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近傍の村にて

アクセスありがとうございます

遠征40日目 夜 ソイツ王国某村の防御柵の前


「すいません、失敗しました。この柵どうしましょ?」

俺はヒソヒソという。


「そうね~、じゃ、押しとおりましょ~」

おばさんが言う。


「だなー、にしてもマサちゃんは不思議な戦い方するよなー」

おっさんがいう。


「(力づくか。まっ、しょうがないよな、攻城戦とかの知識マジで皆無だからな・・・いや・・・今ぴきーんときたぞ!!!<ヴォイス>よありがとう)」

天啓を閃いた俺は味方が馬車からぞろぞろ降り始めた時に俺は彼らを止める。


「あ!すいません、門開けれます!!すぐやります、攻撃はまってください!!」

皆、きょとんとしてうなずく。


「(つーか、このやりとりでバレたかもな、俺、声でかいゾ てへぺろ)」

そんなイタイことを心の中でつぶやきながら俺は門の元へ。


「(では、いきますかー!)」

俺は後ろの馬車に急いでいき、荷台のる仲間に突撃準備をするよう言う。


そして子供たちを後ろの馬車に集め、門が開いたら村には入らずに落ち着くまで逃げるようにいう。

仲間達には俺が門を破壊したらすぐに突入するようにいう。

ここまで最初に門前に到着してから約45分たっていた。

もちろんマサはそんなこと知らない。



マサは門の左側のヒンジのついた柵の根元の土を泥に変えていく、丸太一本分の土なんてたいしたことない。

所詮、観音開きである。

固定箇所を倒してしまえばいいことに気づいたのだ。


その後、丸太に足をかけ、逆足に魔力を瞬発的に集中。

一気に丸太を押し出す。


左側の門が歪む、すぐに高速移動で右側のヒンジ前にサイドステップし同様の作業をする。

右側の門が歪む。


そして俺は、門の目の前にズラリと並ぶ仲間に目もくれず、空になった1台目の馬車の荷台を浮かせ、魔力をかなり消費しながら一気に歪む門のド真ん中にぶつける!


ガッシャーン!! ブチブチ・・・ ミシミシ ガラガラ・・・


門をぶち壊したというよりもむしろ村内に押し倒した。



「開いたぞー!いやっほー!!」

「あはははは~」

「ヒャッハー!!」

門が開くと、ものすごい勢いで仲間たちが突入していった。


「(ふぃー・・・俺の仕事は終了だ。火事場泥棒といきますかー)」

俺はホッと一安心し、子供達を回収し、阿鼻叫喚のする村へと入っていくのだった。



俺は村に入るとすぐに目についた家に殴りこみをかける。

中には女と子供と老人がいた。

俺はわめくそいつらを、家の外に放り出し、自分の子供たちを家に。


「いいか!仲間が来るまで絶対に短命種を入れるな!お前たちはここからでるなよ!ただし、家に火が付いたりしたらすぐに村の外に出るんだ!いいな? ジン!リカ!頼んだぞ!!」

