脱キワモノ! 基本に立ち返ろう!
キワモノ路線に進みそうなので、ちょっと基本に立ち返ろう。
忍者といえばマフラーだ。
暑いからって手拭いなんて巻いている場合じゃない。
というわけで、新しいマフラーを作ったぞ。
これは、吸水・速乾・蒸発促進機能を持たせた冷却マフラーだ。
ほとんど現実素材である。
手拭いでは格好がつかないからね!
これで忍者成分が補充された!
前のマフラーと同様、長めでコウモリ用のデコイになる。
引っかかったら勝手にちぎれるようにしておく。
付与は軽量化にしておこう。
作成したマフラーを首に巻いて、鏡でチェック。
「うむ……やはりマフラーは馴染むな!」
ファッションチェックを怠ってはいけない。
実用性ばかり考えて妙な恰好になってしまう。
「せっかくだし、トウコの装備も冷却素材で作るか……」
思い立ったが吉日!
トウコのミニスカ着物も冷却仕様で作ってしまおう!
元の装備は残しておこう。
新しく別バージョンを作ることにする。
見た目で分かるように、色を変えよう。
薄い青色にして涼しさを演出!
最近は闇に紛れるより、霧に紛れている。
だから服の色を黒に限定しなくても問題ない。
俺は黒にこだわりがあるから、自分用の装備は黒一択だけどね。
旧装備のメイン素材は『丈夫なコウモリの皮』と『クモの糸』だ。
せっかく新調するんだから、新素材を使おう。
今回は火トカゲの素材を使いたい。
どんな素材があったっけ?
ショップを見てみよう。
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1:火トカゲの肉
1:火トカゲの皮
2:火トカゲの足
2:火トカゲの尻尾
1:汎用ポイント20
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「皮を使えば良さそうだな。
足や尻尾も気になるから、ついでに引き換えておくか」
モノリスから皮、足、尻尾を取り出す。
尻尾を取り出し、しげしげと眺める。
「爆発したりしないよな……」
爆発の兆候である赤い発光は見られない。
衝撃を与えると爆発するんだろうか。
勢いで引き換えてみたが、これは何に使うんだ?
俺の腕くらいはありそうな太さの尻尾だ。
表面は皮があり、内側には肉が詰まっている。
皮を剥げば装備品にも使えるか。
肉は食えるってことかな。
肉や皮に比べるとポイントが高いし、両方の使い方ができるってことか?
解体する手間がかかるから、これはリンに頼もうか。
爆発すると危ないから、いったん空き部屋に置いておくか。
「で、皮はどんな感じだ?」
俺は皮を手に取り、手触りを確かめる。
引っ張ったりつついたり、端っこを切ってみたり。
ふーむ、強度は丈夫なコウモリの皮より劣る。
ワニ革より弱い。
むむ……微妙素材か?
いやいや、いいところもあるはずだ。
素材の色味はくすんだ赤茶色だ。
ダンジョンの壁に潜むのにはちょうどいいかもしれない。
耐熱性や耐火性があるかもしれないな。
【中級忍具作成】での特別な付与は……。
ふむ、できないか。
まあ、ボス素材でもないし、こんなものだろう。
火で炙ったりして、防火、断熱性能を試してみるか?
リンに【物品鑑定】してもらえばなにか分かるかな?
今日はモデルの仕事で不在だから、それも今度か。
見切り発車にはなるが、この素材で作ってしまおう。
デザインは前と同じ。
ノースリーブの丈の短い着物。
膝の高さまでの靴下、オーバーニーソックス。
ここに冷却機能をちょい足しする!
トウコは暑がりだから、喜ぶはずだ!
背中部分にメッシュ素材でポケットを付けておく。
ここに凍らせた水袋を入れるのだ。
トレランザックを背負ってもいいが、最初から服に内蔵してしまえばいい。
メイン素材は『火トカゲの皮』と『クモの糸』。
防火性を期待して表面に皮を使う。
色を変えるために染料も素材に加える。
染料がなくても忍具作成君がよしなにやってくれるが、省エネのためだ。
素材があればコストが安くなる。
冷却マフラーと同様の現実素材も少々。
付与は強度強化にしよう。
これでよし。
さあ、頼むぞ忍具作成君!
ミニスカ着物風くノ一装束、冷却バージョンだ。
文句なく忍具!
忍具作成が軽やかに発動!
さくっと完成した!
忍具らしい忍具なので、忍具作成もニコニコだな!
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