vsバタダ女王
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「あーっはっはっは!!! あらよっと!!!」
バシュン!バシュン!・・・・ドカーン!!!ドカーン!!!
バタダ女王をはじめとした数人は落とし穴を飛び越える。
しかし、何人かは落とし穴に落ちるか、バランスを崩した。
そこに四方八方から槍ようなバリスタと大砲は降り注ぐ!
「があああああああ・・・」
「ごはああああああ・・・」
「きゃああああああ・・・」
俺はバリスタ、大砲以外の兵士たちに火炎瓶を落とし穴に投げ込ませる。
そして一気にバタダ女王に迫る!
落とし穴を回避した長命種達は必死でバリスタと大砲をおさえていた。
そこに俺が突っ込む。
「くっ!!!」
キンッ!
「おまえは?!」
俺は無言でひたすらナイフを振るい、その後一気に垂直飛びをする。
ボオオオオオ パチパチ・・・
バシュン!バシュン!
ドカーン!!!ドカーン!!!
落とし穴の可燃物に火が付き
大きくなった火は女王達と俺を包み込む
そこにバリスタと大砲が降り注ぐ!!
俺は大跳躍でやりすごす、そして再び切りかかる!!
「鬱陶しいんだよ!!!」
キンッ!
「(このおばさん、マジでバケモンだな・・・)」
二射目でほとんどの長命種が串刺しになるか、体のどこかが吹き飛ばされていた。
さらに炎である。
バシュン!バシュン!
ドカーン!!!ドカーン!!!
キンッ!
こうしたやりとりが7回続く。
「がぁがぁ・・てめぇ。やっぱくそがきだな・・・」
ブンッ!
女王がそういい斧を振るう。
こちらのバリスタ、大砲の玉切れである。
そして兵士たちは生き残りに武器を投擲する。
もう砦内はめちゃめちゃで、俺と女王は地面にめり込む大砲の玉を足場にしながら戦ってるといっても過言ではなかった。
立っている長命種は女王を含めて4人しかいなかった。
ブンッ!
ドスドスドス!!
女王が斧を常人には目視できない速度で振るい、バリスタの槍を飛ばす。
俺はひたすら、無言で加速魔法をフルに使って避ける。
「なんとかいえよおおおおお!!!くそがきいいいぃ!!!」
キンッ!キンッ!
陛下もこの戦いで学んだのか、立ちっぱなしの防戦から加速魔法を発動する。
「(まじか、戦闘中に新しい技の発現って主人公補正だろ!!)」
シュッ!キンッ!シュッ!キンッ!
俺たちの動きは立ち止まって切り結ぶ以外は見えない。
両者ともに加速魔法を使っているため、早すぎて移動が見えないのだ。
まるで瞬間移動をしているようである。
「(このおばさん、一斉射撃で疲れてこれかよ・・・万全なら切り結ぶとか無理だぞ・・・今もかなり・・くそ・・)」
シュッ!キンッ!
「くっ」
「(いまだ!)」
一瞬、女王の剣筋が鈍る。
俺は軽く跳躍し、女王が横薙ぎに振るった斧の柄にのり、
すぐに振るわれた斧の遠心力も利用し腰を捻り、女王の頭部に横蹴りを放つ!
「ちょこざいわ!!!」
女王は首を捻って衝撃を逃がす。
俺は蹴った衝撃でいったん下がり、地面に着地と同時に一気にナイフを突き出す!
女王があり得ない体勢から下から上に向かって蹴りを放つ。
カンッ!
ヒュンヒュン・・・
「(はっ?あの体勢で?)」
俺の突き出した右手のナイフは蹴り上げられ宙を舞う。
俺はすかさず左手のナイフを突き出す。
俺は柔軟化させているので、右手が蹴り上げられてもほとんど体勢を崩していなかった。
またもやあり得ない体勢から斧が振るわれ、ナイフが防がれる。
しかし、ただ振るっただけの斧は攻撃を防ぐことしかできなかった。
俺は反らされた左腕をそのまま再度振り、女王の斧の持つ手をわずかに切り裂く。
やっと、炎以外の攻撃が当たった瞬間だった。
ちなみに女王と俺は全裸である。
炎で服がすべて焼け落ちた。
女王は全身やけどだった。
さらに毒ナイフがかすってしまったのだ。
「(はいった!)」
俺は距離をとる。
「くっ・・・これは・・・くそがき!!!てめぇ・・・」
俺はなにも言わずに付近に散らばる、バリスタの弾を女王にぶち込む。
敵は女王しかいなかった。
「まだまだあぁ!!!」
女王もバリスタの弾で迎撃。
しかも女王のほうが数が多い
「(うそだろ・・・どうなってんだよ・・・2000年のうちに毒耐性ついたのか?!)」
俺は再度つっこむ、女王の動きは明らかに鈍い。
キンッ!バキッ!
「もらったああああああ!!!」
「ッッ!」
ぼきゃ
俺の左手のナイフが砕ける、しかし動じることなく女王の斧を躱し、
空中で空いている腕を締め一気に腕の筋肉を破壊する。
十字固めである。
しかし、女王はひるむそぶりも見せずに斧を振るう。
俺もひるまなかったことに動じることなくこれをしゃがみ避け
外道魔法全開で即座に体を密着させ投げる。
女王も俺と同じように柔軟化を使ったかのような挙動をみせ
あり得ない角度に足がまがり、投げを耐えようとする。
その刹那、俺は近づいた女王の首にかみつき、一気に引きちぎった。
「があああ!!! がはっ!!!」
さらにそのまま女王を離すことなく、一気に焼ききる。
「おおおおお!!!」
ドサッ
ごくり。
女王は倒れた。
「(最後はあっけなかったな。あんたは俺の中で生きててくれ)」
俺は心の中でつぶやき、その後叫ぶ。
「バタダ王打ち取ったあああああ!!!!」
「「うおおおおおおおおおお」」
「(女王は最後、「あっはっはっは!!!あたしはこれまでだ!!!いい戦いだった!!!」とか言うこともなく、いっちまったな・・・)」
「(だが・・・やっと山を越えたな・・・強すぎだったな・・・)」
俺はまたもや心の中でつぶやき、兵達に指示し、彼らが動く様子をぼんやりと眺めていた。
フロリア大陸の大きな歴史が一つ終わりを告げたのだった。
長く戦っていたようだったが、射撃終了後からはほとんど時間が経っていなかった。
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