そういって、俺は5人の頭をくしゃくしゃ撫でて、地獄絵図となっている外へと出ていく。

俺が家からでるとすぐに、女王達の後続組がつっこんできたところだった。



「あーっはっはっはっは!!!」

女王は高笑いしながら、俺が投げ捨てた短命種達を肉片に変えていた。

この村は敵が詰めていたようで、村の規模に対して明らかに人が多かった。

特に兵士が多い。


俺は、戦う味方と敵を無視し、村長?がいそうな比較的大きな家を探す。

「(あった、やっぱ、事務仕事とかいろいろあるから家が大きくなるのかな。まぁ、見つけやすくて助かるな)」

そんなことを心の中でつぶやき、窓から侵入し高速移動でサクサクと兵士を倒す。


そして<私が偉い人です!>な軍人らしいやつと、<私が村長です!>っぽい奴らとの首にナイフの柄を打ち込み、意識を刈った。


「(なんで護衛の兵士以外は兜しないんだろうな・・・まぁ首絞めるより楽だからいいけど。

村長宅にいた兜付き兵士はすべて首から血の噴水を出し倒れ、兜無し、民間人は柄を打ち込み卒倒させる。


「(書類関係はあとだな。あとは物資か)」

夜間の戦いのせいか、ところどころで火がつきはじめていた。


俺は向かってくる敵や、地獄から逃げる敵を仕留めたり、捕獲したりして、時には敵を燃える火に投げ込み建物の消火活動をする。手遅れな家は延焼しないように一気に潰す。


「(家潰すと地味に疲れるな・・・)」

そうこうしているうちに夜が明けた。



遠征41日目 朝 ソイツ王国 某村


俺は意識を刈り取った敵を味方に殺されないように情報を確保する。

「(今回も本が欲しいけど無理だなー。はぁ・・・でも燃やすのはもったいないしなー・・・どっかに隠せないかなー・・・)」

前回のタールアッパーではその後に帰還だったので、本を確保し自宅に運んでいたりするのだった。



俺たちは久しぶりの家なので、2,3日この村で回復することになった。

兵士が詰めていたため物資も大量にあったことも大きい。

もちろん具申したのは俺だ。


短命種のボロ家は俺たちには小さかったので2人で1軒の感覚で休む。

俺は子供と俺で4軒。子供たちが俺と一緒にいたがるのが可愛かった。


結構きびしくしてるつもりでも、ちびっこ達がなついてくるのはうれしかった。

こんな癒しがありつつも、俺は子供達には見せれないシゴトを昼間からする。



確保した1軒には今回確保した短命種の大人5名を含めた7名、短命種の子供が4名をぶち込んであった。

ぎゅうぎゅうである。

俺は仮眠と見張りを挟みながら、新人どもと面接しないといけないのだ。


面接内容は、地下室などの有無だ。

もちろん書物の保管のためと説明する。

だが、こんな村には地下室は存在しないのか、新人が乗り気でないのかこの日のうちに見つけることはできなかった。

この日、俺の魔法の練習のアシスタントが交代することになる。

つまり捕虜が一人減った。



遠征42日目 朝 ソイツ王国 某村


仲間は見張りにつく以外は基本的に休んでいる。

見張りの時に敵と思われる集団が遠くに確認されたが、見張りの数を増やすだけで終わった。


なぜなら、残党が俺たちの残した物資を漁りにきたのだろうか、その規模が小さかったからだ。

俺たちからしたら慌てる規模ではなかった。


仲間は英気を養いつつあるが、俺はまったく養えてない。

昨日もあくびを噛みしめながら「何も知らない、本当だ、子供は助けてくれ(要約するとこんな感じ)」を連呼する捕虜達と一方通行の言葉のキャッチボールをしているからだ。

加えて、ハイブリット作成用個体の反応が薄くいまいち気分がノラないのも大きい。

天井のシミでも数えているのだろう。



遠征42日目 夜 ソイツ王国 某村


捕虜達との楽しいおしゃべりの結果、彼らの身分が大まかにわかった。

結構めんどうだったが、コンビニマサの店長のごときベテラン捕虜のモラート中佐のおかげでわりとすんなり話してくれた。


新しい敵軍の幹部がバイトに入ってきたので、モラート君はご褒美として、エリアマネージャーとして安らかに俺の上司<ヴォイス>の元へ送るつもりだ。

昇格ならぬ昇天だ。ぷぷ

そんなことを考えてしまうのはこれから胸糞なイベントを行わないといけないからだ。


新人捕虜どもが俺の欲しい情報の吐き量が足りないので、村長の子供を一人眠らせないといけないからだ。

非常に鬱だった。昼間に短命種の子供たちを別の小屋に移した。


泣き疲れて眠る短命種の子供達の最年長をそっと外へつれだし、苦しまないように楽にしてやる。

その後、子供の骸を彼らの親の小屋にもどしてやってこの日は終わった。

子供を殺すしたのでどっと疲れた。



読んでくれてありがとうございます

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