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モズクワの城壁2

アクセスありがとうございます

遠征65日目 夜 モズクワ王国 ロドロゼ攻略2日目。


定例会議、俺は休めるだけ休み、会議の時間になったら起こすように家族に頼んでいた。

俺はどうしても撤退したくないのだ。

正直この戦いでは、家族だけ生き残ってくれればいいと思っている。

さらに、攻略の糸口になりそうなものも見つけたのでなんとしても撤退は避けたかった。


「全員いないがはじめるぞ」

女王もいつもの「!!!」がない。


「クソガキは平気なのか?お前も食らってただろう?お前も治療できるのか?」

女王は再生魔法と回復魔法が使える。

俺は骨と接着だけだ、外傷は無理だった。


「大丈夫です・・・やれます、治療は薬を使いました、今も皆さんに子供達が薬を塗って回っています」

「そうか、ご苦労だ」


「敵は今日から休みなく攻めてくるだろう、だが、今すぐの撤退も厳しい。残る人員でしのぎ、ある程度の回復を待って、国へ戻るぞ」

そのとき・・・


「陛下!敵がでてきました!」

「言ったそばからきたな!!!動けるものは迎撃だ!!!それ以外は急ぎ回復せよ!!!私もいくぞ!!!」


敵が攻めてきて会議は終わる。

「(ここも正念場だ、俺もいくか。。いやだが、エリンも。。くそ・・・)」


俺は隣で心配そうにするエリンに声かける。

「エリン、俺も出る。すまないが一緒にきてくれるか?俺の隣にいてくれ。出撃前にジン達を連れてきてくれ。頼めるか?」


エリンはしっかりうなずきいう

「うん!でも・・マサ君もでるの??そんなボロボロなのに??いやだよぅ・・・」

「エリン!だからお前が俺の隣居てくれ!時間がない、急いでジン達をよべ!」

思わず声が大きくなる。


「う、うん!」

エリンはすこしビクッとし駆けていく。


「お前たち、治療よくやったな!偉いぞ!引き続き、ケガしてる人の傷の手当だ!あと見張りを怠るな!ジン!お前が指揮れ!頼んだぞ!リン!ジンに何かあったらお前が指揮れ!ケンカするなよ!危険になったら予定地だ。お前たちだけでいい。あとコウ残れ。解散」

コウを残して子供達がジンの元に集まる。


「コウ、なんか気づいたことあったか?」

「え・・・は、はい・・・えっと・・・外壁の上のバリスタからすこし離れた人が指示してるみたいです。た、たぶんですけど・・・あと銛は多くても4連だと思います・・・」

「(4連射?ほー)」


「根拠は?」

「指揮官はえっと動きというかうーん、うまくいえない。銛はどんどん音が小さくなっているのであと、2回目は勢いも弱かったように思います。燃料の問題だと思います」

「わかった。ありがとう。お前もジンの指揮下に入れ!ジンとリンを支えろ!いけ!」


「(さすが音楽ボーイだな、勢いね。たしかに一射目と同じだったらもっとやばかったかもしれないな。あとはこの場をしのいで回復できれば銛はもうどうにかなる。バリスタもいくつか潰した。撤退さえなければ落とせる。よーし。ここがふんばりどころだ)」

