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ヒノデ王国への査察

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「リカ。明日、ヒノデに入るが再度徹底するぞ」

「はいっ!」


「ヒノデの書物をすべて信用するなよ。ヒノデは俺たちが想像するより進んでいると思え、いつも通り動じるな、正体をできるだけ隠せ、あとヒノデではあまり一緒に寝れないからな」

「(ヒノデはおそらく、俺の前世の日本みたいなイメージなんだろうな。何が出てくるか・・・)」

「はいっ!大丈夫ですっ!」

「まぁでも、死にそうになったら全力で逃げろよ。愛してる」


そう言うと、リカが何か言う前に口づけする。リカちゃんかわいい。



翌朝

「アグニ隊、時計を合わせるぞ。・・・3、2、1、今、1、2、3・・・では武運を祈る。散開っ!」

俺たちは各護衛対象につく。


余談だが、短命種は時計がかなり正確だ。

これは彼らが時間に非常にきっちりしているところからきている。

彼らは寿命が短い。故に、時間の価値が非常に大きいのだ。



ヒノデ王国査察1日目 夜 都市ウラン


「それじゃいってくる、リカ頼んだぞ」

リカはしっかりとうなずく。


俺は愛をささやくこととキスしたい気持ちをグッとこらえ、夜闇へ飛び出す。

やることはいつものように情報収集だ。


裏路地にいき、スラムの人間に金を渡し、裏町の支配者を聞き出す。

その後はそいつのアジトに家庭訪問して面接だ。


どの組織も側近は口が堅いのにトップはあんがい口がゆるい。

この街は二つの組織があるらしいのでもう一軒も訪問だ。

夜は長い。


「(もう情報ゲットとはね・・・中命種ね・・・すごいね)」


ヒノデの王を含めた一部の王と一部の貴族は短命種と長命種のハイブリッド。

だがそのためにはかなりの資金が必要で、成功率も低いなにかをしないといけないらしい。

そのため、王族と貴族でも金持ちしかできないとのこと。


ギャング?マフィア達の頭(トップ)はほとんど傷つけることなく丁重に扱ったさ。

側近は肉片になったが・・・

夜がまもなく明ける。

俺は追手を拉致りつつ、急ぎリカの元へともどるのだった。


「(夜更かしは肌に悪いからな、嫁にはいつでも綺麗でいてほしいさ)」



翌朝


王の護衛はリカにまかせ、俺は昨日捕獲した敵の暗部?忍者?エージェント?達と面談。

といっても薬を使うやつと、苦痛を与えるやつと、なにもしないやつと分けるのだが・・・


やはり、苦痛を与えるやり方は早く情報が手に入るメリットがあるが、そもそも吐かないとうデメリットがある。

なお、快楽を与えるタイプは男には効果が薄いことがわかっている。



ヒノデ王国査察3日目 朝 都市ウラン


ウランを出発する。

昨日は追手が増えていた、まぁ情報源が増えたようなものだ。



ヒノデ王国査察8日目 夜 都市ミラン


ここはヒノデ王国の大東山脈の麓にある都市だ。

俺はここと、さらに北にいった都市カルカッツォに主要な研究施設があると踏んでいる。

やはり、軍事研究は山や海の付近でやるとうのはお約束だ。

まぁ、捕虜たちの自白もあるのだが・・・

麻薬やべぇ・・・ラリってるから、不安っちゃ不安だが。

そもそも情報収集なんてすべてが不安だ。


いつものように、街のマフィアに挨拶にいき、目的施設のおおよその位置を確認する。

今夜から別行動だ。


加速魔法で飛ぶように走る。

翌日、情報の付近で山脈に穴を発見する。物資搬入用の入り口だ。

「(偽装がまだまだぬるいな。ま、しょうがないか)」


その日の夜。

施設へ潜入を開始。

こういうタイプの潜入はほんとうにむずい。なぜなら入り口からしか入れないからだ。

街みたいに壁越える。みたいなことができない。


じゃあどうするのって?霧を作り出し、臨時の目くらましをして、加速魔法で一気にいく。

霧は、水魔法で大気の水分子?を大きくする。

その後外道魔法であっためれば完了だ。

霧というより、湯気かww

なのでヒンヤリと冷たいのではなく、じっとりと温かい。


この時点で違和感ありまくりだが、水魔法なんて、年齢1000越えが使う代物なので短命種の認知はすくない。とタカをくくっている。


「(潜入できたはいいが、当然のごとくどこになにがあるかわかんねぇな・・・普通に広いしな・・・適当に何か回収して終わりだな・・・)」

俺はそんなことを心の中でつぶやきながら、隙を見て書類と適当な物を回収したのだった。



ヒノデ王国査察12日目 朝 都市ミラン


今回の成果は破片手りゅう弾でした。

といっても火をつけて投げるタイプだと思われる。

実物はなく、書類と物資から判断だ。

そしてミランを後にする。



ヒノデ王国査察16日目 夜 都市カルカッツォ


カルカッツォは港町だ。

残念ながらこの街での調査はしない。

なぜなら、この街に存在する研究施設は島にあるからだ。

これは夜の家庭訪問でもウラをとった。

故に3日間は普通に王の護衛をした。



ヒノデ王国査察23日目 昼 首都ヒノデシティ


「(さて、王様のご尊顔を拝見だ)」


「これはこれはヘンテ三世、遠路はるばるお疲れ様です。どうでしたかヒノデは?」

ヒノデ王、ゴールデンは朗らかにいう。


「(さんざん子飼いの人間が戻らないのにこの反応、さすが偉い人です)」

俺はただただすごいと思っていた。

モズクワ王は適当に返す。


「それにしても、魔法を使いこなす長命種どもを護衛に飼いならすとはいったいどのような方法で?いやはや、凄まじい・・・」

「(王が飼いならされているがな!)」


こんな調子で会談と続き、晩餐会も無事に終わった。

奴らが中命種である様子は微塵も感じなかった。

少々短命種よりデカいくらいだ。

やはり、寿命と身長はある程度関係があるらしい。


王宮に招待されているため、いつものように情報収集しようにも、敵の多さ、城と城門を越えないといけない手間から派手なことができず、退屈な?護衛を普通にして首都の調査は終わる。


とはいっても建築技術もなにもかも明らかに進んでいる。

道も大きく、査察した店はどれも魅力的なものが並んでいた。


そして生意気にも火縄銃より立派な単発式の銃も散見された。

連射可能かもしれないが・・・

銃口から弾はライフル弾のような構造はしておらず、球状だと予測される。

なぜなら、銃口が明らかにデカいからだ。


俺は自分の使用していた銃の構造はわかるが、ミリオタのように様々な銃に詳しいわけではない。

しかし、ライフル弾のような弾の銃の最大口径は12.7㎜で、これは俺でも知ってる対物ライフルも12.7㎜だし、陸自ではただ重機関銃と呼ばれてたM2なんかも12.7㎜ ピストルだって俺の知る限り最大の口径はは12.7㎜だ。

だから、12.7㎜が銃として最も威力の出せるものでは?と思っている。

故にこいつらの銃はただ球を勢いよく飛ばすだけだと結論づけ、その対策を練るのだった。


こうして俺たちはヒノデ王国の査察を終え、モズクワ王国への帰路へとついたのだった。


読んでくれてありがとうございます

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