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【新章開始】社畜辞めました! 忍者始めました! 努力が報われるダンジョンを攻略して充実スローライフを目指します!~ダンジョンのある新しい生活!~  作者: 3104
五章 本業は公儀隠密で!

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お宝探検隊、出動!

 トウコは滝から離れた場所を、俺は滝周辺を調べている。


 水探知や岩石探知を併用してじっくり探す。

 滝が流れる断崖絶壁を登ってみたが、熱水晶が多いばかりで収穫はなし。


 上にないなら下か?

 意識を水中に向ける。


「ん……あったぞ、トウコ!

 滝壺になにかありそうだ!」

「おーっ!?」


「たぶん、宝箱だ!」


 滝壺を覗き込むが、底の様子は分からない。

 肉眼では深すぎて底は見えない。

 集中して水探知で探る……。


 ごうごうと流れる滝によって、滝壺には水泡が入り混じっている。

 流れも強く、早く、複雑だ。

 水を感じるのは難しい。


 水底の岩と水の流れから違和感の正体を探り出す。

 水を押し返す形は……宝箱だ!


「マジっスか店長!

 お宝ゲットっスね!」

「とはいえ……こんなのどうやって取るんだよ!?」


 滝の水量は豊富で、次々と流れ落ちてきて途切れることがない。

 【操水】でもち上げるにはちょっと量が……!


 俺は困り顔でトウコを見る。


「……さあ?」


 トウコはへらりと笑って肩をすくめた。


 俺は試しに【操水】で、水を押しのけようと試みる。


「【操水】!

 ぐぬぬっ……!?」

「ファイトっス、店長!

 パワーでなんでも解決っス!」


 無茶を言いよる!

 そういうのはスーパーパワー持ちがやることだ。

 俺の能力はそんなにダイナミックじゃない。


 だが、やってみよう。

 スキルに力を込めてみる。


 魔力の消費量が増え、体への負担が高まる。


 だが……重い!


 圧倒的水量!

 滝から叩きつけられる湯の量が多すぎる!


「ぬおおっ……って、ムリだ!」


 ダメだ。

 俺は術を解いて、激しく息を吐く。


 自然には抗えない!


「あーっ!

 惜しいっス!」

「いや、ぜんぜんムリだったわ!」


 滝を割るくらいはできた。

 しかし、滝壺の底までは届いていない。


 俺が操った水は、あっという間に凄まじい水流に飲み込まれてしまった。

 深さもあるから、大量の水を押しのけなければならない。


 川の水を曲げて川底を歩いたこともある俺だが、これはムリだ。

 量が多すぎるし、勢いがありすぎる!


 川の場合は深さがさほどではなかった。

 自分の周りの水を操れば、左右に割くこともできる。


 しかし上から下に流れ落ちる滝では、水を割っても意味がない。

 ましてや滝壺には深さがあり、そこには水が溜っているし……。


 自分の体の周辺だけ押しのけるなら……いや、水温が熱すぎて危険だ。


「くそ、パワーが足りないか……!」


 力押しでは全く歯が立たない。


 目の前に宝が眠っている。

 だがそれを阻むのは、このダンジョンが生み出した圧倒的な自然の力。


 しかし見つけたからには手に入れたい!

 これまでの傾向から、大した品じゃないことは予想できる。


 でも気になるんだよな!

 さて、どうやってこの宝箱、手に入れてやろうか……!

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― 新着の感想 ―
水刃で水中にハンマーのような塊を作り、それを操水で宝箱を殴って動かそう!
全部の水を操作しようとするからキツいんじゃないかな?一部だけ水忍法系全ブッパで行けんかな?(;´∀`)
水圧を減少させてみればいいのかな? 1371回の【水圧】の術で、水圧増加はやったのだから、今度は減圧してから箱を開ければいいでしょう。
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