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【新章開始】社畜辞めました! 忍者始めました! 努力が報われるダンジョンを攻略して充実スローライフを目指します!~ダンジョンのある新しい生活!~  作者: 3104
六章 章タイトルはおいおいで!

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薬術ちゃんは妥協しない! 新薬は別枠で!?

 【中級忍具作成】によって、三つ目の付与ができるようになった。

 しかし素材の限界があり、上質な素材か武具の成長が必要だとわかった。


 上質な素材を使えば三つ付与できるが、分身に使わせる武具の付与は二つでも構わない。

 普通の分身は使い捨てるように使いたいこともあるので、あまりいい武具を持たせなくていいからだ。


 もちろん、なるべく回収するけどね。

 悪性ダンジョンで使う場合や、ダンジョン間を移動するときは付与していない現実素材のほうが使いやすい場合もある。

 場所によって使い分けていこう。


 一通りの武具に効果をつけ加え、一息つく。

 ふう、いい仕事したぜ。


「さて次だ。

 薬にも追加の効果を付与して……あれ?」


 同じ調子でストックの薬に効果をつけ足そうとしたが、うまくいかない。

 どういうことだい、薬術ちゃん!?


 なぜダメだったんだ?

 【薬術】で二つ目の効果を付与するのは初めてだ。

 まずは状況を把握しよう。


 どの薬でも、二つ目の付与はできなかった。

 となると、後付けの再調合はできないのかもしれない。


 なら、新しい薬を試してみるか。

 素材から薬を作りつつ、特殊効果を付与する。


 お、これは成功か!

 ちゃんと特殊効果を二つ付けられるようだな。


 つまりスキルはちゃんと機能している。

 しかし既存の薬に追加の効果は付けられない。


 ふーむ。

 【忍具作成】とは仕様が違うのか……?


 素材は薬草と現実素材だが……。

 忍具作成でも素材の混在は許されている。

 三つ目の付与となると厳しくなるわけだが、今は二つ目だしな。


 【薬術】は作りたいイメージを伝える方式ではない。

 レシピリストから選択する手順だ。

 処方箋がないと薬は出してもらえないって感じだ。


 古い薬を材料にしようとしても、このリストが出てこない。


 あー、わかったぞ!

 【薬術】は薬だからか、材料や効果が厳密だ。

 なんとなくのイメージだけでは作れない。


 材料を加工して完成した薬は、もう調剤済。

 そこに後から混ぜ込むような加工はできないのだ。


 完成した薬を元にしてもいい気はするが……。

 あ、ダメ?


 【薬術】で作った品に【中級薬術】で特殊効果を付与することはできていたはずなんだけど……。

 これは後付けみたいなものだ。

 二つ目の付与がダメなのはなんでなんだ?


 できるかできないかじゃなくて、やらない?

 薬の効果を上書きしたり、書き換えるのは危ない?


 ああ、そういう方針ですか。


 厳しいぜ、薬術ちゃん!


 まあ、真面目なことはいいことだ。

 口に入れるものだし、ちゃんとしないとな!



 【回復力強化】と【持続力強化】を付与して、魔力回復丸を作成……!

 よし、完成だ!


 口に放り込んで飲み下す!


「うん、いいぞ!

 ちゃんと回復した!」


 薬の効果を疑ったわけではない。

 今日は検証でスキルを連発したので、既にたくさん薬を飲んでいた。


 同じ薬を連続で使うと効果が落ちる。

 今日は薬を飲みすぎて、もう魔力回復系はほとんど効果がなくなっていた。


 速効、遅効など効果を変えれば別アイテム扱いになるが、それでもたくさん飲めば限界が来る。

 しかし、新しい薬は効果があった!


「やはりスキルを二つ付与した新薬は、古い薬と別の枠になるようだな!」


 さらにバリエーションが豊かになった!

 これでさらに薬を飲めるぞ!


 って、薬に頼りすぎるのもなんだけどさ。


 古い薬にも意味がある。

 飲み合わせが違ってくるからだ。


 とはいえ、優先度は落ちる。

 攻略に持ち込む品物があまり多いとかさばって邪魔だからだ。


 せっかく作った薬を捨てるのは嫌なので、古い薬は訓練で使うことにしよう。


 【薬術】の成長は、いざというとき命を救えるかどうかに関わってくる。

 これでさらに、薬ヒーラーとして活躍できそうだな!

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薬術ちゃん『薬の飲み合わせは危険なことがあるから、厳密に運用しないとね!』 ゼンジ「そ、そうですね(汗)」
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