ロドロゼの攻防2
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独立5日目 夕方 ロドロゼ
俺は、エリンとコウに指示を出す。
「エリンは外壁にもどり、奴隷たちを使って食事をつくり、交代で食事と仮眠をとらせて。愛してる」
エリンにキスして送り出す。
「コウはいったん家に戻り、もしもの時のための行動の紙を回収し、全員に配れ。そのあと、エリンから食事を受け取り、リカとケンジに渡せ、リカとケンジには引き続き交代で見張りするように伝えろ。最後に家に戻ってもしもの時の準備をして、ジンとともに外壁で警戒だ?復唱しろ」
コウがたどたどしく復唱する。
「よしいけ」
そういって、コウの頭を優しくなでて送り出す。
二人を送り出したあとは、外道魔法を発動しつつ川に飛び込み西側へ。
服が乾きはじめたら、燃え残った廃墟に飛び込み、炭を塗りたくる。
炭を塗りながら、ホフクして西側外壁をめざす。
目的は司令官の暗殺だ。
まもなく夜が来る。
独立5日目 夜 ロドロゼ
ザッザッザッザッ
「こっちもひどいな・・・」「もう限界だ、おえ・・・」
「・・・・・」「て。てきだー!!!ぐえ」
「ど、どこだ!?うっ!!」「わっ!てっ!ぐあ」
正面から向かってくる敵に対していつものように、加速魔法を発動したりとめたりして。辻斬りをする。
特にたいまつ持ちを狙って辻斬りをする。西門を目指して。
「お、おい!こっち・・だはっ」
「たいまつを落とすな!おい!ぐえ」
「く、くる、なぁはっ!」
切る切る切る。
西門からどんどん敵が入ってくる。西門の幅は荷車2台分。人6人分ほどだ。
俺は混乱を起こし始める敵をかいくぐり、西門入り口にむかって敵を投げ飛ばす。
投げてはすぐ移動。投げてはすぐ移動。
色が黒く、加速魔法によって動く俺は瞬間移動のように見えていることだろう。
敵を翻弄し、人でごった返す、西門入り口前に敵から奪ったたいまつを投げる。
すぐ移動、敵を投げる。すぐ移動、たいまつもった敵を丸ごと投げる。
つかれた。
残念なことに人体や皮鎧や鉄鎧はすぐには燃えない。
ただただパニックが起こるだけだ。
疲労感を感じながらも、片っ端から投げる。
橋は落としてある。
「(今日も火炎地獄にしてやる)」
火が大きくなっていく。
哀れな数名に火がつきはじめ、パニックがさらに広がる。
俺はやたら多い敵をどんどん西門入り口にできたキャンプファイヤーに投げこむ。
ぎゃああああああ、あついあつい。
がちゃがちゃ
叫び転げまわる、そんな転げまわるやつに躓く。
俺はキャンプファイヤーの安定を確認すると外壁へと上がる。
外壁から降りてくるヤツらには顔面にナイフを食わせてやった。
代金は無料だ。
外壁でも、俺に近づく敵はどんどんキャンプファイヤーの薪になってもらう。
炎が人の油で非常に嫌悪感のある臭いがする。
香ばしい香りではなかった。
外壁の上から偉そうなやつを探す。
偉そうなやつはこういうときでも馬に乗ってるって相場が決まってるんだ。
俺は入り口から少し外れたところに飛び降りる。
入り口のパニックを囮にして、側面から騎馬にのってるやつを辻斬りする。
夜闇に紛れて、前方では火災で味方がてんわやんわ。
側面ではいきなり騎手が死亡し暴れる馬。
街の外も次第にパニックが起こり始める。
「(もうだめだ・・・マジでつかれた・・・)」
ミッションは順調に進んでいる、指揮官もとっくの昔に排除したかもしれない、
敵もパニックであたりはめちゃめちゃだが、敵がいることには変わらない。
安心できない俺は、ひたすら緩急をつけていどうし、辻斬りをしていくしかなかった。
ナイフはもう何回交換したかわからないし、何頭の馬のしっぽやたてがみに火をつけたかもわからない。
肉体的にも魔力的にも限界が近づいていた。
「(くそ・・・こいつらが撤退で逃げてるのか恐怖でにげてるのかわかんねぇ・・もどろう・・・)」
自業自得である。
俺は炎の中に飛び込んだ。
空は俺の進行方向の東側がぼんやりと明るくなり始めていた。
東側に向かいながら、ちんたら走る。
敵に遭遇しない。川をこえたのか?家族が心配だった。
川に飛び込む。行きのようにバタ足で一気に渡りきれない。
立ち泳ぎしつつ、ちんたら泳ぐ。
かなり死体が浮いていた。
原爆投下後はこれよりひどかったに違いない。
東側に泳ぎつく。疲れた。東門へ向かって、ちんたら走る。
夜が明けた。
独立6日目 朝 ロドロゼ
短命種を監禁している家の手前は敵の兵士の死体の山ができていた。
見張りポイントへ近づく。ケンジがけだるそうに笑う。
「はぁ~ご主人さまー、おつかれさまですー、結構敵がきましたー、その他異常なしですぅ~疲れたー」
「ぉぅ・・・おつかれだ、あと少しだ、がんばれ」「は~い。ねむいーおなかすいたー」
異常なしの報告を受けたがついでにリカの様子を隣の仮眠につかっている家の窓から覗く。
だらしない顔して寝てた。
「(お前は大物だよ)」
俺は東門へちんたら走る。
東門
「(まだ俺にツキは残っているようだ)」
エリンにみつかる。
「マサ君!ボロボロじゃない・・・こんなになるまで。うぅ。ご飯食べる?」
「(エリンさん、なにかシャッキリしないのは気のせいですか?)」
俺はこんなエリンにホッとしつつ言う。
「エリン、ありがとう。いただくよ、あとジンを呼んできて」
「うっうん!すぐ準備するね!」
そういうとエリンはすぐに干し肉の束とスープを持ってきてくれて、ジンの元へ走っていった。
俺は干し肉を口に放り込み、スープで流し込む。
俺は干し肉を口に放り込み、目の前が真っ暗になった。
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