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【新章開始】社畜辞めました! 忍者始めました! 努力が報われるダンジョンを攻略して充実スローライフを目指します!~ダンジョンのある新しい生活!~  作者: 3104
六章 章タイトルはおいおいで!

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吸血鬼追跡任務!

 ここしばらくは公儀隠密の任務に(いそ)しんでいた。


 まず着手したのは犬塚さんが提供してくれたダンジョンの攻略だ。

 いくつかのダンジョンは既に消滅していた。


 俺は、消滅せずに残っていたダンジョンを潰していった。

 リンとトウコと行くこともあれば、スナバさんやオカダと行くこともあった。


 また、吸血鬼の足取りを追う任務もあった。

 まずハカセが情報を集め、対象を絞り込む。

 次に調査チームが足を使った調査を担当する。


 吸血鬼が居る可能性が高い詰めの段階で、実働部隊が呼ばれる。

 しかし、ほとんどが空振りだ。

 あと一歩のところで足取りが途絶えてしまう。

 周囲のカメラのどこにも写らなくなる。

 プッツリと姿が消えるのだ。


 御庭は移動にダンジョンが使われたと予想した。

 俺も同意見だ。


 俺のダンジョンのように入口が二つあれば、素早く別の場所へ移動できる。


 ダンジョン保持者は希少だが、一定数は存在する。

 暴食もダンジョンを移動に使っていた。

 管理者権限持ちが他に居てもおかしくはない。


 移動系や痕跡を消す異能を使っているとも考えられる。

 以前はもっと足跡(そくせき)を追いやすかったのだが、この頃は相手も慎重になっている。

 何度かの交戦から、公儀隠密(俺たち)特異殲滅課(トクメツ)の存在は知られている。


 特にトクメツは積極的に吸血鬼を狩っている。

 俺たちが掴んだ吸血鬼の情報はキリトたちに優先的に流している。

 おかげで彼らは、それなりに手柄を立てているらしい。


 手柄を譲っても俺たちに損はない。

 公儀隠密は、過剰な手柄や名誉を求めていないからだ。

 被害者が出なければそれでいい。


 御庭が言うには公儀隠密も一定の働きは求められているらしい。

 情報収集だけでも、かなりの手柄と見做(みな)されているのだ。

 ノルマとしては十分ってとこだろう。


 危険な戦闘任務を積極的にやる方針にはなっていない。

 一方で武闘派のトクメツは、調査より戦闘を好む。

 お互いの利害が一致した、ウィンウィンの関係ってわけだ。


 そんなわけで、今日はキリカさんたちトクメツの五番隊と合同で悪性ダンジョンにやってきている。

 公儀隠密からは俺の他にスナバさんとシズカちゃんが参加している。

 スナバさんは領域外のビルに陣取り、外での警戒を担当している。


 俺はダンジョン領域内で待機中だ。

 転送門の前で一人、トクメツの帰りを待っている。


 トクメツが中に入って、かなり経つ。

 ちょっと遅いな……。


 俺はときおり現れるモンスターを蹴散らしながら待っているだけ。


 普通に考えれば、ダンジョン保持者の俺が入ったほうが効率がいい。

 でも今日はリンとトウコがいない。


 単独でダンジョンに突入するのは危険すぎる。


 これまで空振りが多かったが、今日は吸血鬼がいる可能性が高い。

 数名の吸血鬼がこのダンジョンにいると見込んでいる。


 というわけで、やる気満々のキリトたちに突入を譲ったのだ。

 そろそろ戻ってきてもいいころだが……。


 そう思って転送門を睨んでいると、動きがあった。

 転送門が揺らめき、中から何者かが現れる。


 トクメツか?


 いや違う、出てきたのは一人!

 キリト達ではない!


 となれば、コイツは――!


 俺は抜いていた刀を構え、戦闘態勢を取る。


「動くな!」

「てめえは――見た顔だな!」


 そう言って振り向いたのは、たしかに見覚えのある吸血鬼だった!

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