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ソイツシティ攻略3

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遠征61日目 夜 ソイツ王国 ソイツシティ内部 ソイツシティ攻略2日目


俺は家の屋根を進む。

「敵をこれ以上進ませるなー!」「もうだめだ・・・にげろ・・」

「人々を誘導しろ、北だ!」

「ぎゃあああああ」「上だー!!!」


たまに俺に気づくような声が聞こえるが無視し、でかい城のほうへ向かう。

燃える街の中心を通り抜けるついでに、逃げ遅れた子供を投げ飛ばし、燃える角材を入手する。

燃える角材を、まだ火の手がまわってない城のほうの建物の窓から放り込む。

もう叫び声はきこえない。避難したんだろう。


当初、寄り道するつもりだったが、めんどくさいのでやめた。

タッタカ、ピョンピョンと屋根を進む。


ヒュン、ヒュン

槍や斧が飛んでくる。


城に近づくにつれて、敵が増している。

しかし、戦う気なく屋根を進む俺にはあたらない。


当たりそうなやつだけ止める。魔力は城に入るまで温存したい。

余裕こいて、屋根をピョンピョン進んでいるが、残り2割しかないのだ。

厳しいっちゃ厳しいのだ。


「(よし、新技いくぞ!アニメとかによくあるやついくぞ!!)」

城の門が見えて俺は跳躍体勢にはいる、下半身に魔力をあつめ、軽く飛ぶ。

敗戦濃厚のなか健気に門を守る勇者を飛び越え、飛び越えざまに勇者の後頭部を踏み台にし、城へ向け斜め45度で一気に跳躍!


バキッ!ドサッ!


<ゆうしゃはせいなるむくろになった>


俺は門を飛び越え、タッタカ、タッタカ中庭を抜ける。


「(人間ジャンプを成功!入ったはいいが、内部構造がまったくわかんないだよね・・・)」

高速移動を発動したり、発動を止めたりして、緩急をつけて走り、兵士たちを翻弄しすれ違いざまに血の噴水をつくっていく。

場内の壁、床が赤く染まっていく。


「(偉い人はだいたい高いとこかな?それとも地下の秘密通路から逃げたかな?あっ!馬車とか確認してない!もどるか?)」

そんなことを考えながら、城を捜索すると・・・


キンッ!!


「!?」

俺のナイフの一撃が防がれた。


俺はバックステップを取り俺の一撃を防いだ兵士と距離をとる。

「我が名はセバスチャン!ソイツ最強は私だ!バケモノの長命種め!ここで死ね!!」


「(セバスチャンなのに執事じゃないのか・・・だがセバスチャンはやっぱ強キャラだったか・・・)」

俺は心の中でつぶやくと、サイキックを使わずに左手のナイフを投げつける。


ヒュッ!キンッ!


セバスチャンは剣でナイフを弾く

俺はナイフの後ろから距離を詰め、返す刀で切りつけてくるセバスチャンの手首を切り裂き、サイドステップ。

再びセバスチャンを中心にサイドステップしナイフを手放し、セバスチャンを胴体をヤクザキックする。

俺より小柄なセバスチャンは体勢を崩し、俺はすかさず左手で手首をつかみ、空いている手の平でセバスチャンの剣の柄を下からたたき上げる。


カラン・・・


流れるように右肘でセバスチャンの顔を打つ!体を密着させ、背負い投げる。


ゴン! ガチャン・・・ 


セバスチャンの甲冑と床との衝突音がフロアに響く。

俺は右手に魔力を込め、倒れたセバスチャンの顔面に真っ直ぐ右拳を打ち込んだ!


ボキャ・・・ バタン。


衝撃で、セバスチャンの体がはねた。

「(あー殺ちゃったかも・・・魔力で保護したけどグーパンはやっぱ痛いな・・・はぁ・・・)」


念のためセバスチャンのつぶれた顔をはたいてみる。

鼻は陥没しすごい出っ歯になり、眼球が飛び出している。


「(心臓無いから脈とかないんだよな・・・血が流れてるのに不思議なんだよな・・・)」

セバスチャンは全く動かない。


「死んだか・・・」

俺はポツリとつぶやき、セバスチャンの剣で首を落とし、死体をあさる。


「(んー鍵とかないかな・・・おっ!いっぱいあってどれがどれだかわかんねぇ・・)」

俺はゲンナリしながら心の中で愚痴をこぼす。


ナイフを回収し、セバスチャンの首を剣に刺し、ふと思う。

「(タイマンじゃなかったら高速移動でさっさといったのにな。短命種なのに強かったな)」

そんなことを思いながら、探索を再開した。


セバスチャンの首を片手にランニング気味で走る俺と遭遇した兵士は、逃げる者や勇敢にむかう者など様々だった。


俺はメイドか偉そうなやつを探すがみつからない。

「(あきらめてそのへんにやつにするか・・・)」

そんなことを心の中でつぶやき、俺を見て逃げ出した兵士の背中を蹴りつけ、空き部屋に投げ込み俺もはいる。

時間はそんなにかけてられない。


「おい。王はどこだ?俺のいうことを聞けば逃がしてやる」

「ひっ!わかりません。許してください。。。あわわわ。。。」

じわぁ・・・ホカホカ~


「お漏らし野郎、お漏らしした罰で謁見の間もしくは宝物庫または執務室に案内しろ。いけ!」

「ひひゃあ・・・あわわわ・・・・」

俺は兵士を歩かせる。

もう兵士はほとんどいなかった。



遠征62日目 昼 ソイツ王国 ソイツシティ内部 ソイツシティ攻略。


あれからお漏らし君はふっ切れたのか、謁見の間、庶務室、地下牢、後宮入り口、宝物庫などを案内してくれた。


王や高級官僚はいなかった。

宝物庫も空。地下牢には短命種しかおらず(政治犯?)後宮にも侍女?しかいなかった、タイプの子もいた。

一番の収穫は庶務室の書類と鏡。鏡はお土産にする。


お漏らし君は殺さず逃がしてあげた。

侍女も城にある金目のものをもっていくように、盗賊に気を付けるようにいって逃がした。

もうソイツは別にどうでもいい。


街におりて、残党を処理しつつ味方との合流をはかる。

東門付近で俺の子供達の馬車と合流。ちゃんと生きててよかった。

街に入れとか言わなかったが空気読んだみたいだ。

末恐ろしい。まだ低学年くらいなのに。こいつらマジでチートだ。

えっ?教育の賜物だって?て、照れてないんだからねっ。

そんなことを一人思考して、みなとの合流をはたしたのは昼だった。

長い戦いが終わった。疲れた。


読んでくれてありがとうございました


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