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新入生
さくら咲き誇る4月上旬、新しい制服新しい学校に一人で向かう、ドキドキバクバクで何度も手が震えている。
だが新しい日々に対しての……ワクワクの気持ちを胸に門をくぐる、朝7時30分まだクラスには人が居ないと判断していたが、窓の外の桜を眺め一人席に座る者が居た。
教卓の上の座席表を覗き込む、2回、3回、4回、何度見ても、桜を眺める女の子の隣だ、意を決し隣に座り挨拶をする。
「はじめまして、僕──」
「なるほど僕くんね、私は桜川、僕くんはこの桜の景色を見てどう思う?さくらが炎みたいに見えない?」
確かに枯れ木に火が燃え、火の粉が散るようにさくらが散っている。
「確かに、火の粉が散ってるみたいだね」
「いい感性ね、僕くん名前は?」
「火上です」
「いい名前ね」
窓の外の桜は火の粉が散るように、世界を燃やしていた。




