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タールアッパーの攻防2

アクセスありがとうございます


遠征37日目 夜 タールアッパー攻略1日目


俺は外壁を登っている、残り6m、急いで登らないと串刺しになる。

ここで失敗したら何のために自分の股間を傷つけたのかわからなくなる。

しかも背後にもなにか異変がある。

なんだ回りこまれたのか。


俺は振り返る余裕もなく、外壁の穴に一気に手をかけ、魔力を集中し登る。

「(あと半分。あと半分。あと半分!!)」

登る。


「(あと少し、あと少し、あと少し。あああああ、空気があああ)」

大気が穴に吸い込まれる


「ち〇こおおおおおおおおお」

俺は一気に雄たけびをあげて外壁を登りきる!!


シュアアアン!!! 


「あああああ」

俺は叫びながら飛び出し、外壁の陰にしゃがみ、これでもかと目を見開いて俺のほうを見ていた兵士の頭に飛びつき足で締め付ける。

そのまますぐに腰をひねって兵士の首をへし折る。


俺の足の裏からは血がサァァァと飛び出していた。

だが、自分の股間が串刺しになりそうになっていた俺は自分を守るために、外壁に隠れている敵をやたらめったら外壁の内側に落としていく。


あるものは兜ごと頭を捕まれ投げられ、あるものはメイルの襟?を捕まれ投げなれ・・・


「あああああああ」

俺は叫びながら外壁をかけ、次の獲物の胴体を真っ二つにする勢いでメイルの上から蹴りつけた!!

蹴られた兵士は叫び声をあげながら落ちていく。


「いってえええええぇぇぇぇ ハッ!」

暴走気味でわけもわからず暴れていた俺は鉄を思いっきり素足で蹴りつけたことによる脚の痛みで理性を取り戻す。


すでに門の左側から登った俺は門の真上を越えて門の右側まできていた。


「(やばばばばば、トリップしてた。任務を続行しないと。あしがいたい。。。)」

代償は払うことになったがここが正念場と気合をいれる。


「(魔力を足に回して少しでも治療を。門を)」

俺は20mほどの外壁の上から飛び降りる。


俺の肉体に!魂に!多くの上官の罵声と反省というなの調教により刻み込まれた五転回着地をきめる。

すぐさま高速移動を発揮し門の前にいくが、かんぬきのようなものが存在しない!!


「(えっ!!!どゆこと?!オートロック?!チート?!)」

自分でもわけわからないことを心の中でつぶやく。


周りは敵だらけだ。

とにかくどうしていいかわからないので、見える建物に火をつけて混乱を誘発させることにした。

もう困ったら放火魔にジョブチェンジである。


俺は高速移動で走り、すれ違いざまに兵士の顔面をぶん殴りたいまつの元へ。


街の構造は外壁があり、外壁から50mほど離れて建物があった。

おそらく商店などだろう。軒先がある。

また門のすぐ近くには詰め所があった、俺はそこからたいまつをパクった。


外壁にはたいまつが大量にともしてあるが、また20mも登っていたら外壁内と外壁の上にいる兵士に串刺しにされる。


俺はとにかく目についた正面のドアにタックルし侵入する。


普通に短命種の家族がいた。

夫婦と子供が7人くらい??とにかくいっぱいいた。


俺は無我夢中で家の中に火を放ち急いで子供を外へ放り出す。

大人は放置だ。自力で逃げろ。

そんな調子で家にどんどん押し入り、火がある家からどんどん放火していった。

どのうちにも子供がたくさんおり、燃やす家からはそのつど子供を俺が入ってきた入り口から投げ捨てる。


「(おれはなになってんだ・・・体力の無駄だろ・・・)」

そんなことを内心で嘆いても、体がかってに子供を投げる。


通りは泣き叫ぶ子供と慌てて飛び出す彼らの親、延焼しはじめる家、燃え始めたばかりの家、消火をしようとする兵士や人、俺を追う兵士、人々を誘導しようとする兵士。

一言で言えばパニックだった。


俺はちらりと後ろを振り返ったときにその様子を見た。

「(たのしくなってきた)」


落ち着きさを取り戻した俺は高速移動を解除し、放火と中途半端な救助?を再開しつつ迂回気味に門へ向かう。

しかし、落ち着きさを取り戻した代償として急激に疲労感と魔力不足を感じていた。


門前の通りから始まった火災はどんどん広がる。

兵士たちは完全に俺を見失っていた。

パニックで混乱する街、俺は門の近くの燃える建物なかから門の様子をみる。

俺は熱耐性チートだった外道魔法バンザイ。


「(そうだよ、外壁にあんな装置があるんだから、門も機械仕掛けにちがいない。どこだどこだどこだ)」


冷静になったことに加えて門から少し離れて観察したことで見つけたことがある。

門の左右には通行を確認するためなのか建物がある。その延長線上の外壁の上にも簡易な小屋みたいなのがある。


「(どーみてもあそこにスイッチあるだろ。うん)」

俺は確信を胸に、炎の中から飛び出しし門に向かってランニングペースで走り出す。

門では、混乱が落ちついて、わちゃわちゃしていた。


俺は兵士の兜をしっかりつかみ顔面に膝蹴りする。

兵士から武器を奪い、どんどん兵士を切っていく。

そうするうちに両手にはいつものようにナイフをもち、門の左右の建物にきた。

まずは俺から見て右側。外でギャンギャンやってる味方からすると左の建物だ。

ここで異変に気付く


「(門のむこうでギャンギャンきこえない!?なにかあったのか!?)」

いやな感じを感じつつも俺の背後でおこるパニックを活かすべく、建物に入る。


この建物は俺がたいまつをパクっていない建物だった。明るい。

なぜ最初に気づかなかったのか、普通に外壁に続く階段があった。

迷わず上る。


外壁に上がると小屋の中だった。

スイッチなんてハイテクなものはなく巻き上げしきだった。

そして左右を見渡すと外壁の上の兵士は外に向かって攻撃していた。


「(なんだと・・・)」

俺は小屋の除き窓から外を見る。

味方が挟撃されていた。


「(いそげ!!)」

俺は小屋の巻き上げきを引き引き上げきると歯車に槍を噛ませる!


ガキンッ!ガッ!ガッ!


「(もう片方も!!いそげいそげいそげ!!!)」


門内の火災によるパニックと門外の味方の攻撃のために外壁の敵は俺に気づいてない。


「(ツイてるツイてる!!思えば今日はツキまくってる!!!いける!!)」

俺は自信を胸に右側の巻き上げ機を巻き上げ始める。

しかし・・・


「(くぉ。。重っ重てええぇぇぇぇ)」

本来は同時に巻き上げるものを片方だけ巻き上げたことにより残ったほうには負荷がかかっていた。


俺はここで死ぬ覚悟を決めた

「(死んだらそこまでよー!今日の俺はツイているんだ!!)」

気絶覚悟で魔力を足腰に集中しいっきに外道魔法をつかう。

心臓と脳を肺の魔力タンクから魔力をどんどんだし、脳と心臓の魔力ポンプからガンガン魔力を体中に循環するイメージ。


「ふんっ!!!があぎゃああああああああああああああ」

これで一気に敵に気づかれたんじゃないかという勢いで雄たけびなのか叫びなのかの声を上げて巻き上げ機を背に鎖を引く。

ギャリ・・・・じゃりじゃりじゃり・・・ ゴゴゴゴゴゴッ・・・・


読んでくれてありがとうございます

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