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君と  作者: おかピー
5/9

English!

授業が決して楽しくないわけじゃない。むしろめっちゃ楽しい。だって、君と喋れるから。次の授業は英語。皆から嫌われている英語だ。


「なぁ、英語の授業ってダルいよな」

そう俺の背中を突き刺しながら隼人は告げる。何度も聞いたこの言葉。体感20回ぐらい。

「わかる。まじでだるい。」

嘘である。本当はたまらなく楽しんでいる。

英語の授業には一つ、特異な点がある。他の授業と比べてグループワークが多いのだ。4人班の体型になり、それぞれが英語の意味とかを考え合うグループワーク。その時間、その時、4人班の時は隼人と隣になれるのである。しかも、机をくっつけるので、大分近くなれる。それは、楽しくてたまらない。こんなの絶対誰にも言えないのだけれど。


「はーい、授業始めるぞー」

チャイムが鳴った二分後ぐらいにやってくる先生。毎日毎日、自分は少し遅れるくせに生徒が遅れたらめっちゃ怒る。そのせいか割と嫌われている先生である。だけど、俺はその二分間が心地いい。

「ここの宿題やった?」

「うわ、俺やってねえ。」

「まあこれ提出ないから大丈夫やろ。しらんけど」

何気ない会話に、ときめいてしまう。君と喋ることで自分の心に嘘がつけなくなっていく。


授業が始まった。英語の簡単な文法。英語は得意ではないけど、好きだった。どんな科目でも得意にはなれなくて、好きにはなれた。

後ろで悩んでいる隼人。その悩んでいる姿勢にすらときめいてしまう。

「いける?」

「わからん、教えて」

そうやって教えて、

「あざっす」

感謝されたらうれしくなって、前を向く。今日は斜め後ろから真似(みね)のすごい笑い声も聞こえてくるのだけど、関係ないということにして無視する。

「それじゃ、班の形になって互いに教えあえー」

来た。一瞬とも思えるような最高な時間が。




楽しい時間ほど、長く続けばいいのに。

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