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【新章開始】社畜辞めました! 忍者始めました! 努力が報われるダンジョンを攻略して充実スローライフを目指します!~ダンジョンのある新しい生活!~  作者: 3104
五章 本業は公儀隠密で!

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噂をすれば水!

 新スキルを取得した。


「――まずは一段階で試してみるぞ!」

「やたーっ!

 これで水汲み終了っス!

 じゃあさっそくどうぞっス!」


 トウコが給水パイプの注ぎ口を指差す。

 さっそく雑用に使われる新術……。


 理由はどうあれ、活躍の機会だ。


 【水噴射】のように、しっかりと構えてと。

 集中して魔力を手先に集める感覚……!


 発動までに時間が必要なタイプか。

 だんだんと力が満ちてくるのが分かる。

 魔力をはっきり感じられるわけではないので、このあたりはフィーリングだが。


「いざ……!

 忍法、水生成!」


 腰で構えていた腕を前にばっと突き出す。

 掛け声と共に、俺の両手から水が湧き出してくる。


 トウコが微妙な顔で俺の顔を見る。


「……うぇ?

 店長……ちょろちょろしか出てないっス!」

「ふむ……?

 この術はこういう感じなんだな」


 手から水が湧き出している。

 しかし、なんだこれ。

 【水噴射】と比べると、どうにも水量が弱いな。


 間欠泉(かんけつせん)()き水くらいの差があるぞ。


「これじゃ、水が溜まらないっス!

 さあ、もっとジャブジャブと!」


 なにがさあ、だ!


「ぜいたく言うなって!

 これでも、かなり魔力を使ってるんだぞ!」


 力を込めれば、多少は水の量が増える。

 魔力をかけ続ければ、【水噴射】のように水は出続ける。


 消費魔力は【水噴射】に近い。

 水量が違うのに消費量が同じって……。


 これは、無から水を生成しているからか。

 ゼロからイチにする能力。


 いろんな物理法則を無視している。

 ファンタジー忍法だ。


 トウコが微妙な顔で言う。


「んー。

 ちょっと増えたけど、まだ蛇口の水くらいっスね!

 もっとブシャーっと!」

「でえいっ!

 無茶言うな……!」


 と言いながらも魔力を振り絞って水量を上げる。

 蛇口の水を思いきりひねり、全開するイメージ。

 出てくるのもそれくらいの水量だ。


 む……。

 頭が痛くなってきた……。


 おお、ヤバいな。

 これは魔力欠乏症状!


 魔力を使いすぎたんだ。

 水を止め、息を深く吸う。


「ふう……。

 魔力消費がデカい。

 ……ちょっと休憩だ」


 ふらついた俺をトウコがあわてて支えてくれる。


「えっ?

 大丈夫っスか!?」

「少し休めば大丈夫だろう。

 ちょっと使いすぎたな」


 ふう。

 ちょっと無理をしてしまった。


 こういうのは安全な拠点じゃないとできないことだ。

 限界を知っておかないと、実戦では使えない。


「ゼンジさーん!

 トウコちゃーん!

 ごはんができましたよー!」


 リンの明るい声。

 漂ってくるうまそうな匂い。


 食欲がわいてきた。


「おう、いま行くよ!」

「やたーっ!

 もうお腹ぺこぺこっス!」


 俺たちは食卓へと急ぎ、席に着いた。

 目の前には湯気を上げる料理が並んでいる。


 うまそうだ!

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― 新着の感想 ―
まぁ飲み水に最悪困らないって考えたら、、、 操水と組み合わせたら悪さ出来そうだけどスキルレベルと魔力量的にまだ難しいかね?
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