魔改造してみた
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さらに5年がたった。
マサは86歳になった。エリンは77歳。とはいっても二人とも大学生な見た目だが。
俺たちに子供が生まれた。女の子だ。金髪に青目だ。俺たちは金髪親子になった。
子供の名前はアオイにした、エリンとエシュロンがいいといったが、長いし、どっかの国に監視されるかもしれないから目も青いしアオイにした。
アオイが生まれてから20年たった。
モズクワ王国は完全に俺の物になっている。
短命種はどんどん代替わりするが、俺たちはかわらない。
そして、俺たちは横暴なことをほとんどしない。贅沢もほとんどしない。
故に、短命種達は非常に従順だ。
モズクワ王はずっと善王と呼ばれている。
まぁ、俺に反抗しようとした王族もいたが、漏れなく制裁し唆した貴族は一族郎党、科学の発展の肥やしになった。
俺は無事に地球知識を使った内政を成功させ、学校をつくったり、顕微鏡をつくったりした。
顕微鏡は大変だったが長年の夢だったしな。
ヒノデからガンガン書物を買った。これが俺の贅沢だったか。
おかげでとうとう再生魔法を完成させ、治療魔法も完成させた。
しかしこれは短命種には厳しいと思う。
魔力が足りないし、外道魔法使えないといけない。
外道魔法は長命種しかつかってないしな。
奴隷生活のように虐待されていないと外道魔法の嫌悪感はなかなか慣れないだろう。
あとは青魔力や赤魔力をもちいた異世界化学やそこから人糞なんかももちろんつかって肥料をつくったり、作物ごとに土壌の栄養を調べて適したものを育てさせたり、品種改良したり。やはり顕微鏡はすばらしいと思った。
引き続き顕微鏡に関してどんどんいい物を作らせていく。
俺の知識は高校物理なのでもうお払い箱だ。
あとは短命種達の天才どもに丸投げだ。
俺、支配者だしな。
だが、俺は眠らない戦う支配者なので、夜はたまに反乱分子の排除をしたりしてる。
今は新しく転移魔法が欲しいがどうもうまくイメージができない。
膨大な魔力を用いた加速魔法ごり押しだ。
あとは盗聴魔法とかも欲しい。
水に水面ができるし、普通に波動説はいけるはずなので、音波がなにを媒質としているのか、その媒質の振動のながれとか読めればいけそうな気がしてる。
魔法はイメージだからな。
あとは自分に都合に悪い研究の排除などもしている。
顕微鏡開発による生物兵器の開発とか。
発酵製品の開発は問題ないが・・・毒の開発がいい面もあることを知っているのでマークするにとどめたり、始末するのはそいつの人間性を加味している。
俺は眠らないしな。こっそり監視なんて容易だ。
生物兵器対策は、毒耐性の獲得。
毒物飲んだりとか実験したり。
これも顕微鏡の開発でさらに進むと思う、どういうふうに毒が聞くのかわかれば、治療魔法で克服できる。
地球でチンパンジーでやってることをこっちはいきなり人体だから結果が早い。
マッドサイエンティストは俺だったようだ。
長命種部隊も大人は相変わらず、ただの受け身のイエスマン達だがその子供達は非常に自主的ですばらしい。
子供も大きくなったので、一回ヒノデにいこうと思い先日、訪問の打診をした。
俺の傀儡なのはバレてるかもしれないが、一応スパイらしきヤツは見つけた端から捕まえて吐かせるなりなんなりしてる。
だが、プロはやっぱめったに吐かないな。
ということで、モズクワ王直属護衛として俺はヒノデ王国にいく。
留守はジンとコウを中心に。
まぁ、反乱する奴なんてもう残ってないがな。
俺が怖いのは今も昔もバタダ王国のネジの外れたバトルジャンキーどもだからな!
あいつらがピトロテウス川を越えてくるかもしれないと思って、川沿いに壁の建設とかもしたし、これにかなり財源がもってかれたが・・・
俺の地球知識で俺個人の金は潤沢なので、王家が金がなくなれば俺が補填すればいいのだ。
オセロ先輩ありがとうです。娯楽に飢える国民なんてカモでしかない。
金はあることろにはあるもんだ、塵も積もれば国家予算なのだ。
モズクワ王国の最東の都市カーリウスにきた。
ここの特産は鉱物。北にある大東山脈からの豊富な鉱石にとって支えられている。
そのカーリウスの最高宿にて。
「リカ、決めたか?」
「は、はいっ!木にしようかとっ!」
「ほうー、その心は?」
「えーっ!仕方ないですねっ!考え事ばかりしてるご主人様に教えてあげますよっ!私たちはご主人様に育ててもらいましたっ!痩せた土地からは木は生えませんがっ!豊かな土地からは生えますっ!つ!ま!り!ご主人様は土地で私たちは木ってことですっ!」
「(わかるかっ!!!なんでおまえそんな哲学的なんだよww)」
「はいはい、そーですかー。別にいいんじゃない?なんでも。俺なんててきとーにつけたしね」
「えーっ!そうだったんですか??本当にいつもなに考えてるんですかっ?どうせ頭おかしいことしか考えてないんですよねっ!」
「(お前はそういう頭おかしい俺のことが好きだけどなwww知ってんぞwww まぁでも木か・・・なんかグッとくるな~)」
俺たちは次のヒノデでのコードネームを考えていた。
俺はコラソン、リカはたった今ハートになった。
モズクワ王国で俺の名前がマサだというものは基本的に初めからいた長命種だけだ。
もしかしたら王は俺の名がマサだということを知っていて、代々受け継いでいるかもしれないが・・・
モズクワ王国での俺の名前はマエダ。しかも俺はいつもカツラだ。
典型的な長命種の男のフリだ。
「それはそうとリカちゃんよー、どうして今回お前連れてきたかわかるかー?」
「いえっ!わかりませんっ!私はてっきり奥様かと思いましたっ!だっていつもエリン、エリンいってますし・・・」
リカはだんだんと声が弱くなる。
「あはは、その通りだな。じゃあなんで今日の夜は王のそばにいないと思う?」
「それはっ!とくに危険がないのとっ!王がお楽しみ中なのとっ!ほかの護衛がいるからですっ!」
「おしい!一個足りないな~」
リカは怪訝そうに考える。
「はい、時間切れー、それはこのためでしたー」
俺はそういうとリカを抱きしめて頬にキスをした。
「えっ・・・どういうこと・・・」
「(いつもの っ! がないぞリカちゃんよ)」
「エリンだけじゃなくて、お前も愛してるってこと。お前は誰と夫婦になりたいんだ?正直にいうんだな」
俺は確信をもっていう。
「で、でもっ!そ、それはっ!わ、わたし・・・長命種だからっ!」
「そんな種族のしがらみなんて考えてどうする?いつもなにを勉強しているんだ?ほら、言ってごらん?お前最近、悩みすぎだぞ」
「わ、私はっ! マサがす、好きです・・・」
俺はにやにやしてリカを抱きしめた。
リカはうつむいたまま、なにも言わない。
俺はリカの顎を支え口にキスをする。
その後二人は一緒に夜を過ごした。
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