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私達、冒険者として生活します!  作者: あきら・たなか
第7章;獣人国に行くよ
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夜戦から朝の過ごし方

 声を掛けられたラリーは少しの間、無言の後で「……うぅ…ンッ」とワザとらしく動いた。

「おぉ~、どうしたんだよ、アンジー、こんなところまで」とワザとらしく起きたふりをして出迎えた。


 ガチャガチャと独房の“鍵をあけて”アンジーは中に入って行く。

 ラリーは違和感を覚えながら、突然、来訪したアンジーに自身の事を悟られぬように平静を装う素振りをみせるしかない。


「いやぁね、ほらこれ」

 アンジーはスッと大きめの土瓶と袋を取り出した。


「なんだよ、ソレ」

「お酒よ、宴会してて貰ったの、アンタは飲めなかったでしょ」

「持ってきてくれたのか!」

「ほらほら、飲んで飲んで」

 アンジーは袋から木製の器を取り出し、ラリーに渡す。

 そっと横に座り、瓶の蓋の紙のような蓋と紐を空け、そのままラリーの持っている空の容器に並々とついでいく。


 酒を貰ったラリーは何も考えれるまま、注がれた酒に口を付ける。


「……―――癖があるけど美味しいな」

「そうでしょ? ココじゃない地方の動物の乳からの品らしいの」

「へぇ~、わざわざ悪いなこんなところまで」

「いいの、ほら、コレも食べて」

 アンジーはさらに袋からチーズのよう乾物を取り出しラリーに与える。

「なんだ。……硬いな」

「一緒食べると柔らかくなるよ」

「そうなのか……」

 ラリーは言われるがままアンジーと一緒にお酒を楽しんでいく。

 

「ねぇ、ラリー、このお酒の効果って知ってる?」

「いいや、知らないね」

 アンジーは艶っぽい声を出しながら、そっとラリーの太ももに手を当てて答えた。

「精力剤らしいよ……軽いけどね」とラリーにだけ聴こえるような声で言った。


 ラリーは固まる。

(この言い方は誘っている、しかし、罠か……、でもアンジーは何でここに?)

 疑心暗鬼が心で暴れる。


「あのさ……ミックがくるからぁ……」と、言葉を留め思いとどまる。


 アンジーは蠱惑の笑みを浮かべ「来るわけないじゃない、この部屋の鍵を渡したのもミックだよ」と答えた。


 そして、彼女はラリーの股間に手を伸ばし、ゆっくりと“握った”。


「・・・…ぁッ、ふぅ……」

 ラリーは身体から自然と感じる声を押える。

「ミックが言ってたんだ、ラリーはそろそろ抜け出す準備をしてるって、その前に全部抜いて使えなくしてくれって、グレーも同意してたよ。つまり、ぜーんぶアンタの事を見抜かれていたさ」


 ソレを聞いた瞬間、ラリーに衝撃が走る。

 何もかも弄ばれていたのだと――。

 すべて、見透かされたいたのだと――。


 その、心遣いにラリーは――乗っかる事にした。

 むしろ、感謝、圧倒的感謝であった。


「アンジー、いいのか。今日の俺は止められないぜ」

 急に声のトーンを落とし、渋い表情を作る。


「それは楽しみ。私も色々と溜まってたから…頑張んなよ」

 アンジーは服の紐を緩めていく。


「おいおいおい……アンジー、お前、死んじゃうぜ、オレがお前を落としきってヒィヒィ言わせてやるよ」

 

 ラリーVSアンジーの夜戦の火蓋が切って落とされた。


 ―― 凶槍魔手ラリーと男喰いアンジーの異セイ格闘技の戦いは明け方まで続いたのだった。

  



+++時間経過――翌朝。


 アンジーは眼を覚ますと身体を起こして背伸びをした。

 そして、髪を束ね、紐を巻く、軽く身支度を済ませると裸のまま、横にある何時間前には正常に活動していた人体に眼をやる。


 そして、手を伸ばし、コスコスとある点で上下運動をさせると――。


「……・ぅぁ…・ぁ…、………はぁッ……」

 声なき声がギリギリ聴こえて身体がビクビク動くのを確認してアンジーは艶々の顔で笑みを浮かべた。

 ただ、その接触部の膨張はなかった。


「ラリー、昨日は頑張ったじゃない。惚れそうだったよ……」

 そう言ってアンジーは服を着替え出ていく。


 ラリーは昨夜、ものすごい頑張った4回戦目まで押していた戦い、しかし、5,6回戦で互角になり、7回戦から劣勢。あとは一方的に蹂躙されギブアップも出来なった。

 勝負の敗因は体力配分のミスに尽きる。

 まさに、セイも根を尽き果てた結果になった。


 独房に鍵をかけてアンジーは「朝からお湯浴びしてくるかぁ~」と満足気に言って、軽い足取りでその場を去っていった。



アンジーVSラリーの戦いはR18指定でカットされました。

ご了承ください。


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