俺はエリンに支えられ、槍を杖に前線にでる。


女王に少し遅れて前線。まもなく敵と衝突だ。

敵が包囲を作りつつ、槍を主として武器を飛ばしてくる。

俺はエリンになるべく魔力を使わないように、槍に対処するように指示し、エリンの支えがなくなったので槍に体を預け、腰に差した剣ではじく。


バトルジャンキー達みたいに、やたらめったら弾くのは魔力の無駄だ。

2000年の歴史からなんか意味があるのかもしれないが、俺には意味が見いだせてない。


キンッキンッキンッキンッキンッキンッキンッキンッ 


最優先で治療した右腕が痛む。

敵の攻撃が熾烈で治療してる暇がない。

まだ骨の再生しかしてない、固定をしてないので、左手と左足はあてにできない。

ついでにわき腹も痛い。


「(敵との我慢比べだ!あとはエリンを守り切る!)」

俺の心配をよそにエリンちゃんは余裕そうだ。

ただ、俺もエリンもそろそろ武器が壊れそうだった。

「(あとは交換のタイミング)」


キンッキンッキンッキンッキンッキンッキンッキンッ


俺は叫ぶ

「エリン!5秒後、武器を飛ばせ!武器交換だ!」


周囲の武器が一気に中に舞い、敵の集団目がけていっきに飛んでいく。

叫び声とともに一瞬攻撃がやむ。

この隙に一本の剣を交換。エリンも槍を交換。


直後に再び敵からの攻撃が再開される。

「(熟年夫婦なめんなよ!!)」


「エリンナイス!愛してる!」

思わず叫ぶ。

空はまだ暗い。


徐々に敵の攻撃の勢いが弱くなっていく、同時に俺がはじく剣戟の音も小さくなり周囲の音が聞こえてくる。


ぎゃああああああああ、バタバタバタ 

わああああああああ、バタバタバタ


1000オーバーのバケモノたちが押し返す音が聞こえていた。

夜が明け始めていた。



遠征66日目 朝 モズクワ王国 ロドロゼ攻略3日目


俺とエリンはわずかに回復した味方と交代する。

俺はフラフラだった。エリンに支えられ、野戦病院と化す荷馬車の集合地へ。

子供達から治療状況を飯をかきこみながら聞く。

その後、指示をだし、すぐに寝た。



遠征66日目 昼 モズクワ王国 ロドロゼ攻略3日目


子供達に起こしてもらい、エリンを起こし前線の味方と交代する。

俺は左足を回復させたが、魔力はほとんど回復していない。

攻撃が止まず、会議をする余裕はない。


白兵戦での長命種の対処はきまっている。ひたすら物量でごり押しだ。

長命種のパンチ力のある一撃を放たれる前にひたすら物量で押し、魔力切れや集中切れを狙って攻撃し続けるのだ。ソイツなんてすごい物量だった。

その点モズクワは、物量の少なさを攻撃タイミングでカバーしていた。


俺たちが弱っていなければ、一瞬で突破だった。

乱戦白兵戦はソイツのほうが強いように感じた。

だが、乱戦をすり抜ける俺にとってはソイツは長所を活かせずカモと化していたのだが・・・


周囲が明るいのと足が復活したので敵の攻撃の対処がやりやすい、俺はエリンをカバーしつつ魔力に余裕のあるエリンにカウンターしてもらう、夫婦のコンビプレーだ。

エリンはちゃくちゃくと仕留めていく。

白兵戦の勝利は近い。



遠征67日目 朝 モズクワ王国 ロドロゼ攻略4日目

敵が街へ撤退していく、俺たちの陣地は荷馬車隊を中心として、ドーナツ状に血の池ができていた。

ここで攻めきれなかった敵の士気は下がりに下がっただろう。


臨時会議

「ふぅ、みなごくろう、では帰るか・・・」

女王もお疲れだ。


俺は帰るつもりなんてさらさらない。

「まってください。ここまでやられて帰るなんていやです。俺はあの銛の対処をみつけました。それに敵は街からでてくれば簡単に倒せます。それでも帰るのはもっと回復を待ったほうがいいです。物資もたくさんありますし。今の人数では物資を守り切れずに捨てることになります。どうせ捨てるならここで使いながら回復しましょう」

一気にまくしたてる。


「(みんなおつかれだろ?勢いでおすぜ。俺もくたくただが・・・)」

「そうか、たしかに休みはな。どうする?」

一同うなずく。エリンちゃんは買収済みです。

俺たちは残ることになった。


二日後再度街を攻撃する。俺の野望が近づく。

今はとにかく回復だが・・・


読んでくれてありがとうございます

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