目的地は特に無い、ただ川の側を自転車で駆け抜ける、川に反射した太陽の眩しさに目を奪われながらも、突き進む。
「ありがとうございましたーー」
途中で見つけたコンビニの地図と、青看板で確認した現在地を照らし合わせ現在地がどこか探る、ザット10kmは走ったみたいだ。
「美味しい」
コンビニで買ったおにぎり一個が体に染みる、塩分も補給出来るから、やはり梅干しおにぎりが一番美味い。
午前2時、もう一度寄ったコンビニで団子とおにぎりを買い、古くなっている神社に一晩寝かせて貰う事にする。
きちんと礼を済ませそのまま寝転がる。
夢をみているのだろうか、周囲を白い空間で埋められ宙に浮いている感覚、そして目の前にはしわだらけのおじいちゃんがいて、困った顔をしているが頬がほころんでいる、とても優しいおじいちゃんがいる。
おじいちゃんが手をあげると途端に目が覚める、現在時刻午前7時、十分休めたのでまた当ても無く彷徨う、視界に色彩が宿っていた。




